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著者 | 樋口陽一 |
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出版社名 | 講談社 フォローする |
レーベル | 創文社オンデマンド叢書 |
販売日 | 2024年05月17日 |
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シリーズ名 | 現代民主主義の憲法思想 フランス憲法および憲法学を素材として |
年齢指定 |
全年齢
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作品形式 | |
ファイル形式 |
コミックビューア(ブラウザ専用)
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ページ数 | 292 |
ジャンル |
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作品内容
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【内容紹介・目次・著者略歴】
フランスの歴史と事例を元に、憲法が現代の民主主義において、どのような役割を果たしているかを丹念に探究し、その変遷を辿る労作。
【目次】
はしがき
第一章 戦後フランス憲法思想における転換
はじめに
1 フランス近代憲法思想の主流的見解――議会中心主義
2 議会中心主義からの転換(その一)――行政権の優位への転換、および、主権者=国民の優位への転換
3 議会中心主義からの転換(その二)――遠憲審査制の強化の方向、および、憲法の優位の観念の登場
4 議会中心主義からの二方向への転換――その共存と矛盾
第二章 フランス立憲主義の伝統的思考における「憲法」の観念と人権
1 問題の所在――第三共和制における「憲法」と人権
2 一七八九年宣言の憲法に対する優越性
3 一七八九年宣言の憲法優越性の性質
第三章 第五共和制フランスにおける違憲審査制の最近の展開――憲法院判決における「憲法」観念の拡大傾向――
はじめに
1 一九五八年憲法前文、および、「共和国の諸法律によって承認された基本的諸原理」の憲法規範性――一九七一年七月一六日判決
2 一七八九年人権宣言の憲法規範性――一九七三年一二月二七日判決
3 一九四六年憲法前文の憲法規範性――一九七五年一月一五日判決
4 一九七四年の制度改革による申立権者の範囲の拡大
5 フランスにおける違憲審査制論議の特徴
第四章 「憲法慣習」の観念
はじめに
1 最近フランスにおける憲法慣習論
2 実効的憲法の変遷と憲法法源の変遷
3 ケルゼンと憲法変遷論
第五章 フランスにおける「憲法」のありかたとdirigismeの観念――フランス現代憲法学の検討のための予備的一考察――
1 前提――フランス立憲主義の伝統における「憲法」の観念
2 ≪dirigisme≫の観念
3 ≪dirigisme≫の観念と「憲法」
第六章 「議会までの民主主義」と「行政権までの民主主義」――フランス憲法史における点検――
はじめに
1 「議会までの民主主義」
2 「行政権までの民主主義」
おわりに
第七章 「共同政府綱領」と議会制民主主義
はじめに
1 網領の憲法論的意義
2 一九七三年総選挙以後の展開
第八章 ルネ・カピタン先生の違法論
はじめに
1 法の効力論における直接民主主義の観念
2 統治機構論における直接民主主義の観念
3 経済・社会機構論における直接民主主義の観念
おわりに
樋口 陽一
1934年生まれ。法学者(憲法学・比較憲法学)。東北大学名誉教授、東京大学名誉教授。、東北大学法学部法学科卒業、同大学院博士修了。法学博士。、パリ大学名誉博士。
著書に、『近代立憲主義と現代国家』『議会制の構造と動態』『比較憲法』『現代民主主義の憲法思想』『司法の積極性と消極性』『比較のなかの日本国憲法』『権力・個人・憲法学 フランス憲法研究』『憲法概論』『自由と国家』『ほんとうの自由社会とは 憲法にてらして』『もういちど憲法を読む』『憲法』『憲法入門』『近代国民国家の憲法構造』『近代憲法学にとっての論理と価値』『「普通の国」を超える憲法と「普通の国」すら断念する改憲論』『転換期の憲法?』『人権(一語の辞典)』『憲法と国家』『先人たちの「憲法」観』『個人と国家』『憲法 近代知の復権へ』『国法学 人権原論』『日本国憲法 まっとうに議論するために』『「共和国」フランスと私』『憲法という作為』『いま、「憲法改正」をどう考えるか』『加藤周一と丸山眞男』など、
訳書に、M・デュヴェルジェ『社会科学の諸方法』カール・シュミット『現代議会主義の精神史的状況 他一篇』などがある。
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