作品内容
【物語の概要】
「大きさも、重さも、色も形も、手ざわりや、かたさも、ひとつとして同じものはない、まるで個性のかたまりみたいな、鉱物と宝石。たとえば、形。長い時間をかけて、ゆっくりゆっくり成長していきながら、鉱物はさまざまな形に結晶していくという。そう、鉱物は成長するのだ!知らなかった。」本文より。
小六の夢美が「鉱物博物館」へ行くと、そこはまるで建物全体が宝石箱のように、キラキラも謎もいっぱいだった。
そしてアメリカから来たトルコ石のような青い目をした同じ年の自称”石博士”と出会う。
宝石・鉱物の組成や使われ方、性質の違いを知り、小学理科で習う「土地の成り立ち」についてや中学で学ぶ「元素」についてなど、物語とコラムを通じて科学の基礎を面白く学べます。
●シリーズ「おはなしサイエンス」の刊行趣旨
科学的な知識をもとに、論理的に考え、適切な答えを導く──。
それは、新しい時代を生きるために必要な力です。
その力を身につけるには、理科に親しみ、興味を持つことがいちばん。
理科の学習は、これまで以上に重要になってきています。
「おはなしサイエンス」は、
理科=科学の、おどろきや感動を、物語をとおして伝え、
「科学する心」を育むシリーズです!
●現代を代表する一流の児童文学作家の書き下ろし。
●物語を味わいながら、科学への関心を深めます。
●物語の背景を、豊富なグラフや図表で説明。
●上質なイラストもたっぷり。楽しみながら科学を理解できます。
●巻末の「おはなしサイエンスひとくちメモ」で、各巻のテーマと小~中学校で学ぶ理科の内容との関連を解説します。
●シリーズ「おはなしサイエンス」のラインナップ※刊行予定も含みます
『遺伝子工学 光るマウスが未来を変える』 森川成美・作 石井聖岳・絵
『美容の科学 神永くんは知っている』 神戸遥真・作 藤本たみこ・絵
『未来のたべもの 未来の給食、なに食べる?』楠木誠一郎・作 下平けーすけ・絵
『AI(人工知能)ロボットは泣くのか?』佐藤まどか・作 酒井以・絵
『未来の医学 これからも、リッキーといっしょ』片川優子・作 大管雅晴・絵
『バイオミメティクス(生物模倣技術)マンボウ、空を飛ぶ』吉野万理子・作 黒須高嶺・絵
『鉱物・宝石の科学 七つの石の物語』小手鞠るい・作 サトウユカ・絵
『宇宙の未来 パパが宇宙へ行くなんて!』松素めぐり・作 木村いこ・絵
『恐竜 恐竜の町で見つけたこと』松原秀行・作 梶山直美・絵
『危険生物 ひょうたん池の怪魚?』赤羽じゅんこ・作 ウラケン・ボルボックス・絵