国商 最後のフィクサー葛西敬之

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国商 最後のフィクサー葛西敬之 [講談社]
著者 森功
出版社名 講談社 フォローする
販売日 2024年05月17日
シリーズ名 国商 最後のフィクサー葛西敬之
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作品形式
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作品内容

日本の政界、財界、霞が関、マスメディア、鉄道業界すべてを騒然とさせる、今年最後にして最大の話題作!
国鉄分割民営化で革マルと手を組み、右派・日本会議の黒幕として安倍晋三を裏で操ったJR東海「総帥」の実像。
日本最大級の広告主ゆえに、これまでテレビ新聞はもちろん、文春砲を含む週刊誌ですら取り上げることができなかった「タブー」の扉がいま開く。

◆本文より
ときに葛西は安倍から内閣の主要閣僚や官僚人事の相談を受け、アドバイスしてきた。
葛西の悲願だった超電導リニアの実現は、安倍政権の経済政策アベノミクスにおける成長戦略の目玉と位置付けられた。
そして葛西と政権との蜜月は、安倍のあとを引き継いで首相に就いた菅義偉にも受け継がれる。
この10年のあいだ、葛西と安倍の二人は日本の中心にいて、国政を動かしてきた。

◆目次(抜粋)
序章 国策づくり
官僚と通じ合い政策を動かす/靖国神社総代と日本会議中央委員という役割
第一章 鉄道人生の原点
「マル生闘争」の末の経営危機/国鉄改革の狙いは国労潰し
第二章 国鉄改革三人組それぞれの闘い
長男・井手への対抗心/瀬島龍三の影/マスコミリークという奇策
第三章 「革マル」松崎明との蜜月時代
井手は信用していなかった/改革三人組の相克/流出した「JR東日本幹部発言メモ」
第四章 動労切り
鉄パイプ全身殴打事件/「葛西、君と闘う」/ばら撒かれた「不倫写真」/頼った警察・検察とのパイプ
第五章 ドル箱「東海道新幹線」の飛躍
新幹線保有機構を解体した「火砕流」/品川駅開業の舞台裏/名古屋の葛西では満足できない
第六章 安倍政権に送り込んだ「官邸官僚」たち
岸田官邸の「葛西人事」/池の平温泉スキー場の「秘密謀議」
第七章 首相官邸と通じたメディア支配
安倍総理実現を目指した「四季の会」/NHKの「国営化」を目論んだ菅義偉
第八章 美しい国づくりを目指した国家観
杉田官房副長官誕生の裏事情/覆された「板野退任」の人事案/経営委員会で何が起きたのか
第九章 リニア新幹線実現への執念
政治問題化したリニア建設計画/安倍政権時代に決まった「3兆円財政投融資」
第十章 「最後の夢」リニア計画に垂れ込める暗雲
JR東海の高飛車な態度に地元住民が激怒/リニアが国民にもたらすメリットは何か?
第十一章 覚悟の死
リニア計画の「コペ転」/「リニア研究会」という名の利権
終章 国益とビジネスの結合
安倍晋三への遺言/大間違いだった分割民営化/日本を動かしてきた二人の死

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