ときは、ながれない 「時間」の分析哲学

  • ときは、ながれない 「時間」の分析哲学 [講談社]
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ときは、ながれない 「時間」の分析哲学 [講談社]
販売日 2024年05月17日
シリーズ名 ときは、ながれない 「時間」の分析哲学
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作品内容

時間は流れるものではない?
「わかったつもり」をひっくり返す! 哲学の大家による、脳を揺さぶる論理的思考のレッスン。

私たちが常日頃から経験し、わかったつもりになっている「ときのながれ」なるものは、実はどこにも存在しない! 「ゆるい関係説」「カテゴリーミステイク」「現在主義」など、キーフレーズを通して当たり前の認識を検証し、「カントの散歩」「棚から無理数」「みずみずしくない水」など、不思議で魅力的なメタファーを自在に操りながら、「時間」という限りなく身近でどこまでも深遠な概念について、読者が自分の頭で考えることをやさしく促す。哲学の大家が自らの実践を通して示す、知的刺激に満ち、あらゆる応用可能性にひらかれた、究極の論理的思考マニュアル!

[目次]
はじめに
第1章 そもそも時間とは?
 第1節 目に見えない時間は信じない?
 第2節 ポーランド国旗:うごきがない変化
 第3節 説明とカミソリ:なにも起きなければ時間はない?
 第4節 なにものでもない:時空の片方
 第5節 欅家と欅家の人びと
 第6節 欅家は欅家の人びとの集合ではない
 第7節 前後あとさき:時間はいれもの?
 第8節 欅家の桃子:ゆるい関係説
 第9節 カントの散歩:時計とは?
 第10節 時間をはかる:なにをはかる?
第2章 時間はもの?
 第1節 フルーツゼリー:空間の「メタ容器」説
 第2節 ナプキン:時間は境界
第3章 インテルメッツォ:ジョン・マクタガート・エリス・マクタガートの介入
第4章 ときはながれる?
 第1節 両国橋から見おろす:「ながれる」の意味
 第2節 棚から無理数:「ときはながれる」はナンセンス
 第3節 みずみずしいスイカ:みずみずしくない水
第5章 いまあるのみ?
 第1節 オプティミスト従姉:未来はある?
 第2節 過去はあった:過去はない
 第3節 秒針のうごき:伸び縮むいま
 第4節 まざる? とけこむ?:過去の記憶
 第5節 ときのループ:普遍時制
 第6節 リアリティー:未来、過去、現在すべてあり
おわりに

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