目安箱の研究

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目安箱の研究 [講談社]
販売日 2024年05月17日
シリーズ名 目安箱の研究
年齢指定
全年齢
作品形式
ファイル形式
コミックビューア(ブラウザ専用)
ページ数 422
ジャンル

作品内容

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【内容紹介・目次・著者略歴】
江戸時代・明治初期、政治の困難・危機に際し、為政者はその克服のため強い指導力を発揮して改革を断行した。その際広く民意を聴き、改革政治の参考に資せんとしてしばしば利用されたのが目安箱である。「請願」・「行政改革」・「内部告発」諸制度の前史をなし、官僚統制による統治に大きな役割を果たした目安箱の実態を解明し、その歴史的意義を浮き彫りにした画期的業績。

【目次より】
第一章 江戸時代の目安 「訴えの保障」とその意義
第一節 序
第二節 目安箱の設置状況
第一項 幕府 第二項 藩 第三項 小括
第三節 目安箱に投書して訴えることが認められた事項
第一項 政治に対する提言・意見 第二項 役人の違法・不当な行為・措置についての訴え 第三項 犯罪の申告 第四項 人物についての情報提供 第五項 小括
第四節 目安箱による「訴えの保障」の仕方
第一項 投書して訴えることを認められた者 第二項 投書する場所 第三項 投書可能日、訴状点検日 第四項 記名 第五項 投書して訴えることが認められなかった事項 第六項 小括
第五節 目安箱に投書された訴えの処理
第一項 幕府 第二項 藩 第三項 小括
第六項 目安箱による「訴えの保障」の実態
第一項 広範な人々による投書 第二項 かんばしくない投書状況 第三項 訴えが受けいれられた投書 第四項 訴えの効果 第五項 小括
第七節 目安箱による「訴えの保障」の意図
第一項 目安箱による「訴えの保障」の背景 第二項 困難・危機打開、新政展開と目安箱による「訴えの保障」の意図 第三項 小括 帰服と包摂による挙国一致
第八節 結び
第二章 田原藩の目安箱制度 紛争処理手続の考察
第一節 序
第二節 田原藩の目安箱
第一項 目安箱の設闘、投書を認められた事項 第二項 目安箱の運営 第三項 目安箱設置の背景 第四項 目安箱の廃止と復活
第三節 箱訴の処理手続
第一項 序 第二項 元文四年加治村百姓の箱訴 第三項 天明七年下野田村百姓の箱訴
第四節 結びにかえて
第三章 明治初期の目安箱 京都を中心にして
第一節 序
第二節 目安箱の設置
第三節 目安箱の役割
第一項 序 第二項 建言上書の奨励 第三項 告訴・告発の受理 第四項 役人の統制 第五項 人民救済 第六項 情報の収集
第四節 目安箱の実態
第一項 投書数 第二項 投書の内容 第三項 投書人 第四項 投書の処理 第五項 投書の実効性 第六項 小括
第五節 目安箱の廃止
第一項 目安箱廃止の経緯 第二項 目安箱廃止の理由
第六節 結び
第四章 結語
あとがき
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大平 祐一
1946年生。法政史学者。東北大学法学部卒。同助手、立命館大学法学部助教授、同教授を経て、立命館大学法学部特別任用教授。専攻、日本法制史。
著書に、『「日本型社会」論の射程』(共著)『目安箱の研究』『近世日本の訴訟と法』『近世の非合法的訴訟』などがある。

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