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著者 | 金子晴勇 |
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出版社名 | 講談社 フォローする |
レーベル | 創文社オンデマンド叢書 |
販売日 | 2024年05月17日 |
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シリーズ名 | 近代自由思想の源流 16世紀自由意志学説の研究 |
年齢指定 |
全年齢
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作品形式 | |
ファイル形式 |
コミックビューア(ブラウザ専用)
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ページ数 | 484 |
ジャンル |
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作品内容
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【内容紹介・目次・著者略歴】
アウグスティヌス以来の自由意志論の発展を原典により跡づけ、近代的自由の原型を見事に解明した画期作。
【目次より】
序章 近代的自由の理念
1 中世末期と近代初期との連続性と非連続性 2 近代的人間の特質 3 自由の消極性と積極性 4 近代自由論の問題点
第一章 中世自由意志学説の発展
1 アウグスティヌス 2 ボエティウス 3 アンセルムス 4 ベルナール、ロンバルドゥス、ボナヴェントゥラ
5 トマス・アクィナス6 ドゥンス・スコトゥス 7 エックハルトとタウラー
第二章 オッカム主義の自由意志学説
1 オッカムの自由論 2 ガプリエル・ビールの自由意志学説
第三章 ルターとオッカム主義の伝統
1 オッカム主義の影響 2 オッカム主義の契約神学の受容と超克 3 自由の消極性と積極性
第四章 ルターのスコラ神学批判の視点
1 アウグスティヌス『霊と文字』の受容過程 2 新しい神学とスコラ神学批判
第五章 イタリア・ヒューマニズムの自由意志論
1 ペトラルカとルネサンスヒューマニズム 2 ヴァッラ 3 フィチーノ 4 ビコ・デラ・ミランドーラ 5 ルフェーヴルとコレット
第六章 初期エラスムスの思想形成
1 ヒューマニズムの神学 2 『ニンキリディオン』の人間学 3 情念論および神学的方法論 4 意志の無記性と自由
5 philosophia Christiの確立 6 哲学的神学の根本命題 7 キリスト論の特質
第七章 エラスムスの自由意志学説
1 『ロマ書注解』から『評論・自由意志』へ 2 自由意志の定義 3 人間の創造と堕罪 4 自由意志を排除しない必然性
5 契約神学の問題 6 恩恵と自由意志の共働説 7 キリスト教ヒューマニズムの特質
第八章 ルターと神学的決定論
1 神学的決定論についての疑義 2 隠れたる神と絶対的必然性 3 神の全能と自由意志との矛盾的対立
4 恩恵を受容する能力としての自由意志 5 不変の必然性と強制的必然性 6 人問学的比較考察
第九章 エラスムスによる再批判
1 『ヒペラスピステス』第一巻 2 自由意志の定義に対する弁護 3 モアヘの手紙 4 『ヒペラスピステス』第二巻 5 恩恵の受容力としての自由意志
第十章 近代自由意志学説の発展
1 ツヴィングリ 2 メランヒトン 3 カルヴァン 4 トリエントの公会議 5 パスカルとデカルト 6 ライプニッツ 7 カントと近代的自由思想の完成
あとがき
索引(人名・事項)
資料と参考文献
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金子 晴勇
1932年生まれ。倫理学者。聖学院大学客員教授。京都大学文学部卒。同大学院博士課程中退。文学博士。専攻は、キリスト教思想史専攻。
著書に、『ルターの人間学』(学士院賞)『対話的思考』『宗教改革の精神 ルターとエラスムスとの対決』『アウグスティヌスの人間学』『恥と良心』『ルターとその時代』『対話の構造』『近代自由思想の源流』『キリスト教倫理入門』『倫理学講義』『愛の秩序』『聖なるものの現象学 宗教現象学入門』『マックス・シェーラーの人間学』『ヨーロッパの思想文化』『人間学から見た霊性』『宗教改革者たちの信仰』『霊性の証言 ヨーロッパのプネウマ物語』『ヨーロッパ思想史 理性と信仰のダイナミズム』など、
訳書に、C.F.v.ヴァイツゼカー『科学の射程』(共訳マルティン・ルター『生と死について 詩篇90篇講解』C.N. コックレン『キリスト教と古典文化 アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』エラスムス『対話集』など多数。