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著者 | 土井健司 |
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出版社名 | 講談社 フォローする |
レーベル | 創文社オンデマンド叢書 |
販売日 | 2024年05月17日 |
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シリーズ名 | 救貧看護とフィランスロピア(関西学院大学研究叢書) 古代キリスト教におけるフィランスロピア論の生成 |
年齢指定 |
全年齢
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作品形式 | |
ファイル形式 |
コミックビューア(ブラウザ専用)
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ページ数 | 358 |
ジャンル |
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作品内容
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【内容紹介・目次・著者略歴】
人間とは何か。キリスト教の発展とともに人間観に大きな変化が生じた。本書は、フィランスロピア(人間愛)という概念が二世紀以降どのように展開したのかを跡付け、ギリシア・ローマ世界に対して、受肉論をもとにレプラの病貧者を含む「貧者」を人間とする思想と実践がカッパドキア教父において展開したことを論じる労作。
【目次より】
まえがき
序論 問題としてのフィランスロピア 古代ギリシア・ローマ、古代ユダヤ思想、初期キリスト教
第一部 カッパドキア教父以前のフィランスロピア論の生成
第一章 使徒教父と弁証家におけるフィランスロビアの用法と救貧思想
第二章 アレクサンドリアのクレメンスにおけるフィランスロビア論の形成
第三章 疫病とフィランスロピア トゥキュディデス、ディオニュシオス、エウセビオス 第二部 カッパドキア教父における救貧とフィランスロピア
第四章 どうすれば貧者の苦しみがあなたには見えるのか 飢饉とカイサレアのバシレイオス
第五章 カイサレアのバシレイオスと「バシレイアス」 古代キリスト教における病院施設の一考察
第六章 ナジアンゾスのグレゴリオスとレプラの病伝貧者 第一四講話における救貧思想
第七章 フィランスロピアと終末論 ニュッサのグレゴリオスにおける救貧の思想
第八章 ニュッサのグレゴリオスにおける救貧と否定神学
第九章 なぜ神は人間になったのか 受肉論・フィランスロビア・救貧
結論
補遺一 新約外典文書におけるフィランスロピアの用例
補遺二 「キュプリアヌスの疫病」考
補遺三 ニュッサのグレゴリオスにおける「レプラ」の用法と意味
付録 バシレイオス説教「飢饉と旱魃の時期に」
あとがき
エウセビオス『教会史』におけるをフィランスロピア注合ならびに関連語の用例一覧
文献表
文献略号表
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土井 健司
1962年生まれ。神学者。関西学院大学教授。
関西学院大学神学部卒業。同大学院神学研究科修士課程聖書神学専攻修了、京都大学大学院文学研究科博士後期課程(キリスト教学)中退。文学博士。
著書に『神認識とエペクタシス』『「わたし」は如何にして「わたし」であるのか』『キリスト教を問いなおす』『古代キリスト教探訪』『愛と意志と生成の神」』『司教と貧者』『キリスト教は戦争好きか』『救貧看護とフィランスロピア』『現代を生きるキリスト教 』(共著) 『宗教と生命倫理』(共編)など、
訳書に、R.A.マーカス『アウグスティヌス神学における歴史と社会』(共訳)C.マルクシース『天を仰ぎ、地を歩む』 C.マルクシース『グノーシス』などがある。