スピノザ哲学論攷 自然の生命的統一について

  • スピノザ哲学論攷 自然の生命的統一について [講談社]
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スピノザ哲学論攷 自然の生命的統一について [講談社]
販売日 2024年05月17日
シリーズ名 スピノザ哲学論攷 自然の生命的統一について
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全年齢
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コミックビューア(ブラウザ専用)
ページ数 442
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作品内容

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【内容紹介・目次・著者略歴】
精緻なモザイク模様にも似た「自然論 神論 倫理学」観の根柢の「自然の生命的統一」からス17世紀最大の哲学者を繙く。

【目次より】
まえがき
1 自然とその認識
第一章 神即ち自然
第一節 能産的自然と所産的自然 第二節 カバラとの関連性の解釈 第三節 「比の保存」思想と無限数属性の問題 第四節 現実性の構造の源泉、自然の生命的統一
第二章 形而上学的原理としての無限概念
第一節 《無限なるもの》の様態化 第二節 無限様態の果たす役割 第三節 無限性と完全性の概念にみるデカルトとの相違
第三章 延長的自然の構成原理
第一節 自然学的原理 第二節 延長的自然における神の構成的本性の顕現 第三節 物体の本性 第四節 運動量保存の法則とその存在論的意義
第四章 認識の問題
第一節 知覚の構成原理 第二節 能動と受動 第三節 真の認識の構成原理
第五章 操作と認識
第一節 操作的思考に関するホッブズの観点との相違 第二節 操作の主観主義的解釈とその批判 第三節 比例計算と認識種別の問題 第四節 認識種別における『知性改善論』から『エチカ』への移行の意義
2 自然と人間
第六章 人間の現実的本質、コナトゥスの概念
第一節 問題の所在 第二節 個物の形相的本質と現実的本質 第三節 心身合一と生命観、アリストテレスとの関連性 第四節 機能と存在、ホッブズ並びにデカルトとの観点の相違
第七章 人間の現実性の徴表と指標、完全性の概念
序節 第一節 範型と徴表 第二節 実在性の異なる程度
第八章 善の概念
第一節 消極的概念としての善 第二節 人間的努力の積層的構造 第三節 感情に基づく善 第四節 精神の能動へ導く善
第九章 相互行為の徴表としての感情
第一節 感情の模倣の構造 第二節 感情の模倣からの脱却、能動感情の意義 第三節 道義心と宗教心
第十章 信仰の模倣とその批判
第一節 啓示宗教の基礎 第二節 信仰の模倣と道徳的確実性 第三節 信仰と理性 第四節 神観の相違と実践内容の合致
第十一章 模倣からの脱却、神への知的愛
第一節 自由と隷従 第二節 知性と愛
3 自然と社会
第十二章 スピノザによるホッブズの社会哲学批判
第一節 両者の観点の相違 第二節 ホッブズに対する批判の眼目
第十三章 法と政治の原理
序節 第一節 自然の仕組み 第二節 法則と法規 第三節 神の法の釈義としての統治概念 第四節 支配構造の原理
第十四章 支配と自由
第一節 法と道徳 第二節 支配構造の両面価値性 第三節 民主政治のデグラデーションとしての支配諸形態 終節 自由の現実化

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河井 徳治
1935年生まれ。哲学者。大阪産業大学名誉教授。大阪大学理学部入学、同文学部哲学科卒業。同大学院博士課程満期退学。文学博士。
著書に、『ビジネスマンのための哲学がわかる本』『スピノザ哲学論攷 自然の生命的統一について』『スピノザ『エチカ』』など、
訳書に、C.F.v.ヴァイツゼカー『自然の統一』(共訳)ゲオルク・ピヒト『ユートピアへの勇気』ゲオルク・ピヒト『ヒューマン・エコロジーは可能か 人間環境論の哲学的基礎づけ』などがある。

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