Nouvelles critiques

勇者のレーザーポインターは、威力もさることながら、放てば百発百中など命中精度も凄まじい物がありました。
離れた位置から連続で攻撃できるのも凄いです。
これならどんな相手でも、攻撃を受けていることを自覚させずに倒せる気がします。

勇者の世界に関する描写もありました。
これ程の武器があるということは、余程恐ろしい世界に違いない、と主人公は考えているようです。
私は楽に戦える武器を考えた結果かなって思っています。
楽を追求していけば、戦わずして勝つ方法に辿り着くので。

女の子にモテた事が無いのが悩みの主人公の前に天使のエルが現れ、恋人作りを手伝ってくれるという話。
しかしエルの手伝いがあってもそう簡単に恋人が出来るはずも無く、主人公とエルは恋愛について学ぶために同棲をすることになります。
性的な知識をよく知らないエルに、セックスについて教え込んでいくのが最高に良かったです!!
「エルちゃんマジ天使」と言うしかないですね。

この世界の魔獣は、人々を襲うだけのモンスターという設定みたいです。
姿形は獣や虫など様々で、意志の疎通は全くできないとのこと。
これなら倒すことだけに集中できそうです。
設定がスッキリしていてわかりやすいって感じもします。

レーザーポインターの説明シーンも面白かったです。
現実世界で学校の授業を受けているような光景が笑えました。
光の魔力というよりも、懐中電灯を当てているだけのように見えます、
勇者が使った装備だから、何でもアリなのかもしれません。

主人公がアグニスからもらった石は、宙属性だったらしいです。
光、闇、水、土、風、火などの属性は聞いたことがあります。
異世界系作品だけでなく、RPGなどでもよく使われているからです。
でも宙属性というものはこの作品で初めて知りました。
異世界系は好きで結構読んでいるのですが、見たことも聞いたこともないです。
主人公が驚くのもわかると思いました。

隕鉄という名前から察するに、宇宙からやって来た物質のような雰囲気です。
宇宙と関係の深い属性のような気がします。

大山くんとの旅行の旅費のために、ヒビキの実家の喫茶店で、バイトの練習を頑張る阿久津さん
普通の喫茶店のはずが、阿久津さんの容姿的に集客が見込めるということで、なぜかメイド喫茶風の接客を求められることに

テレまくりつつも、リハーサルで親友たちや大山くん相手に恥ずかしい接客をする阿久津さんが、たいへんかわいい回でした

ゆずりははファーストフード店でハンバーガーを買ってきたのですが、食ったとたんに顔がソースまみれでこうはならないだろって感じくらいソース顔になります。
確かに手や顔もちょっとくらいなら汚れますけどここまではないやろ!女子高生が痛風になるくらいないんじゃないかな・・・でも昴に宥められてなんとか収まったのでゆずりはも寛大な心をという感じです。

クリスマスも無事(?)終わり、冬休みに出かける相談をする大山くんと阿久津さん
しかし、2人は気づいてしまったのです…
「私ら金なくね?」

阿久津さんは嫌がりつつも、「割のいい最悪のバイト」をする腹積もりのようです
パパ活的なバイトだと察した大山くんはそれを止めようとしますが、実はそのバイトとは…?

何気に大山くんが阿久津さんにプロポーズしてた気がしましたが、きっと気のせいですね
そうに違いない

阿久津さんの実家では、阿久津さんの母と父がクリスマスにイチャイチャするために娘をけん制するという、なかなかになかなかな展開に
この母娘、かなり似てますよね(笑)

大山くんはいつもの通りヘタレていましたが、今回はそれでもいいかなと思えるくらい阿久津さんの方が頑張ってたので、読者的にも大矢さんと同じくローリング寝袋(とは?)したい気分になりました

タイトル通り原作は未プレイですが普通に楽しめました。

本作の魅力は何といっても、その画力の高さにつきます。

はっきり言って本家に勝るとも劣らないほどの仕上がりでございます。
よくぞこれほどまでの人材を発掘したものだと、心から感服するばかりでございます。

メインヒロインであるスィーリアは当時の人気投票で1位に輝いたそうですが、本作を読んでいればそれも納得が行くと言うものでございます。

彼女以外も実に美しく描かれていますので、一見の価値ありですよ。

作中ではクリスマス直前
内心ウッキウキらしい阿久津さんは、親友たちに煽られますが、大山くんはすっかり忘れていたようです

ひたすらあまずっぺぇやり取りを挟みつつ、親友たちに煽られつくす2人
そして親友の1人であるヨウコは、とんでもねぇ爆弾を置いて帰るのでした

それにしても、この"爆弾"があるだけで、いろいろなアレやコレが現実味を帯びてくるというか、この後の展開でも効果的に効いてきそうですね