新着レビュー

「岸辺露伴は動かない」は漫画家・岸辺露伴が奇妙な出来事に巻き込まれるお話である。
だが露伴はあくまで漫画家であり、別に探偵でもなければゴーストバスターでもないので基本的に事件に深入りはしない。
ほとんど露伴が関わらないエピソードもあるし、主人公というよりはストーリーテラー(語り手)というのが適切だろう。
本作ではそんな露伴の遭遇した奇妙で不可思議な事件の数々が描かれている。
いずれも短編なので気軽に読めるし、ハラハラする展開などもあって面白い。

スタリオンが無料診療を免除してもらえる様にしてるころ、オイゲンはギルド長の頼みで屋敷の近くに商業ギルドの錬金販売所を作るため準備を始めます。
生産量を上げるためモアが保存液を作れるように教えます。
最後は新キャラのマリアンヌ・リュ・フォン・ロイエンタールが登場しオイゲンを自分のものにしようとするところで終わります。

空手家であり敏腕プロデューサーとしての顔も持つおっさんが二度目の人生を歩み出す。
縁もゆかりも無い女の子のために道場を再建しようとする自信と意気込みがカッコ良い。また、道場の客寄せのために立てる計画の内容が現実的であり、色々と勉強になる点が面白かった。
今作は「金銭」という存在の重さをシビアに表現しており暗いシーンも多いが、主人公の明るいキャラクターがそれらを緩和しており、良いバランスになっている。
初めの万事休す状態から少しずつ希望が芽生えていく展開が魅力的であり、読み始めてすぐに惹き込まれた。

優に背中を押さえつけられた状態で後ろからの挿入を許す里穂。
不自由な体勢なのだが玩具で散々焦らされていたこともあり、
一突きで絶頂に達してしまった様子。
そして快感で悶える里穂の様子を見て優が、「痛くない?」と気遣いのそぶりを見せるのだが、
エッチ中にこういう優しい言葉をかけるところに優の女性を虜にしてしまう理由を感じた。

稼ぎは少ないながらも安全で穏やかなスローライフを楽しんでいたレッドの元に、とある訪問客がやってきます。

正体は、Bランク冒険者のアルベールさんとギルドの職員さん。

彼ら曰く、近々アルベールさんのパーティでアウルベアを討伐すべく山に向かうらしく、そこでの案内を土地勘があるレッドに頼みたいそうなんですね。

アルベールさんは、下級ランクのレッドに昇級をチラつかせて交渉するのですが、それに興味がないレッドは普通に断ります。

頼む時の語り口も横柄だったので当然ですね。

しかし、これで一件落着とは言えなさそうです。

アルベールさんは帰って行きましたが、今回のアウルベア案件何かただならぬ雰囲気です。

ワクワクさせられるのと同時に、レッドが厄介事に巻き込まれそうで不安ですね。

続きが気になります。

城外に出て早々に盗賊団に襲われるクーラ様ですが、
鍛え抜かれた肉体と精神力で見事に返り討ちにします。

その後盗賊団の長が登場するのですが、
彼女の筋肉美と精神性に感服したクーラ様が
真摯に口説き落とし(?)たおかげで、平和的に事態が解決しました。

溢れる筋肉愛で迫り来る逆境をどんどん乗り越えていくクーラ様が、カッコ良すぎますね!

好きなものにとことん一生懸命な女の子は、やはり美しいです。

色々不穏な要素はありますが、彼女なら大丈夫であるという安心感がたまりませんね!

有希がお泊まりと言ったシーンは、世間一般的な常識からすれば普通でした。
ただ単に兄がいる家に、妹が遊びに行くことを意味しているからです。
しかし二人が兄妹であることをアリサは知りません。
それ故に眉間のしわを増やしまくっているって感じでした。

アリサはお泊まり発言で、有希をライバルだと強く認識した気がします。
二人の仲の良さを嫉妬してそうな雰囲気もありました。
間に挟まれている主人公に同情したくなってきました。
真実を説明するのは無理ですし、冷や汗をかくのもわかります。

主人公はアリサが用意した問題を全て解いていました。
答えは全問正解、こういうやり方もあるんだなと感心しました。

綾乃がコメントするシーンもなかなかでした。
主人公に無能だと、容赦なく言われたくてたまらないみたいです。
できないと言われて、心底残念そうな表情を浮かべているのが笑えました。

綾乃は面白いキャラクターだなって感じます。
有希が調教した結果が出ているのでしょうか。

アリサが主人公と有希の関係について、誤解しているシーンも面白かったです。
許嫁ではなく、兄妹が正解です。
真実を冗談まがいな発言で誤魔化していたので、少し吹きました。

生徒会室でアリサに勉強を教えてもらおうとしたら、妹が突如としてやって来たのでした。

有希が来たタイミングは、勉強が始まる直前です。
脳内コメントが凄いことになってますし、主人公の行動を見張っていたのではないかと。
綾乃が教えてくれたってオチのような気がします。

アリサが外国語で本音を言うシーンがよかったです。
二人でやりたい、有希と一緒は嫌だなど、気持ちを隠さずに述べています。
主人公の反応がおかしなことになっているのが笑えました。

主人公の勉強方法も面白かったです。
普通の人は、過去の問題集に出ている問題を解きながら頭に入れます。
しかし彼のやり方は違っていて、問題集の解答解説集を読むというやり方だったのでした。
これで良い点数が取れるとか、天才のやることは違うなと思いました。

アリサは、主人公が有希と綾乃に会っていたことを怒っているって感じでした。
機嫌がよくないのもわかります。
気になる男子が、他の女性達と一緒にいた場面を目撃したのですから。
あの場面にいたのが姉だったら、違った結果になっていたかもしれませんが。

主人公の方は、もう鈍感としか言いようがないです。
目の前の女性が、自身のことでやきもちを焼いていることにすら気づいていません。
相変わらずブレないなと笑いながら思いました。

主人公と有希が兄妹であることはまだ知らないみたいです。
綾乃がついてますし、情報が漏れる可能性は低そうです。