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ノエルは、イサベラがマルグリットに何をしたのか知っていたのではないかと。
全て知りながら敢えて様子見の姿勢を貫いていたようにみえます。
従者達が現れて拘束したところもタイミングが良すぎです。
彼女を拘束するのが、ノエルの目的だったのかなって思いました。

屋敷に残った使用人の一人が密偵だったってオチかもしれません。
最初から勝てない勝負に挑んでいたので、哀れとも感じます。

イサベラの策略を跳ね返したシーンが面白かったです。
王家からしてみれば、二人は愛のない政略結婚をしていることになっています。
彼女はその状況を利用して、主人公を奪い返すのが狙いでした。

その狙いは豪快に外れていました。
二人が愛し合っているなら話は別です。
こうなったら認めるしかないなって笑いながら思いました。

イラストもよかったです。
見ている私の方が照れくさくなる内容でした。
幸せにと言ってあげたくなりました。

あと、イサベラなど眼中にないと書いてある所で吹きました。空気扱いしているのが面白過ぎでした。

クラヴェル家主催の夜会にルシアンを連れてやってきた主人公。

しかし、彼女たちが目にした夜会の惨状はあまりにも酷いものでした。

あまり品が良いとは言えないものだったのです。

そして、終盤には主人公への精神攻撃?的な展開も描かれます。

彼女の眼の前でルシアンに言い寄る令嬢が登場したりしたんですね…

主人公が可哀想でした。

前回の話でクラヴェル家周りの状況は悪化の一途を辿っていることは既に明らかになっていましたが、
もしかしたら予想以上に深刻な状況なのかもしれません。

屋敷内の使用人が大分減っていたりと、分かりやすいぐらいに財政状況が厳しい感じなんですね…

主人公がこの家にどれぐらい貢献していたのか、
これらの描写からよく分かるというものです。

イサベラが勝ち誇ったかのような姿を見せています。
脳内ではノエルを婿に迎えるなど、薔薇色の未来を次々と想像しているようです。

彼女が完璧な勝利を手に入れたかのような雰囲気です。
今まで一度もなかったシーンなので、珍しいなって思いました。

ストーリーの方は、主人公が離縁してほしいとルシアンに言っただけです。
それに対して返事をしていません。
つまりまだ何も起きていないことになります。
個人的には、離縁は拒否すると言ってほしいです。
それが逆転勝利へとつながるので。

件のお茶会にどうしてイサベラが参加してきたのか、
どうして彼女はノエル殿下と交流があったのかなどなど…
色々な事実が明らかになった回でしたね。

個人的には特に、主人公が嫁いだ後のクラヴェル家のその後に纏わる話が興味深かったです。

主人公がいなくなった途端に父親の仕事は忙しくなったようなんですね。

主人公を都合良く利用していた罰なのか…

突如小隊長に銃を向け、発泡した部下
てっきり、判断ミスからの失敗続きの彼女を見限ったのかと思いましたが、どうやらフリークスに取り憑かれた状態かつ、所長になにか吹き込まれたようです

しかし、小隊長の視点で見ると、隊員を守れなかったうえに、矜持を捨ててでも守ろうとしていた隊員に撃たれるという事件は、また影を落としそうですね…

主人公がイサベラの声を聞いたシーンがあります。
伯爵家にいた頃に聞いた声が、脳内にこだましたって感じでした。

大事にしたかった物があったとしても、いつもイサベラが取ってしまったのではないかと。
諦めの要因にもなっていたのかもしれません。

今回の場合は、物ではなく人です。
しかもルシアンは主人公のことを真剣に愛しています。
イサベラから何か言われたとしても、気持ちを変えることはないでしょう。
だから安心してと言ってあげたくなりました。

私はトラウマを解消するチャンスだとみています。
ルシアンが格好いいところを見せてほしいです。
そうすればトラウマが解消するはずです。

件のお茶会に参加したニコラスとシャロンの言動に笑いました。

端から見れば普通の言動しかしていない彼らですが、
その実親友の恋路をサポートするための情報収集をすることしか頭に無い感じが実に面白かったです。

親友思いの優しい人たちで良かったですね。

これからも、彼らの微笑ましい光景をもっと見ていたいですね。

今後も楽しみですね。

主人公の能力&功績を目の当たりにしたことで、
どうしてクラヴェル家は彼女を手放したのか、
本格的に分からなくなるルシアン。

そして、クラヴェル家の思惑が理解できなさ過ぎて、怒りまで覚えてしまうルシアンなのでした。

その後、終盤にそんな彼らの元にとある訪問者がやってきます。

どうやら、ノエルがお忍びで訪問してきたようですね…

目的が気になります。