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Sep/02/2013
厨二病少女だと思ってたらマジに宇宙人でした、と言う素敵な現実が待っていました。
過去に厨二病を患っていた平々凡々な少年の、ある日の非現実との出会い。
裏山に墜落した宇宙船。乗っていたのは美少女な宇宙人。
ある意味定番とも言える古典的設定でありながら、今時の少年少女の事情をも描き込んだ良作と思える。
ある意味厨二病全開な痛々しいやり取りがあるものの、それさえも味に感じられるこの結末はいろいろと凄い。
ある夏の日の出来事。御一緒にどうぞ。
SF(すこしふしぎ)なお話ですよ。
Aug/20/2013
根無し草様の作品全編読破前提に作られたお笑い変。
夢の絆第三話と時系列的に同時期進行と思われる描写があるものの、やはりネタまみれな作品である。
サンプル絵左側の彼の前座からして「もうやめてあげて!」レベルの自虐ネタ。
さまざまな(作品内設定としての)諸事情ネタ満載で、そのネタ振りはどうなの、と冷や汗なまでにパワープレイなのは流石に神様だからか。
さりげにいいセリフを言ってうまく締めようとしても最後の最後でそれどうなのなネタが待ち構えているのが根無し草さん一流のネタ振りなのか。
ちょっとした息抜きにどうぞ。
とは言え全編やってないと分かりにくいネタもあるからねぇ…
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Aug/20/2013
途中までいい話だったのにそのオチはどうなんだオカン…
そう突っ込まざるを得ないストーリー。
「情けは人の為ならず」あるいは「因果応報」。
善行は巡って自分を助けるとは言うけれど、実際に助けようとしても今の世の中、下手すればそれだけで通報されかねない危険性がある事を思い知らされるオッサンの思考。
けれども、どこかほのぼのとした空気の流れるこの世界の夏の一幕で癒しはいかが?
衝撃のラストが待ってます。
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Aug/19/2013
やはり『親の背中』は素晴らしい。
大人として語れる、語り掛ける事の出来る背中を持った大人たちが、若者たちに「世界」を見せる。
毎度の事ながら読み返したい『格好いいセリフ』をさらっと吐く大人たちが出てくるが、今回も読んでいて「ああ、こう言う大人の言葉は素敵だな」と思える言葉が沢山出て来た。
…まあ、言ってる大人たちは、普段はもうこれ以上ないくらいにへっぽこでどうしようもない側面を見せてくれているのが何とも、なのだけれども。
「夢の絆」と言う言葉が、作中では酷く儚いもののように扱われていることが多く感じられるが、彼らの絆は理想像としての「夢のような(素晴らしい)絆」なのではないか、と考えさせられるこの作品群。
おなじみのわさびあり、ギャグありネタありセクハラあり、そしてカーチェイスありバトルありシリアスあり陰謀ありの盛り沢山で展開する夢の絆。
鼻に抜けるわさびの辛さは人生の味。この味の分かる大人になるために、暑い夏のお共にいかが?
きっと素敵な時間が過ごせますよ。
…しかしおまけのサブキャラ劇場が今回はまたエライ事になってましたなぁ…
大丈夫かヲイ…
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May/19/2013
ただひたすらウインドウを雲が流れていくだけ。
ただそれだけなのですが、お気に入りの「ゆったり聞ける曲」と一緒に眺めているだけで、なんだか心が落ち着いてきます。
PCの画面を見ているだけなのに、なぜか原っぱで空を見上げているような気分に。
大画面のPCで全画面にして見ると、けっこう見応えのある雲の流れを見る事が出来ると思いますね。
私見ですが、夕暮れ時の空にミクの「サラリーマンの歌」を流しながら見てると泣けてきました。
確かに。病んだ心が癒される気がします。
※注意※ 個人の感想です。効果は個人によって違いがでる場合があります(笑)
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May/19/2013
今回のお城は「どんだけ金かかんねん」「誰が払わんならんねん」でお送りします。
また、おねえさんたちは巻頭キャラ紹介に出てくるのみで、解説だらけの一冊となっております。
…前作でもカットがあったっきりだから、どんだけ扱われてない主役なのやら。
閑話休題。
このシリーズ、本文中にも載ってますが、一作目が「性格が悪い話」、二作目が「ウンコの話」と続いて三作目の本作は「お金の話」。
確かに建造物の維持管理にはお金かかるけど、こんな生々しい話を書かれても(笑)
そして本筋から離れたこぼれ話にしても、「そんな無駄知識、知りたくなかった!」系のネタが待ち受けています。
そしてお城と言えば真骨頂の「籠城戦」。
今回のネタ「籠城戦」は「なるほどなぁ」と納得出来る事請け合いの定石かつ定番、そして今でも通じそうな鉄板思想で締められています。
本作最後に取り上げられていたのは広島城。広島城の、明治以降の扱いと、広島城ゆかりの人たちの顛末が書かれてありましたが、意外な人たちがかかわっていました。
お城のあり方から見る歴史の入門書の一つとして、無駄知識とともにおひとついかが?
意外と読めて楽しめますよ。
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May/16/2013
お城の構造のコンセプト、「いかにして敵を退けるか」が前回よりもさらに詳しく書かれてある。
ただ、今回は絵図やマンガはほとんどなく、解説文がメインだったが。
お城特有のギミック、堀(水堀、空堀)、石垣、土塁、門、区画設計について書かれてある…のだが。
「どうやって敵を追い返すか」「城を守るか」の視点で使われたかが書かれてあるので、本文中の「恐るべき殺戮兵器」に恥じぬろくでなしさ加減が、面白おかしく書かれてある。
この手の知識を持ってお城見物に行くと、今までとは違った視点でお城の姿を眺められるようになるかもしれない。
堀を見下ろして「渡りにくそうだ」と思ったり石垣を見上げて「上から●●が降って来ないなんて平和だなぁ」と思ったり門を見て「突破しにくそうだ」と思ったり案内順を見て「攻め込みにくそうだ」と思ったり。
…思わないかなぁ、やっぱり。
ついでに城攻めのちょっと知らなかったエピソードが書かれてあるのも読んでいて吹き出しそうに。
しかし今回はおねーさんと変なマスコットのやり取りがなくてがっかりだよ…
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今回はバトル分多めでお送りします。
最凶のわさびの使徒との特訓やら陰謀を巡らせる敵側とのバトルが熱い。
「天照」をライトなコメディメインで「神様側の圧倒的な力で周りの人間を振り回す」とするなら、逆に「神様の世界の陰謀に捲き込まれた人間が王道少年漫画のように力を合わせて立ち向かっていく」というモノだろうか。
どちらにせよ、同じ背景世界の、相互に影響を与え合った作品群ではあるのだけど。
「天照」のシリーズとのリンクは、このサークルの作品を順番に読む事がある意味前提と化しているようで、先に「天照」側を全部読んだ後「夢の絆」を読んだ身としては「あれ?」な部分があったが、きちんと順番に読んでいけばさらに話の繋がりが明確になってより一層楽しめるだろうと思える。
実際、ネタ確認の為に発売登録順に読み直したらネタの繋がりがよくわかって面白かったし。
ある意味厨房設定全開な伝奇とも言えてしまうこの世界。
ギャグやコメディパートの「もうやめてあげて!」レベルのわさびネタや、ベタベタコテコテのラブコメのゆるさ軽さ。
だからこそキャラのシリアスな情景やセリフがより際立っている。
大人ならでは、親ならではのさり気に鋭く重い言葉が投げかけられ、「ギャグシーンではあんなにヘッポコなのになぁ」と言うギャップもまた、この作品群の魅力と言えるのだろう。
絵柄が相変わらず、と言えば相変わらずなので些か好みが分かれる部分が大きいだろうが、シナリオは面白く、BGMも素敵なので、名作と思える。
表裏両面で敵の姿が提示されたので、きちんと続編に続いてほしいところ。
背景絵や立ち絵の小ネタは今回も健在で、見付けるたびに笑わせていただきました。
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May/09/2013
弐から参に繋がる小話4つ。
参を読む前に販売の順番通りこの外伝を読んでおくと参のストーリーにより一層の深みが加わります。
単独で成立してる外伝ではなく、天照のストーリー展開に大いに関わってくるネタ振り。
しかし毎度の事ながら呆れるくらいのわさびネタが叩き込まれているのもこのストーリー群の基本なのでしょうか。
むしろそのためのネタ振りなんじゃないかとすら思えるのですが。
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May/04/2013
番外変(誤字に非ズ)と前半は、第一作を上回るネタっぷり。
女装姿が人気の旦那や勘違いして世紀末覇者を目指した彼氏やら影武者やら光の巨人やら、ここまでネタ使うか、と逆に感動すら覚えます。
相変わらず周りを巻き添えにする神様ばかりで「神様とはかくも人間の事を考えてないのか」と突っ込みたくなるネタが目白押し。
…まあ、面白過ぎて息切れ起こしそうになりましたが。
なまじ第二作目がシリアスに展開したが為に同じ感覚で見ると笑撃がヒドイ。
ただ、ギャグパートが終わると今度は一転してシリアスな陰謀ものに。
伝奇、とタグ付けられているのも伊達ではなく、続く第四作目が待ち遠しいストーリー展開でした。
…今回はわさびが妙な扱われ方になってました。
その扱いはどうかと…
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