Elenco recensioni di 虚飾症

雑食の全ジャンルスキーによるレヴューです。
始めに告白すると、こちらのサークル様の作品を
購入したのは、このコンテンツが初めてです。
サンプルを聴いた処、本編クリア後まで待てませんでした。

OP・セレクト・メインと、曲を順に辿って感じたのは
某弐寺のデモプレイが、未知の難譜面でフラッシュを
焚き続けるのを見ているような高揚感。
オーバーテクノロジー系STGの道中を彩るに相応しい
楽曲の数々。
存在感のあるキックをベースに、次々に上塗りされていく
途切れるのが惜しくなるようなメロディアスなリフ。
小細工無しの正統派アンビエントトランスです。

主旋律はエレキ、ピアノ、アコギ、カオスパッド系
更には、原作未プレイのリスナーにはサプライズ的な
音源も使用、といった感じで曲により様々。
着実なバックビートや多彩なメロディラインで
全トラックが、クロスフェードからは想像も付かないような
伸びのある展開。　嬉しい誤算です。

ビデオゲーム黎明期以来、筐体、コンシューマを問わず
かなりの数のSTGをプレイしてきましたが、その中でも
このアルバムはトップクラスの良曲揃いだと思いました。

シューターズハイになる際に、相応しい音楽が必須な貴方
エモ系シリアストランスに興味がある貴方
鑑賞用に、作業用VGMに、感動用に是非お勧めします。