Daftar Ulasan mizuto

個人的に商業誌に連載していた「璋子様のお気に召すまま」も同人誌の「忌憚少女」シリーズも両方好きなのでこちらの本を購入してみました。
連載終了した「璋子様のお気に召すまま」を更に追加でこうして読めるのは嬉しい限りです。

内容は期待していた通り璋子様の日常を描いたもので、最後まで楽しめました。
読んでいると「忌憚少女」シリーズの璋子様っぽい雰囲気を感じるエピソードもあったので、「忌憚少女」シリーズが好きな方も楽しめる内容だと思います。

「忌憚少女」と「璋子様のお気に召すまま」。そのどちらも読んだという方には特にオススメです。

前回で姉の第一王女が他国へ嫁いでいき、残された第二王女・エメラ様がメインとなるこのお話では、メイルを含め周囲の人間全員が彼女に振り回されます。
個人的に炎を扱った話は印象的。私事ですが、実際に仕事で数人がかりで野原や山の斜面を焼いた事がありますが、人を焼かないように配置するのが大変でした。ちょっとタイミングがずれると焼死するので今回の騎士団の苦労が身に染みて分かります。
今回も話のテンポが良く楽しめました。

久々に戻ってきた自国の様子と盗賊に捕らわれた女騎士のその後の話です。
今回、最初の話の一コマ目から結構怖い表現が描かれています。凌辱と調教というタイトルにエロい人形とズタボロの人形。これは恐らく捕らわれた女騎士たちがどう扱われたかを示唆していますよね。エロい人形の方は不自然に巨乳なので刺激して開発されたのか薬でも投薬されたのか元々のサイズより大きくさせられた感があります。ズタボロの人形は説明するまでも無くそのまま身体を壊された事を示しており、はみ出た綿を血肉と置き換えるとゾッとします。
このマンガではエロい人形のようにエロく開発されてしまった二人をピックアップしているのであまり悲壮感はありません。快楽で人格を変えられたと考えるとかなり怖いですが。
あとは、メイル達の自国に戻った一時が楽しめました。

卑猥な話も物騒な話もそのまま伝えてくるストレートな性格のシルビア様と純真無垢を絵に描いたような性格のエメラ様。パッと見て、デコボコな組み合わせに見えますが、意外にも話が合っていて面白かったです。
作中にシルビア様から子作りを聞いたエメラ様の平然とした反応を見て、メイルが「あれこそ真に純真な乙女が見せる反応なのね…」と呟いていたシーンに思わず納得しました。確かに、言われてみればその通りですね。
あと、ラストの姉から受け取った冠をかぶって嬉しそうにしているエメラ様が可愛かったです。

有能過ぎて退屈なシルビア様と行軍で大変な思いをしているメイル達の騎士団との対比が面白かったです。
前回に引き続き行軍中のメイル達は本当に大変そうでした。予算が無い中で取れるやり方は限られているので、結果無茶を押し通す流れになっておりちょっと可哀想でしたが見ている分には楽しめました。
さて、エメラ様はシルビア様にHな事を教えてもらえるのか。次回が楽しみです。

第一王女・シルビア様が懐妊したため急遽そちらへ向かう事になった騎士団たちの行軍中に起こるアレコレについての話です。
やっぱり万単位の人間が一斉に移動するのは大変ですよね…ただ、統制の執れた騎士団なら一般人に比べてまだ楽なんでしょうが。
男と女で完全に騎士団を分けているとはいえ、やはり男女で行動を共にする際に色々と気を付ける事も多く、男の思考を先回りして手段を潰しておく必要もあり大変そうでした。
ただの行軍と言ってしまえばそれまでですが、そこでの苦労や大変さが見ている側としては面白かったです。

今回は城内で発生するアクシデントとその対策をメインに描かれています。
例えばサンプルにもありますがどれだけ鍛錬しても風邪をひく時はひくわけで、そんな時のメイルとメナなりの対処法が実用的で面白かったです。
ただ、そんなアクシデントの中でもどうにかこうにか自分たちにも何らかの得が無いかと探して見つけて実行するのが彼女たちらしいですね。実にたくましい。
そんなこんなで頑張るメイル達が見ていて楽しかったです。

見た目と性格がどう見てもお部屋でお茶会等を好みそうな大人しいお姫様っぽいのに、基本アウトドア派で遊ぶ時は遠出が多いエメラ姫様。今回も初っぱなから城からの脱走を試みる等、活動的ですね。まあ、元気なのは良い事です。
今回は女騎士たちの鍛錬風景も描写されましたが、やっぱりメイル隊長は強いですね。常に王女様の護衛を任されているだけはあると感心しました。
今回は全体的に女騎士たちの日常を描いた回でした。

千明・あおい・恵那の三人娘が行ってきたキャンプの話がメインの12巻です。
思い出話という事である事無い事を話したり脚色していたりと、この三人ならではの真面目で不真面目な感じの内容になっていて面白かったです。
今巻は全体的に画面も内容も騒がしかったように感じました。
キャンプ飯も相変わらず美味しそうで、やろうと思えば自分でも作れそうな所が良いですね。
三人娘が行くまったりキャンプ。今巻も期待通り楽しめました。

ツーリングと電車、二つの視点の旅とキャンプ場での色んな出来事をまとめられた11巻です。
ダムカレーといった旅先で味わう一風変わった料理や乗った事のない電車、普段見る事のない巨大なダムや普段渡る事のない吊り橋など、キャンプ旅行ならではの楽しみがたっぷりと詰まっていて面白かったです。
もちろんキャンプ中の三人仲良くキャンプを楽しんでいる姿も見ていて面白く、今回のキャンプ飯も美味しそうでした。
あと、番外編の2P漫画・へやきゃんも面白かったです。