新着レビュー

皇帝の病状は深刻で、呼ばれた主人公の父親が麻薬による消極的な治療を行い、『今夜がヤマ』などと言われる始末でございました。

しかし前世では『病をなくそう』という大志を抱いた主人公。
一度は父親の顔を潰すまいと自重していましたが、そんな彼が目の前で死出の旅に出ようとする患者を黙って見過ごすことなど到底できるはずもなくついに行動を起こします。

皇帝にしてみれば最後の希望とも言うべき彼の活躍が気になります。

容体が急変した皇帝の下へ騎士同伴で颯爽と駆け付ける・・・という内容になっております。

主人公の家の命運を左右する案件なだけに、先の展開の予想が出来ていてもなかなか緊張感あふれるシーンとなっております。

皇帝というのでそれなりの年齢の人物であると想定していましたが、何と存外若い女帝であることが今回判明いたします。

昼食後、主人公が読書をする傍ら、侍女と一緒になって鼻で遊ぶ妹という穏やかな時。
そんな穏やかな1シーンを皇帝の容体急変という一報が強制終了させます。

妹にたくさんの花輪をかけられる主人公の姿を想像すると何とも微笑ましい限りでございます。
それにしても、どれほどの数をかけられたら花輪が『重く』感じるほどになるのでございましょうか?

主人公の尽力の甲斐もあり、妹の病気は無事に完治。
その後更なる能力が判明しますが、あまりに多くの便利な能力を持っているため主人公自身、その能力に恐れを抱き、リスクがあるかもと警戒し始めます。

ちなみに今回、読者のために現在判明している能力の一覧がございます。

ガラスを砕いてあぶって何かを作るのでございますが、何を作ったのか非常に気になるところでございます。

法で裁けぬ極悪人たちに、業火と氷点下の制裁を下していく二人を主人公とする物語。

今回は本作でも個人的に特に思い出深い『命に群がる蟻』が収録されております。

移植を待つ病気の子供と主人公たちが出会ったことから始まるエピソードなのでございますが、幼い子供がらみということもあって二人の気合の入りようが凄まじいんです。

『蟻一匹逃がしはしない』『こんなに心が痛まないのは初めて』というセリフもいい味を出しております。

貴族に転生した主人公が様々な人助けを行うというストーリーでございます。

開始早々登場する侍女のゾーイが実に素晴らしいです。

華嶋ひすい先生のハイレベルな画力もあって、まさに目の覚めるような美しい出来栄えとなっております。
その確かな技量は主人公が魔剣で大穴を開けるシーンにも発揮されており、実に迫力満点な1コマに仕上がっております。

話は戻りますが、母のために職を辞そうとする彼女こそが本作で主人公が最初に助ける人物なのでございますが、こんな侍女ならば『手放す』という選択肢がなくなるのは当然としか言いようがございません。

サンプルを読んで、何も考えずに、読んでほんわかした気持ちになりたいな～と思って購入。
個人的にはものすごく満足の1冊です!
グルメ本好きな人にはもちろん、毎日いろんなものに追われてる人には読んでみてほしい!
どの話もほんわかした気持ちになれるし、ちょっとぐっとくる話も。

料理って出来上がりだけが大切じゃなくて、どんな人が作るか、どんな気持ちで作るか、誰のために作るか・・・深いです!

マンガや映画にはありがちな、年の差恋愛の話。
女性が12歳も年上なんて・・・読みながらこんなことは実際にないだろうな～と思いつつ、でも、期待に胸がふくらみました!!

女性主人公の気持ちにものすごく共感できましたし、丁寧に話が進んでいくところが気に入りました。
最後のシーン、セリフからどう2巻に続いていくのか、どう展開していくのかに期待大です!!

2巻では主人公2人が恋愛に発展してひたすらラブラブなストーリー展開かと思ったら、ちゃんと年の差に焦点が!
本人たち目線、友だち目線、個人的には突っ込んでていいなぁと思いました。
そして、きちんと思っていることを伝えてくれる友だちの描写も、好きです。
友だちだから無条件で応援するよ!みたいなのは、リアリティがないし・・・。
3巻も気になります!

かつて散々さげすまれた草魔法を庭師の娘に初めて褒められたことで、ようやく自身の魔法に対して肯定的な感情を持てたヒロインから今回は始まります。

お礼とばかりに、彼女は持てる植物の知識を惜しみなく伝授します。
まだ5歳の子供なので、ヒロインのセリフが平仮名とカタカナのみになっているのは地味に細かいですね。

そして前回にはなかった『友人』を得ることに成功するのでございました。