Nuevas Reseñas

表題作は、朝日ソノラマ時代の「ネムキ」に掲載されていた作品。表題作の他に2作短編が収録されており、そちらも面白いです。
単行本を買えなかったか引っ越し等で紛失したかで長らく読めなかったのですが、電書でやっと読み返せました。

簡単に言うとモンスター退治みたいなお話ですが、定期的に読み返していると昔はそこまで重要視していなかったことに意識が行ったり、色々と考えてみたり。
個人的に特に好きなのは第四話の「カスベ」みたいな悪や闇のみではない話です。

多少エログロが入りますが、平気な方はぜひ。

アニメの方も1期が見事大団円だったので、あらためて原作漫画の方のレビューを練りたい気持ちが高まってきましたので。
お兄ちゃんが女の子になってしまってから、そろそろ一年が経とうとしているちょうど節目に差し掛かるのがこの4巻ですね。

バレンタインや占い・メイクなどの登竜門を経て、女子力が次第に板に付いてきたお兄ちゃん。
同じクラスの男子達が、中身成人引きこもり男性の寵愛を得たいがために一生懸命に振舞うさまはシニカルな笑いを誘います。
日常部分は基本的にコミカルですが、「姿によって人は変わってくる」という作品の軸もしっかり通してあり読みごたえは◎。

進級して、真尋の素性を知るような新キャラも登場し、お約束のみはり関連か――と思いきや、引きもバッチリで次巻へ。
ほのぼのしているようで漫画全体は隙のない構成、この「おにまい」ならではの様式美を感じさせてくれます。

先を識るものを名乗るレリアと言う女性は、今いる滅びに向かう世界が、1周目の世界であると形容します

主人公だけが、その違和感を感じ取っていたようですが、つまり彼はレリア視点ではどういった存在なのでしょうね?

レリアはヴァルハラのゲームを自分が作った仮想の戦場だと言いますが、どうやってそんな物を作り出したんだろうか?

師匠との特訓を終え、魔王学院へやってきた主人公たち

しかし、城下町全体を教育機関にするほどの教育への情熱がありながら、なぜ魔王は下級モンスターへの締め付けをあんなに強めていたのだろうか…?

実際に、魔王学院は非常に活気に溢れた風だったので、主人公たちの視点で見た魔王の姿との乖離が激しいのが気になりますよね

この漫画は未来からやってきたかわいいバイオロイド(アンドロイドに近い)と一般高校生の主人公によるバトルとラブコメが合わさった漫画です。絵がとても可愛く、バトルも迫力があり、読んでいて楽しい作品でした。今作は伏線がとにかくある作品でこの1巻だけでも大量の伏線がありました。伏線が回収されると思う次以降の巻を読むのが楽しみです。

ダウドの狡猾な手口によって、ルガリス女王の弟である、カミオが誘拐されてしまいました

主人公は違和感を覚えつつも、その尻尾をつかめなかったというわけではありますが、やり口自体は全く変わっていない様子なので、ダウドを出し抜くチャンス自体はまだまだありそうです

実際、ダウドの拠点破壊の策自体は跳ね返すことに成功しているわけですから、ここからは主人公たちのターン!と願いたいですね

この話では律を爽やかにした悪魔ノロウェが新登場する話が書かれています。話の流れは突然爽やかになった律の原因を探す悪魔達の話です。今話の爽やかな律が面白すぎました。正直フィクション小説に出てくるキラキラ系王子様の5割ぐらいよりもはるかに爽やかでした。今話は笑える要素を抜いても良い話で、恋愛要素のある話でした。

この31話ではアスモデウスとエリゴスの闘いの決着が書かれています。迫力のある闘いが書かれ、熱い展開があったのが良かったです。指輪の力が働いていないからかトドメを刺そうとするアスモデウスや、律と似ている場所を攻撃されるレオなど細かい要素が入っていたのも良く楽しめました。このレオ編は波乱万丈な普段のラブコメらしい話とは違った熱い展開が良く少し違った魅力があったのが良かったです。

主人公のことも九条家のことも、完全に甘く見ていたTAKATO
あるいは主人公への逆恨みによる復讐なんて忘れて、とっとととんずらしていれば、日本での名誉は失墜しても、命だけは助かったのかもしれませんが…

まぁ、裏社会との関係が露見した以上、それでも囲ってくれる国以外での自由は永遠になかったかもしれませんし、TAKATOの肥大しすぎた自尊心では、どのみちそれには耐えられなかったかもですね

研究所へ案内した元能力者の男性も、超常現象対策係の背の高い方の女の子も、拳銃で頭を撃ち抜かれて死亡するというあまりにもショッキングな展開
さらには、死んだ女の子のバディだった女性も、足を撃たれて出血多量で死亡という…

狂気の女とは言いますが、おそらく彼女は、ただの紙一重なアホですね
アホだからこそ、アホじゃないと出来ないような実験を繰り返し、その結果として「超能力者が"本当に生まれて"しまった」だけのような気がします