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周りにいる人に恵まれているな、という印象を
抱く”あずま笙子”先生の、Phase:13~25が収
められた、表題作・二冊目。
印象的な収録作品は、男の子嫌いを発症するに
至った原因の、”三島柊二”とばったり出逢った
”小山内すずな”。心配でついてきた”涼城棗”も
加わって・・・な「Phase:13」。
読んでいて印象的だったのは、相手想いの優し
い人柄な”小山内すずな”の、ふんわりとした気
質が、ホンワカとした、作品内の空気感を醸成
している点。彼女をめぐって、恋のさや当て的
展開にはなりません。相手を思いやる心が作品
内からあふれ出そうな、柔らかで、優しい一冊。