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「太陽の騎士」 へのレビュー

    • 2015年04月03日
      レビュアーオススメ!
      各方面で密かな話題になっているらしい木持アート出版さまの格闘アクションまんが。スーパーレディレナちゃんではムッチムチのスーパーレディ達が主人公だったが今回は少年格闘漫画タイプの筋肉質青年が主人公だ。

       のっけから激しいアクションシーンの連続。主人公の格闘技に合わせたダイナミックな構図とコマ割りは熱い。とくに12頁から13頁にかけて拳法の連打技からバックドロップでとどめを刺すシーン、主人公が敵を高々と持ち上げて空が映るアオリ視点のストップモーションのコマが入ることにより決め技感が出ている。

       組手の相手が普通に銃とかヘリコプター使ってくるところで「あれ? これって199X年地球は核の炎に包まれた世界じゃなかったんだっけ?」と一瞬思ってしまった。あと中国の山の中で突然現れたワニ(師匠が用意したんだとは思うが)に対し、拾った銃を撃つのかな……と思わせて銃で殴る! 太陽の騎士は邪悪な武器商人が創りだした兵器など使わないのだ! そう、主人公は太陽神一族(一族とは言うが血は繋がっていない)の太陽の騎士だったのだ。太陽の一族は、軍需産業を興し世界を裏から操っている悪の暗黒神一族と戦う運命にある。

       太陽の一族ということを隠して教師として市民生活をする主人公。「あ~僕ぁウドの大木だ! あ~子供達にバカにされなければいいが!」この台詞がやたらキマってる。学校では頼りない男を演ずる主人公のキャラがいい。ん? こういうキャラどこかで見たことが……いや気のせいだな……

       全編を満たすみなぎる熱さ。まんがが描きたい。でもどうやって描いたらいいかわからない……そんなこと言ってる暇があったら描くべし。そして太陽の騎士を読むべし。まんがには情熱が一番重要だということを思い出させてくれる一冊。

      2人が役に立ったと答えています

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