表紙をよく見ると触手がいた…!!
多種多様なオッサンに抱かれて愛されまくる、元社畜の陰キャモブ「そうま」
閃光とともに中華風な異世界に召喚されて、タイトル通りエロで「陰の気」に呑み込まれた人たちを救っていきます。
自己肯定感低くてウジウジした陰キャモブが異世界転移、しかもこの世界ではとても凄い力を持っていて救世主として大切にされ、沢山の人から心身ともに愛される。
段々と自信や覚悟を持ってキリッとした顔になっていく創万は応援したくなります。
そしてここから人によってはモヤっとするんですが…
1話目に出てき舘川、なんかそうまの事好きっぽいツンデレのように見えたけど…??なんて思っていたら、最後にネタばらしがありました。
魔王の正体が舘川だった…までは良いんですが、
燕さんも実は舘川の一部だったり、魔王になってしまった舘川は両想いになったと思ったら消えてしまい、燕さんが再度現れたり…
燕さんの方が話的に長く関わってたし、舘川の一部だったのも解るしハピエンなんですが、舘川は…????みたいな気持ちが残ってしまうのは何故だろうか……(笑)
そしてパイヤンという世界自体もなんとなく舘川の思念が作用しており、そう言えばそうまに関しては全肯定な世界観だったな…とスン…てなる読後感。
最後を「時空や時代、魂など色々超越して幸せになるとかええやん!」みたいな気持ちで受け入れられる方は楽しめます。
オッサンに愛される受けが好き、作者さんのファン、異世界モノ大好物な方にオススメです。