fens777さんのレビュー一覧

その場その場の欲に生きる女の子をメインに扱った作品です。
ビッチというわけでも、行きずりともいい難いのですが、「したいからする」という感じで行為に及ぶことが多いです。
男女の関係もあってないようなもので、お互いなんとなく始めるので手探り感が強く、そこかしこに初々しさを感じたりします。
そしてその後なにかあるかと思えば大半は何もなかったりします。実に不思議な感じだ…。
さっぱりしたものを求めている人には良いかもしれませんね。

女の子たちはヤることヤれて満足しているのですが、男目線だとちょっぴり複雑な気分になる読後感でした。
青春って、案外こんなものなのかも…。

表紙だけ見るとロリを手籠めにする凌辱モノ…と思わなくもないですが。
安心してください、みんな両想いだよ!

大体の話において少女の方が想い人と結ばれたい思いが強く、あの手この手で相手を誘惑してきます。
男の方もロリコンなのはあるのですが、少女の想いにちゃんと答える姿を見せているのは好印象ですね。
エッチの方もお互いすることができた喜びにあふれており、エロいのに微笑ましさすら感じます。

総じて安心して見れるロリエロ漫画です。

この作品の女性たちはみんな何かしら抱えていて素直ではないです。
なので恋愛模様もどこかしら過程が歪んでたり、変なことになってます。

3組の男女が入り交じる「トクベツアツカイ。」は特に顕著ですね。
そもそもの関係性が危うかったり、無理やりだったり、浮気だったり、流されたり、彼らを取り巻く状況はまあめちゃくちゃです。
見てる分には実に人間臭さがありとても面白いのですが、当事者としてはたまったものではないでしょう。

ただ、まぁ。
結果論ではありますが、みんな収まるべきところに収まった感はあります。
結局は自分の感情を出せない関係はうまくいかないということなのでしょう。
なんやかんやこの後もこれで上手くいってしまいそうな感じがしますね。

作品全体として、プレイはどれもこれも感情をぶつけ合っていて激しいものばかりです。
大体両想い、あるいは状況を受け入れてしまっていますが、場面を切り取れば凌辱に見えなくもないようなものも。
その分「使い勝手」は素晴らしいものではありますのでその点も良かったと感じています。

最後に。
村城くんと藤堂さんが救われて良かった。ホッとした。

タイトルに偽りなしの、ちびっことの幸せエッチ作品です。
基本的に女の子の方から仕掛けてくるので無理やりなのはちょっと…という人も安心。

というか女の子の方がかなり積極的ですね。将来がちょっと心配になるくらいエロエロです。
何人かJ〇がしちゃいけない表情してるんよ…。
特に「ありすちゃん」がめちゃくちゃ怖いですね。色んな意味で。

その他特筆すべき点として、やはり目元と表情ですね。
高い画力による強い目力と、場面に応じて豊かに変わる表情はとても印象的で好みです。
プレイ自体にそれほど変わった点は無いのですが、構図が上手くて勢いを感じられ、読み応えも抜群です。

不思議なアプリを手にした女性たちが、秘めたる感情を暴走させるお話がいっぱいです。
アプリによる催眠モノですが、催眠をかけるのは女性陣です。
催眠モノというと物のように扱って好き勝手したり、というものが多い印象ですが、これは「好き」だからこそ催眠アプリで既成事実を作ってしまうという流れのため、基本的には相手を大事に想っています。大事に扱うとイコールでは無いのかもしれませんが…。
個人的には女性がちゃんと相手のことが好きなのが好みなのでこういった作品は安心できますね。ピロートークというか、行為のあとのページがもうちょっとあればさらに満足でした。
あと表紙の子もそうですが、出てくる女性は(ほぼ)みんな肉付きがよくおっぱいも大きいです。ムチムチなのいいよね…。

登場するヒロインはいわゆるかわいい系ではないです。
ないんですが、目元に不思議な魅力を持つヒロインがたくさんです。
女性陣は大体目つきが鋭いので必然やや強気な部分も多かったりするのですが、どこか不器用なところもあり、それが内面を含めたかわいさをより引き立てているような気がします。なんというか、出てくるキャラクターをちゃんと好きになれる素敵な作品でした。基本的にイチャラブなのも安心です。
それと、全部ではないですが女性の方が大きな体格なことが多いです。そういったものが好きな人もアリかもしれません。

いわゆる典型的な「わからせ」ものは意外となく、やや生意気なロリとなんだかんだラブラブしてるのが多い印象です。女の子側の「好き」を相手にわからせる、みたいな感じの話もありました。
もちろん、よくあるわからせやちょっとダークなわからせもあるのですが。
ですので一般的なわからせものを期待してる人にはあまり向かないとは思いますが、ロリっ子が流されて気持ちよくなっちゃうのを楽しく見たいという人にはオススメです。

あとは、やっぱり女の子がかわいいです。表情や仕草、それと目がとてもいいですね。これだけでも読む価値があります。

…途中までなら、少女時代によくある通過儀礼の一つだった、と思えたのかもしれない。甘かった。そんなわけがなかった。

本作では最後に「手引書」と「後日談」が描かれているわけだが、その中身はなんとも恐ろしいものだった。
ああ、主人公が「子」を産めたのはそういう…お母さんがやけに協力的だったのもそういうことだったのか…と。
「虫」にとっては女も男も、結局は自分のための道具に過ぎない存在だったわけだ。
ただ「虫」側にとっても万事うまく行くわけではなく、タイムリミットはあるし、(言葉を信じれば)対処する薬品もあるのでその気になれば人類側が全ての「虫」を排除することもできるのかもしれない。
しかし現状はそんなことはなく、「手引書」存在やメスの虫の入手も容易になってそうな体制をみると、これが人類の選んだ道…ということなのだろう。男の人類にとっては悲しいことだが。

こうもにょもにょ考えているといくらでもシリアスになれるだろうが、主人公を取り巻く環境は結局はただの学校での一幕。
そんな小難しいことは別のシリアス作品に任せて、ただグチョ濡れになった少女の痴態を眺めるのがきっと正しい読み方なのだ。あとのことは知らーん!
というわけで後戻りできないことを確信していながら快楽に溺れる表情がなんとも素晴らしかったです。

虫は忌避感の強いもの、というのが一般的な認識であると思う。
ただこの世界ではどうもこちらが思うよりはその認識が強くないようだ。少なくともこの「虫」については。

この「虫」の存在感は独特だ。
男性目線では存在は知っているものの使い方や何が起こるかについてはいまいちで、女性目線では「存在するのが当たり前」
「飼うのはよくあること」「『使い方や機能』についてはある程度知っている」…と、ここまで考えて現実世界でなにか置き換えられないかと思いついたのがナプキンだった。
いや、ナプキンは知名度がありすぎる。もうちょっと秘されてるというか、使用者が少なそうな…タンポン?
えっ、「虫」はタンポンだった…?

確かに「人によって向き不向きがありそう」だったり「手に入れようと思えばさほど労せず手に入るように見える」みたいだったり、共通点は結構ある…?
自分で考えても「売ってるのは知っているがモノを見たことはない」、「使ってどうなるかは知らない」…ああ、作中の男性目線と大差ない。
タンポン程度の存在と考えれば、女性陣がさほど気にしていないのも宜なるかな、というところか。
そのレベルまで共存できるようになった「虫」の生存戦略の恐ろしさも垣間見えたということでもあるが…。

あっ、女の子は大層えろかったですね。事の本質をわかっていないままデロデロに溺れちゃう姿は興奮しますねぇ。
なんか取り返しが付かなそうな雰囲気があったりなかったりするけど、この後どうなっちゃうんだろうなぁ。

レビューにてストーリーが良かったというコメントが気になって、第一印象も可愛らしかったので購入。

最初は明るい感じで、ときどきセクハラしながら世界を旅して救っていくのかなと思った。



全然違った。

途中から少しずつ見えてくる世界の姿に震える。
話が進んでいくに連れてどんどんシリアスさが増し、このあとどうなってしまうんだと気になって仕方がない。
手に汗握った、胸が熱くなった。ボス戦での演出やBGMも燃える。
とても良質なお話に出会えたことがすごく嬉しい。
欲を言わせてもらえば、世界観が素晴らしいだけに、もっと長く、もっと色んな所を「ボウケン」したかったなと思ってしまう。

一方セクハラは全体的に激甘。
世界を救う旅の途中なのにそんなスケベなことしてていいの?と思うくらいに「どっちも」スケベ。
旅し始めのちょっと嫌そうな(でもなんだかんだ付き合ってくれる)感じもgood。仲良くなってからのイチャラブも最アンド高。
ただシリアス面との差が凄まじく、物語に没入する自分のような者だとその差の激しさに頭がおかしくなってしにそうになるので、セクハラする日はセクハラだけしてお話は次の日に進めるとかのほうが良いかもしれない。