マッハがるがさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 243位 | (役に立った数:584件) |
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投稿数ランキング | 225位 | (総レビュー数:648件) |
2024年04月28日
SFモノに登場する異星人は得てして地球人を劣等種族と見做し、上から目線で一方的な物言いをする、というイメージは少なからずあると思います。
本作に登場するウニヤ星人も例に漏れずですが、生まれて初めて見る人間の性交を「野蛮で動物的」と馬鹿にしつつも、興味津々なのは明白。
散々コケにしておきながら、セックスに没頭する二人を見ている内に発情し、絶頂を羨ましく感じるようになった辺りから事態は急展開を迎えます。
壮大なスケールの話になったかと思うと、見学者の一人が「自分も体験したい」と名乗り出たのを皮切りに始まる、人間とウニヤ星人によるまぐわい。
正直そういう漫画なのは分かっていたので、こうなる事は予測済みでしたが、そこに至るまでのストーリーの見せ方がとても上手なのです。
上辺ではけなしながらも、心の奥底には性欲が燻ぶっていて、それがジワジワと全員に燃え広がっていくのが分かる描写が実に秀逸でした。
そもそも単独で繁殖可能なウニヤ星人には、快楽目的で性行為を行うという発想がなく、快楽を得る手段も限られているようでした。
だからこそ、単なる繁殖行為ではない人間のセックスは、彼女(?)達にとってはまさに未知との遭遇。
人間との性交を通じて「セックスとは何か」を、ウニヤ星人の視点を通じて改めて学べる教育漫画的側面もある…のかもしれません。
2024年04月28日
清純派のショタ君が、暴徒と化したメスの大群に精子目当てに追い回される、男なら一度は体験してみたいシチュエーションを描いています。
ある日突然特別な存在になった人間が辿る道は、大きく分けて「動揺する」か「イイ気になる」かの二通りですが、当事者にして主人公の翠君は前者。
これで主人公が調子付いて、言い寄ってくる女性と手当たり次第に大乱交というありきたりな展開だったならガッカリする所でした。
嫌がるショタ君が問答無用で逆レされてしまう流れはおねショタの定番で、本作も(タイトルの時点でお察しと言うか)その例に漏れず。
しかし何の心構えもないまま追い回され、問答無用で女性の慰み物にされてしまった事で翠君のストレスが爆発し、一転攻勢に出る珍しい場面も。
台詞から怒っている事は伝わってくるものの、怖くもなければゲスくもなく、寧ろ女性からすれば積極的になってくれる分好都合なのが微笑ましいです。
作中では大勢の女性が大挙して押し寄せている設定なのですが、台詞だけの賑やかしになってしまっている事と、絵の差分が少ないのがやや寂しいところ。
2024年04月28日
衛生観念に乏しい三十路の女教師と、○学生にして拗らせてしまっているショタ君とのセックスを描いた、少々変わり種のおねショタです。
内容も一ヶ月入浴していない女性の体臭に主眼を置いた、控え目に言ってもトガッた内容。
ニオイの感想を丁寧に教えてくれるのですが、読んでいると頭が勝手に想像力を働かせるくらい生々しく、そういうのが好きな方にはお勧めできます。
ページの半分以上をコッテリ濃厚な(何がかは伏せますが)前戯に割いており、寧ろ本番よりもこちらがメインなのかもしれません。
処女喪失となるHシーンでは、性病に感染しそうなバッチぃまぐわいである事を除き、並の性癖の人にはここがハイライト。
最初は冷淡だった三上先生が、自分をまっすぐに愛してくれる新名君に感じ入るものでもあったのか、僅かながら感情を露わにする一幕もあります。
ちなみに恥垢や身体をボリボリ掻いたりといった、絵による露骨な不潔表現は抑え目なので、苦手な方でも大丈夫かと(※個人の感想です)。
2024年04月20日
ぽっちゃり系女子をヒロインに据えたおねショタで、豊満すぎる肉付きと、文字通り珠の汗を前面に出した、やや癖のある作風です。
何せ四六時中汗だくで、汗を吸うだけ吸って肌にピッタリくっついた衣服の着たままエッチは、非常に圧迫感と粘着感があります。
他所ではあまり見られない肉々しく、臭いたちそうなおねショタなのですが、実は最大の評価点は別にあります。
それはRPGの世界観を活かした、数々の小ネタを物語の彩りとして混ぜ込んでいることで、例えば、
・「素早さが低いから」という、身も蓋もないがRPGでは割と切実な理由で他のパーティーから余されたヒロイン二人
・序盤は地味な装いだが、話が進むと装備を次々更新していく(計三回)
・マイア→魔法アタッカー、アリィ→ヒーラー、勇者君→タンクと、案外バランスが取れたパーティー構成
…と、RPG経験者なら思わず唸る拘りようは、作品の没入感を高めてくれます。
また、入手した服やローブは明らかにサイズが合っておらず、ピチピチのパツパツなのですが、これにはRPGならではの「気付き」がありました。
よく考えると店売り装備は百歩譲って、宝箱から入手した服や鎧が、装備条件さえ満たしていれば体型問わず誰でも着られる方がおかしいのです。
無粋なツッコミはともかく、マイアとアリィは外見のみならず性格も柔らかく、非常に親しみやすかったのも好感触。
詳細はネタバレになるため伏せますが、勇者君もヒロイン二人も、お互いがお互いを必要としている事が分かる、とてもハートフルなお話でした。
2024年04月16日
開幕から筆おろしを済ませた翌朝から始まるので、二人の出会いや初体験の様子が分からないのはやや残念(後者は回想シーンで少しだけ見られます)。
解説がなく、読み手に与えられる情報はごく僅かですが、クロエとレオ君が身体だけの関係ではなく、年齢を越えて愛し合う仲なのは分かります。
しかしいくら愛のあるセックスで幸せな空気を演出しようとも、定期的に顔を出すゾンビの群れが、絶望的な現実へと引き戻してくるのです。
クロエの言葉通りなら、既にこの世界でまともな人間は二人だけであり、それは遅かれ早かれ人類の歴史の終わりを意味しています。
その上ほんの数メートル先にはゾンビがうじゃうじゃ跋扈する地獄絵図が広がっており、いつ襲われてもおかしくない「詰み」の状況。
けどそんな事はどこ吹く風と、トロけた表情で盛り合う二人は本当に幸せそうで、もしかしたらまだ希望があるんじゃないかと錯覚してしまいます。
終盤は二人とも大胆不敵すぎる行動に出て、愛し合っているのは分かったからもう少し安全な場所でヤれとツッこみたくなる始末。
作者さんは本作が初のエロ漫画らしいのですが、キャラクターの表情は男女共に活き活きとしており、背景も荒廃した近未来の雰囲気がよく出ています。
中途半端な所で終わってしまった点を除いては、初めてでここまでのものが描けるのかと感心しました。
2024年04月16日
恐らくラッキースケベは偶然だったのでしょうが、ねねは元々トオル君を食べるのはやぶさかでなかったように見えます。
行動に動揺や迷いがなく、流れるような所作でトオル君をたらし込んでいく様を見ても、寧ろ以前から濃厚接触の機会を伺っていたようです。
当然と言うかトオル君は初めてなので、筆おろしはおっかなびっくりの、ゆったりしたセックスとなっています。
特筆すべき事項として、本作はおっぱいの描写に力が入っており、揉んだり舐めたりするシーンが多め。
ほんのりとした色使いの乳輪と、もっちり・たっぷりのおっぱいは美しく、オノマトペも相まって非常に柔らかそうです(巻末にカラーで拝めるオマケ付き)。
自分としては胸の大きさはこのくらいが大きすぎず小さすぎずの、本当に丁度良い塩梅だったのが評価点に繋がりました。
その反面、フィニッシュの射精シーンは演出控えめのアッサリ味なのですが、これに関しては過剰なオノマトペでうるさく感じるよりは良いと思いました。
唯一気になった点は、あまり背景が描かれておらず、所々空白が目立つコマがあった程度でしょうか。
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2024年04月13日
実力もプライドも高い女傑が、淫紋を刻まれたせいで一気に弱体化し、それまでの勝ち組コースから転落していくストーリーは数知れず。
その後は今まで散々下に見てきた雑魚や仲間に良いように弄られ、慰み者にされてオシマイという悲惨な結末が定番と言えば定番です。
ヒロインが目に余る程の横暴女だったり、弱っても強気な態度を崩さないほど興奮度は高まりますが、本作だとストーリーの毒気は然程強くありません。
それは竿役のユート君がリザを敬愛しているからで、これで日頃から虐げられていたなら、鬱憤と性欲を晴らすチャンスというお決まりの展開になる所。
馬鹿にするでも見放すでもなく、ただ師匠に醜態を晒させたくない一心での分からせセックスは、荒療治とも言えます。
よほど淫紋の力が強いのか喘ぎ声まで豪放で、リザのスイカほどもありそうな爆乳がブルンと揺れる濡れ場は勢いがあり、実にパワフルです。
このままユート君に分からされて完オチする運びかと思いきや、物語は少しだけ予想外のオチを迎えます。
強いヒロインが淫紋を刻まれる作品は、暗く救いのない雰囲気のものが多いですが、今回は思わぬ変化球を見た気分でした。
2024年04月12日
砂糖をまぶした一口大のドーナツ、缶ジュースに似せた容器のラムネ菓子、サッカーボールの包み紙に入ったチョコなど、昔懐かしの駄菓子が盛沢山。
本作はモノクロですが、絵を見ただけで即・脳内でカラーの映像を再生できる世代は、きっといる筈です。
とっくの昔に過ぎ去ってしまった子供時代を思い出してノスタルジーに浸っていると、唐突にイイ雰囲気へとシフトします。
濡れ場は王道の愛があるおねショタセックスで、作中で明言こそしていないものの、回想から恐らく二人とも両想いだった事が察せられます。
駄菓子だけに何とも甘やかですが、さぁこれからお楽しみというところに客が来たせいで、バレるかバレないかのスリルも味あわされる羽目に。
文字通り(ショタ君を)尻に敷くプレイが多いのは、二人の行く末を暗示しているかのようでした。
追記になりますが、作中には前述の通り懐かしの駄菓子が結構散りばめられているので、購入された方は背景を注意深く見てみることを推奨します。
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2024年04月08日
作者さんのHPの無料DL素材に加え、ファンタジー作品における超有名所な魔王クラスの追加パックです。
デフォルメだの女体化だの、ライト層に一切媚びないシリアスでグロテスクな造形は、本来「モンスター」とはこういうものだと再認識させられます。
デザインに関しては満足ですが、少し欲を言えばツクールで使いやすいようにリサイズしたバージョンが欲しかったところです。