velbetさんのレビュー一覧

シリーズ3作目になりますが、面白さはそのままハイクオリティを維持しつつも、システム面について回を重ねるごとに洗練されています。
全ての面においてハイクオリティですが、このゲームの魅力は何といっても魅力的なキャラと壮大なストーリーだと思います。

まずキャラについては一人ひとりに豊富なイベントが用意されており、キャラの丁寧な掘り下げが行われます。
ただその数が本当に膨大ですべてを見るには、かなりの時間がかかります。
ですがその中でストーリーの伏線を張ってあったり、一筋縄では伝わらないキャラの魅力が存分に出てきて、大量にあるにも関わらず飽きることなく楽しめました。

またストーリーは各所でキャラの見せ場と魅力的な世界観が用意されており、キャラと世界観の魅力を存分に活かしています。
前2作との繋がりが各シーンで示されており、プレイを続けていく中で自然に広がっていく世界観を楽しめます。
未だ明らかになっていない物語も残っているので、今後ますます世界観が広がっていくことにとても期待を持たせます。

これらの魅力を声優さんの演技や流れる音楽、綺麗なイラストの全てが見事に彩っていました。
壮大なストーリーと世界観を持った大作ゲームに興味があれば、損はさせないオススメ作品です。

生き物としての格の違いを突きつけられる中で、敗者のモブ視点で話が進んでいく鬱要素が詰まった残酷といえるストーリーでした。

主人公は平和な生活を暮らしていた中で、突然に主人公にとって全てといえるほど大事なものを次々に理不尽にも奪われていきます。
前半は主人公が無力すぎて、プレイ中にあらゆる方向から精神的にダメージを受けました。
そんな状況で話が進んでいき、やがて運命の分岐点へと進んでいきます。

この作品はマルチエンディングなので、後半では複数のルートが用意されています。
どのルートでも、この世界とテーマだからこその魅力があり素晴らしかったです。

特に破滅へと進むとわかっていながらも戦うことを選ぶルートが最高でした。
奪う側の暴力と奪われる側の嘆きから生まれた世界への報復の意思、そこから行き着いた先の終着点ではやるせなさがあり、その中に何とも言えない美しさがあります。
居場所を奪われた敗者が世界に戦いを挑むその姿は、このままで終わらせまいとする意思を示しており、とても魅せられました。

作中で各エンディング条件の説明もあるので、どうしてもエンディング条件が分からないとして詰まることもないと思います。
クリア後はルート分岐点から再開もできるので、面倒な作業も一部省くことができます。

理不尽に奪われる世界で嘆きながらも戦いを挑むのか、または地に伏して絶望を味わい続けるのか。
そんなストーリーのダークファンタジーに興味があれば、おすすめしたい後悔させない作品です。

前作のあのエルフキャラが過ごしてきた絶望の日々の追憶の物語です。

平和だった生活から淫獄に引きずり込まれ、終わりのない日々を過ごしていきます。
その一連の過程はまさに地獄でした。
特にオークたちと過ごす日々は鬼畜なシーンばかりで、悲痛と絶望感が伝わってきます。

一方で、所々にストーリー性重視のシーンも挟まれています。
ストーリーシーンの内容は、前作で詳しくは描かれなかった内容を十分に補完しています。
ストーリーに深みが増すので前作ファンなら、ストーリー面でも楽しめます。

そのため、ストーリー面とエロ方面の両方に面白さがある作品でした。
特に世界観の設定が練りこまれており、とても魅力的です。
ニンゲンサンカというシリーズ名に込められた意味を伝えるシーンでは、作品テーマの意味が良く伝わってきました。
作品においてタイトルが持つ重要性を感じられます。
強大すぎる敵にどのように立ち向かうのか、さらなる戦いを迎えた時、どのような決着になるのか、続編に期待が高まります。

何気に初めからすべてのシーンが楽しめるお手軽性もよかったです。

題名通りのヒロイン調教ものですが、単なる性的な調教だけでなく、ヒロインを見下し、精神的にいたぶるためにやりたい放題行います。
特にレビュータイトル通りの価値観を持って、作中でとにかく何度も、アヘ顔をさせているのが面白いです。
また終盤でのヒロインの戦う目的・想いを最悪の形で踏みにじる展開が本当に鬼畜でした。

ヒロイン含めた登場人物の大半が似たり寄ったりのゲスい本性なので、ヒロインに対してもざまあと思ってしまうことがありました。
ヒロインは最後まで、精神的に完ぺきには堕ちずに敗者の恨みを吐いているので、それがまた最後まで楽しめました。

主人公はかなり悠々自適に暮らしており、ただ一つ足りないのはかわいい恋人くらいといううらやましい境遇です。
そんな生活の中で久しぶりに再会する幼馴染が上がり込んできて、生活に変化が出てきます。
ヒロインと楽しく同棲しながら、日々のコミュニケーションを通じてあきらポイントを集めていきます。

日々の生活を楽しみながらポイントを集めていく中で色々なイベントが起きていきます。
その過程で徐々にヒロインとの距離が縮まっていくのが感じられるのが楽しいです。
また距離が縮まってく中で、ヒロインが気を許してくれて弱さをさらけ出してくれるのが可愛くてとてもグッドでした。

操作インターフェースも使いやすく、進め方のヒントもあるので、ストレス低めで気軽に楽しめます。
日々の会話やイベントの内容を含めた全てがとてもよくできている、クオリティの高い作品でした。

イチャラブストーリー、特に幼なじみモノが好きでしたら、間違いなくお勧めです。

タイトル通りのストーリーですが、一番重要なこととして「女体化した親友がとてもかわいい」です。
相手が元男なので複雑な感情を抱きながらも、呪いを解くために親友とHをします。
元男ということで男のツボを突くような、可愛い仕草や行動をしてくれて、とても良いです。
最後は女性寄りの思考になった親友が下した決断からのハッピーエンドを迎えるという、最後まであまあまのTSモノでした。
イラストを見て可愛いと思ったら購入して損はないと思います。

個人的には親友が悪魔の呪いで女体化してしまった理由が自業自得で笑えて面白かったです。
思わず悪魔に同情してしまいそうでした。

シリアスでダークな世界観ですが、ただダークなだけでなく純愛イベントも含んでいる、シナリオの完成度が高く、よく練られているストーリーです。
つかみどころがなさそうな少女のミカゲと真面目な少年のコウが出会い、『邪神』が存在する世界で色々な生き方をしているキャラクターたちと出会います。
様々な出会いがある中で戦ったり、助け合ったりとしていく中で、出会いによる人間関係の変化がもたらされていくストーリー展開がとても面白いです。
シナリオに沿った展開の中でHシーンが発生しますが、特にミカゲとコウのHシーンが、イラストが綺麗でとても可愛いです。
クリア後は良作のノベルを読み終えた心地よい感じと、続編に向けた展開に対する期待が感じられます。

またゲームとしての完成度も高く、複数の難易度それぞれでバランス調整も細かくされています。
戦闘システムが複雑だと感じる面もあるので慣れるまでは、多少苦労するかもしれません。
戦闘が苦手な人向けの普通にやっていればクリアできる難易度から、本当にゲームが得意な人向けの難易度まで対応しています。

過激な描写を含めたストーリーが好きな人、やり込みゲームが好きな人にはおすすめな良作です。

前作はオーク以外の種族に焦点を当てていましたが、今作は主にオークに焦点を当てたストーリーになります。
前作の内容や設定を活かしつつ、前作では明かされなかった真実が明らかになっていきます。
敵のボス達はもちろん、ザコ敵にも色々と設定が丁寧に作られていることがプレイしながら感じられます。
各キャラがそれぞれの信念を秘めて戦い、「生きる」その姿は、まさに前作同様、英雄の物語と言って良いと思います。

レベルアップによってステータスが上昇するので、レベルアップを続ければアクションが苦手でも詰まることはないと思います。

前作をやってみて楽しんだ人は、今作も間違いなく楽しめると思いますが、前作をプレイしたことがなくてもプレイして欲しい良作です。

一人暮らしがさみしいので、ペットを飼ったりするのはよくあると思います。
そんなありふれた関係の中で大きいことにコンプレックスを持つうさぎと、さらっとその心を慰めるカオルのやりとりは、とてもほんわかほのぼのです。
ちなみに擬人化されたうさぎは、身長182cmと本当に大きいです。
あまり感情を出さなそうなカオルと感情をよく出すうさぎは、良いカップルです。
すこし短めですが、短い中でも癒しが伝わる作品です。

冒険中に呪われた主人公が、呪いを解くために、奮闘します。
異種姦や対人のシーンがいろんなシチュエーションで発生します。
置かれた状況の割には、まっすぐ進んでいく主人公で、アブノーマルなシーンが多いながらもそれほど気にならず進めていけます。
各シーンの描写も丁寧に作られている作品です。