scps recensionslista

マゾが一番興奮する時というのは射精することそのものではなく心理や本能を利用されて相手に手玉に取られている時だと思っています。
射精というのはどうしても男が渇望してしまう生理現象であり、それを管理しおもちゃにされるというのは被管理者にとって筆舌しがたい屈辱と苦しみを与える事になります。
その屈辱と苦しみにこそマゾの悦びがあり、それらの悦びと男の本能との相克が射精管理というジャンルの根幹だと私は考えています。

この作品はそのツボを押さえたまさに王道と言うべき作品で、管理者がマゾ男の心理を完全に理解し、かつ根底に愛があるという理想の女王様(きりたんなので王女様と言うべきでしょうか)に責めていただけるという素晴らしい内容でした。個人的にロリに責められるのが大好きなのでそこもドンピシャでした。
また、合間合間に挟まれる射精管理講義もマゾ男を観察対象=下位存在として見ているように感じられて興奮の一助となりました。(絶対に敵わない感じがすごく好きです)

作者様がこだわりと熱意を持って創作されていることが伝わる名作だと思いますので、少女に管理されたいという願望を持つ方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。

エムサイズさんの作品は個人的に『ヒロインが女王様であることを自覚する』というテーマが根底にあると思っています。
(そのテーマの種子が『イキM』の真希様で、発芽したのが『恋踏』の早智子様で、開花したのが『悪女』の花様でしょうか)

ヒロインが女王様であることを自覚するきっかけは物語開始時点より前だったり主人公と関わってからだったりと様々ですが、この『育精』は主人公《一家》と関わってからということになります。

そしてこの作品のメインヒロインは疑いようもなく未希様であり、サブヒロインである実母の満恵が大きな布石になっている構成上どうしても満恵ルートが薄味になってしまうのは仕方の無いことだと思いますし、熟女フェチの方々が物足りなく感じるのは理解できます。

しかしながら最初のHシーンで「あれ?」と違和感を覚えたところを未希様のルートで回収して女王様として完成させたことは素晴らしい試みだと思います。

だからこそ、未希様のルートをもう少し長くして堕としていく過程をじっくり描写して欲しかったという欲求が湧いてきたことも偽らざる本音です。
(例えば主人公が満恵に手を出さないでくれと言う場面が終盤にありますが、それを一つのルートにまで膨らませて主人公が満恵を助けるために未希様に抵抗するも全て手のひらの上で…のような展開とか。妄想すみません)

エムサイズさんとして新しい挑戦をされたシナリオで賛否あるとは思いますが、私にとっては賛であり、キャラクターとしてはもっと虐められたい、支配されたいと思わせる女王様が誕生したと自信を持ってオススメできます。

M男性にぜひ購入してほしい作品です。

の生態をご存じでしょうか。
ゴキブリの脳に毒を注入し、逃避行動を封じて巣穴に誘導、そのまま卵を産み付けるというものです。

この生態をエロいと思えたなら、絶対に買いです。

つまり、この作品に登場する搾精生物たちは視点人物のことを愛しません。ただ単に本能として男を襲い、精液を搾り取っていきます。そこに愛はありませんし、生物の種類によってはその後の人生を全て奪われ、時には命を落とすこともあります。
我々人間は地球上では頂点に立ち、科学と社会によって守られ、生物の命を頂くことはありますが、頂かれるということは滅多にありません。それ故に、他生物によって食物連鎖に組み込まれ、為す術もなく殺されてしまうということに強い忌避感が生まれます。ともすれば、その生きるための行為をグロテスクに感じてしまうほどに。
しかし、その『為す術もなく』という部分に興奮してしまう奇特な人種も確かにいます。この物語は人間を生殖の道具として使ったり、精液を食事の対象にしたり、人間の上位に位置する捕食者を描いています。そこには言葉も愛もありません。嫌悪や絶望を感じるのはこちらだけです。この物語世界の人間は『自然』という決して抗えない存在に弄ばれているのです。
マゾヒスティックな趣味をお持ちのかたなら、一度覗いてみるのも一興かもしれません。

軌跡シリーズ第一弾で、私はまだこれのみのプレイです。

設定がとても良く練られていて、そのこまやかな設定を土台に、エステルとヨシュアが旅先で出会う仲間たちと一緒に行く先々で起きる事件を解決し、

核心に迫っていくストーリーはまさに王道で、真っ直ぐ心に響いてきます。

この世界に暮らしてみたいと思わせるような魔力を持った名作RPGであります。

一週目をクリアしたところです。
二周目にBADエンドをプレイしようとしたのですが、GOODエンドが良すぎて、彼女たちに嫌われるよう行動するのがつらいです・・・。

一人一人のキャラが立っており、それぞれのエピソードもきちんと練られていました。さらに人数も多いのでイラストでお気に入りの子がいればまず間違いなく楽しめます。