北海道的鑒賞一覽

ありそうでなかった、本物の「奴隷純愛シミュレーション」。
まずヒロインが、他の作品に多い「高貴なバックボーン(亡国の姫や貴族令嬢)」ではない。
出自そのものが奴隷で、体に残る酷い傷跡も相まって絶望しきった様子に説得力がある。
それが主人公の優しさに戸惑う様子もまた説得力があるもので、そのうちに心を開いてゆく過程も納得のいくもの。
一度親密になってからは一気にHシーンが増えるかと思いきやそうでもなく。
またすぐにベタベタラブラブ状態になるかと思いきや、会話内容が少しずつ増えて簡単にはマンネリにならない。
ヒロイン・シルヴィは通常の笑顔の愛らしい大人しい様子から、一気に豹変するHシーンの乱れっぷりなど魅力につきない。

ここまで魅力的な要素のぎっしり詰まった(と言うかある種のツボを揃えまくった)一品ですからね。これはハマるでしょう。
本当に「待ってました!」というところです。

抜群のボディラインの母親とのからみも秀逸だけど、終盤の母親の涙と寝言を目の当たりにして変わってゆく息子の様子がちょっといい感じ。ある意味一種のhappyendだったと思う。
贅沢を言えば息子の「自分が母親を妊娠させてしまった」と自覚する様子や母親への思いが変わった後の交わりも見てみたかった気もするけどけれど。