さたけ的鑒賞一覽

…そんな言葉で終わる、倉橋さんのtrack1。

黒縁眼鏡に閉じられた目、少し上がった口角。
スラッとした佇まいながら、
俯き加減や目尻に枯れを感じる、優しげなオジサマ。
挨拶の第一声も柔らかくて、とっても爽やかなお声。
なるほど、モデルさんか。

でも、正直に言うと、
一番最初にサンプルを開いた後で思ったのは、
自分の思ってたイメージとは違うかな??…でした。

主人公の依頼背景やサービスの特性上、
初めは線引きをしてるしなあと思いつつ、
話し出すと些かドライな印象で、意外にあけすけな物言いの倉橋さん。
どこか本気か冗談か分からない話を聞いていると、
丁寧な物腰も優しい声も、逆にちょっと人を食ったように思えて、
うーん…?と掴めずにいました。

でもそれは主人公が傷ついているからであり、
倉橋さんも最初はちょっと緊張しているようで。
ささっと目的に入ろうとする彼女をやんわり引き留めて、
少しお互いのことを知った方がいい、と言ったり、
笑わせようとか慰めようとか端々に意図が感じられる。
そして自分もちょっと弱味を見せてくれる。

抱き枕パートはお話パートがきいていて、距離感にぐっときます。
売れないとかなんとか卑下しつつも、倉橋さんは大人の男。
若ぶりに見えてもやはりオジサマです。じゃ、おいで、はずるい。
本気になった分の葛藤もみえつつ、がっつかずに、あまやかしてくれる。
それでいて甘え上手でもあって、なんやかやでするっと抱いてしまったり。
どこか懐っこいのに、包容力もあって、人たらしなんだろうなあという。
なんというか可愛いのです。あと、意外と情熱が青くてびっくりする。
聞けば聞くほど魅力にはまる倉橋さんは沼。

ひとつひとつの言葉や声色からその人を浮かび立たせられるのは、
サークルさんと声優さんによるものだと思います。
雪正由さんのお声に大変癒されます。

「割と正直ですから」
聞き終わってみると、この一言は倉橋さんを現しているなあと思います。

今回のCureシリーズはお香エステ。
専門店でたっぷり癒される音声作品で、
寝落ちすること早数回です。
ディーブルストさんの豊富なシリーズのなかでも、香りという、
耳で聴くことと離れたサービスを手軽に
楽しめるのが、こちらの作品のよいところ。

専門用語や豆知識を交えてやさしく店員さんが話してくれるので、
本当に専門店でケアを受けているような気分になれます。
…実際、こんなに至れり尽くせりのお店はちょっと見当たらないでしょうが(笑)

空薫、フェイシャルケア、
リンパ&ツボマッサージ、匂い袋作り…と、
聞いてるだけで楽しいラインナップですし、
バイノーラル録音で、すぐそこに愛耶さんがいるかのような臨場感を味わえます。

音源はWAV、MP3の2パターン。
MP3は効果音なしもあり。
台本、ジャケット・プレイヤー用の
イラスト付きで、ありがたい仕様です。

その他のシリーズも要チェックを!

今日から飼い主社畜になります、
ありがとうございます。

志羽至さまのお声は初めて
聴かせて頂いたのですが、いいお声です。
お喋りも自然で、すっと引き込まれました。
…ていうか、クロかわいいね?
サンプルを聴いて、
迷うことなくスッとカートへ in 。

クロ、にゃんこなんですけれども、
自分のことを人間と思っているそうで。
しかも、関西弁を喋ります。
関 西 弁 を 、喋 り ま す 。

そして、トラック2のタイトルなんかは、
ぺろぺろちゅっちゅと書いてありますが、
この音声、健全です。ご安心ください。
だって猫なので。
自分のこと、人間と思っているのに???
ひとしきり床を転がりました。

実際ぺろぺろちゅっちゅのクオリティが
すごいので、健…全…?とはなるかも
しれないけれど、だって、猫なので。
しかも、合間に、すきやらかわいいやら
言われたりするので(白目)。

他のトラックも癒されるやら面映ゆいやら。
ASMR要素もバッチリです。
ごはんまだー?に至っては、
はぐはぐ言いながら食べてるし、
転がるスペースが足りません。
そろそろ壁にめり込みそう。
サンプルで聴けますが、
わたしは序盤の、くれへんのけ、やら、
おもしょいやらが購入理由です。
ご検討ください。

関西弁のコは珍しい気がしましたし、
方言ていうのもとってもよいです。
ぜひ、シリーズ化して下さらないかなあ。
コスパはそれほどですが、
いつでも気軽に聴ける長さだし、
これでもかと萌えが詰め込まれてるので、満足度は◎
バイオレットボーンさんのエッセンスが
効いたキャラクターとお話が楽しめますよ。

何はさておき、
サンプルを聴いてみてください。
そしてあなたも、レッツ、飼い主社畜!

なんだろう、これは、ほかでみたことない。
でもほしかったやつ!
といった感じで、膝を打ちました。
こういうの好きなひとは、
絶対脳天ぶち抜かれるやつです。
フルカラー30ページ、
隅から隅まで雨読六畳さんならではの
世界観とフェチシズムが詰め込まれてます。

結構ニッチで、すげえハードなフェチにみえますが、
おねえさんがウルトラ明るいので、
オールハッピーって感じです。怖くないよ。
VSって書いてあるけど、おねえさんが巧みに攻守交代しながらアレしてくれるし、
どっちが勝とうが負けようが、見てるこっちは二度美味しかっただけでした、
大変ありがとうございました。
地雷持ちのひとは注意が必要かもだけど、作品内容で気になる部分があって迷ってるなら、
カートへポチッとするときっと幸せになれます。あまあま風俗だよ。

美人でナイスバディで健康優良で、超超ハイスペックなおねえさんが、
非モテアラサーふたなり女子のこじらせ性欲をひたすらぜんぶ受け止めてくれます。
…え、女神?

ほんと終始優しくて女神です。
あんまり上手くいくので騙されてんのか、美人局なんかと思ったけど、裏とかない。
(やってることはド裏だけど)
それでいて、恥じらいがあるのに
主人公のやりたいことを全力で叶えさせたり叶えてあげたりしてくれます。女神です。
しかも「年下の」おねえさんです。
なんだこれ、お腹いっぱいだ!でも、おかわりください!!(切実)

主人公の女の子もこれで憑き物が落とせた感じだったし、
今後も定期的におねえさんを指名して、
ベリーハードなふたなり人生をサバイバーしていってもらいたいなと思います、末永く!

大体8分から10分程度のお話で、サクッと聞ける感じ。
色々なシチュエーションで6本入っているので、
お値段的にお求めしやすいと思います。

広島弁のひろきくん、
大阪弁のおおのくんは、
女性声優さんがお声を担当されています。
どちらも少年らしさが感じられました。
環境音やSEあり。告白シーンはBGMあり。

6人とは、普段の日常の延長線上にある
ライトな関係といった印象で、
そこから告白に向けて、ヒロインに対して、
知りたいとか、知ってほしいとか、
もっと近づけるようにアプローチしていて、
どれも始まりを予感させるストーリー。
5歳から強面のおじさんまで、キャラクターも様々。
もちろん、みんな方言男子です。

シナリオは、
王道なシチュエーションが揃いつつ、
ちょっと突飛だったり、
若干意外な方向に展開がいったりします。
そういう返し方するの?とおもったり。
個人的には熊前さんが楽しかったです。

AV業界がテーマということもあって、
非日常かつ刺激的なシチュエーションが
堪能できます。ドラマティックなお話が
好きな方におすすめ。

性急なテーマの割に、
きちんと日常パートも描かれているし、
惹かれていく過程が読み取れます。
基本的に辰巳さんが紳士で世話焼きなので、
口当たりはまろやか。(あと、結構情熱的)
はじめは冷たい素振りを見せるものの、
それもヒロインの為を思えばこそ、で、
懐に入れてしまえば、
ひたすら優しく、大切にしてくれます。
ヒロイン愛されてるなあっていうのが
伝わってきました。

椎名様はクールでセクシーなお声で、
トラック3での、
四宮槇としての演技にも注目です。

野口一枚で2時間超の大満足のボリューム。
修正等含め、アップデートも丁寧な印象で、
おまけ音声も追加(しかも二つ!)されて、
その後のふたりもきちんと描かれています。
物足りなさを感じさせない、
至れり尽くせりな作品です。
気になった方は、まずはサンプルを!

登場人物の立場からもわかるように、
また、作品内容にも書かれているとおり、
プレイ内容はアブノーマルなこちらの作品。
正直、個人的にはそういう作品は苦手なの
ですが、聴いてみるとそこまでハードな
印象は受けず(内容は濃厚なのですが)、
あんまり得意じゃないなーとお思いならば、
ぜひ、サンプルを聴いていただきたいです。
何より、椎名様のお声、素敵ですので!

尋問官のリオは、嗜虐的でありつつも、
基本的には職務に忠実で、
他者に感情を動かすことはありません。
ちょっと慇懃無礼な丁寧な口調が印象的で、吐息を吹き込むような喋り方が妖しく、
セクシー。じわじわと真綿のように
精神を絡めとり、執拗な攻めで
屈服させようとしますが、
体を暴かれても芯を見せるヒロインに、
これまで感じたことのない感情を
自覚して高ぶるハイライトは、必聴です。

尋問官と囚われ人がゆえの、
お互いしかいない空間と、
そこで育まれ始める奇妙な関係性。
そこには昏い劣情しかないと
思わせられますが、反して、
物語の結末は濃密な甘さを帯びてゆきます。

世界観は、終始、退廃的なストーリー。
いきついた二人の関係は主人と所有物で、
ヒロインは首輪をつけられ、
いまだ囚われの身のまま…。
御礼トラックにおいても、
二人の周囲は破滅に満ち溢れている。
けれども、命令をくだしながらも、
甲斐甲斐しくひざまづいているのは、
一体どちらなのか。
おそらくその顔には、微笑みをたたえて。

そうして一方も、否定をしながら、
同時にすでに、陥落してしまっている。

閉じた世界で、
あなたは美しい、と、乞われる日々は、
至極甘美な空気に満たされています。

タイトルそのままずばり、でありながら、
それだけでは終わらない作品です。

内容は紹介文にある通りなので、
性描写等は濃厚で、
苦手に思われる方も多いかと思いますが…。
実際に聴いてみると、思ったよりマイルドな印象です。
なので、きになるな、と思う方は、
まず試聴されてみてほしいです。

確かにインモラルな世界観ではあるのですが、
その中で生まれる奇妙な関係性が、
どこか愛情のようなものを伴って育まれてゆきます。

また、優しげながら、淫靡なお声がキャラを形どり、
栄人様の熱演も必聴です。

舞台が違うので、単品でも楽しめますが、
できれば前作を聴かれてからの視聴を推奨したいです。
その方がきっと、より、この作品を味わえると思うので。

予告から発売を楽しみにしていました。

個人的に、こちらのサークル様の、
口語体の喋り方をするキャラがとってもツボなのですが。
今回の彼もドンピシャでした。
お声もクールで、ちょっとハスキーで。吐息交じりに囁くのが色っぽいです。
バイノーラルもよい仕事をしていました。
なんという近さ。

作中で彼も言っていましたが、
願い事をサラッと叶えてしまうあたりが、
ほんとうに悪魔らしいなあと思いました。

しかし、エスっ気は見せつつ、
酷いことをされたりはしません。
というより、初めて(にも驚いていた)であるヒロインを
リードしてくれるし、
淡々としたお喋りに不意に普通の青年っぽさが見えたりして。
塩キャラメルには笑ってしまいましたが(笑)
意外と甘党なのかな?

性描写は濃厚で、言葉が直接的なので、
そこら辺の好みは個人差あるかもしれませんが、
雰囲気はマイルドです。
まあそもそも悪魔だし、と、思える感じ。

取り立てという名目ながら、単純に愉しんでいる様子で、
極上のエサ、と、ヒロインの事も気に入った模様。
急転直下ながら、ハッピーな出会いになってよかったです。
悲惨な人生を精算してもらったと思えば、むしろ良心的かも?

なんやかや、優しい悪魔でした。

彼氏気分で恋人と過ごせるBL音声。
BL主観系の作品も最近は増えてきましたが、
一つの作品で受け攻めパートが選択できるのはやはり珍しい。

こちらの彼はとにかく元気で可愛いです。
やんちゃでドジっ子だけど、
恋人をもてなそうとする姿は健気です。
今夜は攻めも頑張ります…が、
なんだかんだ主導権を握られてしまうところが、
やっぱりかわいい。

日常の伺える描写も丁寧で、空気感が絶妙。
恋人を気遣ってくれるところは、本当にぐっときます。
キャラ立ちがしっかりしているし、
ツボを突くシチュエーションや台詞があって、
クオリティの高い作品です。

このシリーズは大好きなので、新作が出ないかなあ…。