瘋癲庵的鑒賞一覽

本作はパッケージイラストの通り、重度のマゾ、あるいはマゾ志願者向けです。
しかし、催眠音声作品としてみた場合、本作はむしろ初心者の方にこそおすすめできるものでした。
また、経験者向けの評価としても、快感が激しすぎないことでかえって被暗示性とマゾ欲をジットリグッチョリと深める上質なマゾ向け催眠、といえます。

本作の無料版・有料版で催眠音声を聴きはじめたよ!という方にアドバイスを2点。2人の立ち絵をよくイメージしておくことと、催眠に掛かったか分からなくてもとにかく「マゾらしくイカされている」振りをしてみることの二つです。もっとも、無料版をすでに聴いた方には言われなくても分かるよ、という話かもしれませんが……。

この催眠音声で無事にマゾアクメできた方は、同サークルの過去作品に挑戦してみましょう。あなたのマゾ生活はさらに豊かなものになります。

それにしても、本作で「君/あなた」を堕落させるロベリア様とクレマチス様、本作だけの登場とするにはあまりにも惜しい存在でした。またいずれ再登場しないかな……。

初見の方でも楽しめる作品ではありますが、同サークルの過去作と比較しても、全体として安心感が際立ったシチュエーションです。
王子様系低音囁きボイスに愛でられたいマゾの男の子は買いましょう。
心境を代弁する喘ぎ声煽りもほどよい激しさ下品さで、気持ちよさに踊らされたいマゾ心をヒクヒクと弄ばれてしまいました……。

また、乳首の弄り方についても、カリカリだけ(好きだけど!)ではなく、乳輪の芯を意識させるような責めを織り込んでいる点で、オナサポとしても優れていました。

総評としては、癒やし要素の甘さが快感の強さにうまく噛み合った作品です。甘やかしが快感を受け入れる姿勢を作っているというか……。この路線の作品は実はあまり見かけないので、もっと出てほしいものですね。

聴くときにはアイマスクと薄手のシャツを忘れずに。

女医さんやカウンセラー、そして脳内で語りかけてくる謎のささやき声に命令されるままに乳首オナニーをさせられる本作。意識の誘導やさわり方の指示では一歩抜きん出たボイスドラマでした。やっぱり変化があるとうれしいな……。

フィニッシュにかけての時間が短いことと余韻なく終わってしまう構成に少し不満もありましたが、これらに関しては全トラックを通しで聴けば問題ないかもしれません。とにかく乳首いじり指示自体がそれを補って余りあるクオリティなので☆5です。
コンセプトで気になった方はぜひ買いましょう。

女の子にピアノの音と性感をむすびつけられたうえで、音を聴いただけで気持ちよくなる心と身体に堕落させられるシチュボイスです。「音」が興奮の材料としてうまく生かされており、値段もかなりお手頃でした。
ストーリーの展開自体はそこまで意地悪なものではなく、視聴後の雰囲気もほとんど暗くありません。

本作では、ピアノの単音でオナ指示をさせられます。表題にあるとおり、乳首オナニーをさせられますが、メインはあくまでおちんちんオナニーであるという印象です。乳首狂いの方は、おちんちんへの指示をそのまま乳首に置き換えるといいでしょう。

この作品の抜きん出た点として、音によってゲーム的に指示させるというものがあります。音楽と性感をリンクさせるボイス自体はすでにあるものの、ここ最近の作品で音程で指示するものは本作ぐらいだと思います。ぜひ後継作品が登場してほしいですね。和音とかあるとうれしいな……。

作品の抜きん出た素晴らしさを考慮すると、セールでなくてもかなりオトクな値段になっています。へーどねーさんの直近の作品で満足された方は、ぜひ。

かわいいカバー絵にだまされてはいけません。
このメイド、「あなたのDLsite履歴」履修済みの乳首責め・羞恥責めマスターです。

第一の魅力は、マゾ心を煽りながら上品さを崩さないところ。この音声は乳首重点なわけですが、下品さに頼らないエロスによって「あなた」を受身な興奮にうずかせるようにできているな、と思えます。最後にはおちんちんからお漏らしさせられてしまうわけですが……///

また、もうひとつのポイントとして、乳首性感の高まり、そして絶頂への下ごしらえがとても丁寧でした。メイドのニーナさんは的確に「あなた」が、いま、どんなふうに、浅ましく動いているかを指摘することで羞恥心を煽りながら、「あなた」をあまあま焦らし快感のなかに溺れさせていきます。

沢野ぽぷらさんの、心を爪さきで愛撫するような声質もあいまって、もう最後まで翻弄されっぱなしでした。
個人的に本年度の羞恥責め大賞です。
甘々な雰囲気で恥ずかしい目にあわされたい人、低めで落ち着いた声で責められたい人、そしてDLsiteで乳首音声を漁っている「「あなた」」に強くオススメします。

なお、説明書きにもある通り、本作品は同名の『メイドロイド・ニーナに逆らえない』を基にしているわけですが、小説版では二人のその後についても描かれているだけでなく、めえお先生による素晴らしい挿絵(本作品のシーンも)もあります。音声版が気に入った方でしたらぜひチェックするべきでしょう。

ダウナーな巨乳悪女が、若くして即位した皇帝を段階的に色ボケさせて取り込んでゆく話です。いやー、匂い描写に加え、悪女が皇帝にかける暗示にとても説得力があってムチャクチャ抜けます。腋嗅ぎ・手コキ・足コキ・射精管理を通じた快感と、権力の濫用を紐づけていくステップが、群を抜いてインモラルでエロかったです。山○風太郎に登場する悪女の色仕掛けを彷彿とされせましたね。とても良いです。とても良い。売国・紐づけ・暗示といったワードでピンときたら読みましょう。

主人公は最終的に堕落させられますが、いわゆるメリーバッドエンドともいえる結末となっています。

なお、注意書きにもある通り、物語の展開上拷問・処刑シーンがありますが、直接的な流血描写などはありません。皇帝はちんぽビキビキにしながら宣戦布告したり死刑命令出したりしますが……。

筋書きについては他のレビュアーさんにお譲りするとして……めちゃくちゃ良いお乳首マンガです!

姉妹2人がかりで優しくイジメられます。囁き声、乳首の弄り方、羞恥、視線……何もかもが素晴らしい!!乳首責め描写がここまで濃厚な漫画ははじめてです。

乳首の感度を高める描写もしっかりねっとりしているうえ、責められる男性キャラの感じっぷりも不快感無く描かれているので、開発済みの方でしたら読んでいるだけで胸全体が準備完了になるかと思います。

同時発売の音声とのコンボとしてだけでなく、乳首オナニー前のウォームアップにもオススメの漫画と言えるでしょう。CFNM好き、甘マゾ～ドMの方にオススメです。

僕らはこれを待っていた!!「キミの乳首、イジめてあげる」シリーズ、満を持して登場、恵体女子2人の手でガッツリと犯される作品です。シリーズひとまずのまとめとして相応しい、シチュも構成も演出もよりグレードアップした音声でした!!

前半、セリカさんが静さんを責めることで、「あなた」の劣情を煽る展開があります。ことによっては好みが分かれるでしょうが、個人的には気分を盛り上げてくれる、嬉しい導入でした。さらに、羞恥や言葉責め、乳首の触り方も容赦のないものなので、訓練された陵辱されたがりのマゾにはオススメです!!

声優を担当しておられる篠守ゆきこさんと大山チロルさんの低音ボイスの演技も、ジクジク乳首に響きます……。
ちなみに、シリーズ作品という性質上、過去作のチェックを強くおすすめしますが、乳首マゾ諸兄にはこの作品単独でもお楽しみいただけるかと思います。

もしも官能小説家が文字だけで“オナ指示紙芝居”をつくったら

ダウンロード販売ベースでは、今までありそうでなかった「オナ指示紙芝居」が堂々の登場です。
乳首紳士(淑女)諸氏には(間違いなく)火の玉直球ストレート、これであなたの乳首が快感でヒートアップ!そう、あなたも、あなたもッ、あなたもッッ!!!!
ふぅ……。作品のあまりの中毒性に、まるで己の乳首のように盛り上がってしまいました。

官能小説家のお姉さん、文梓深冬さんに甘えん坊乳首マゾの「あなた」を責める展開です。褒め殺しをしながらマゾ仕草へと誘導させられるので、肯定的な心持ちで胸全体とおちんちんの気持ちよさに浸れることでしょう。最後はちょっといじわるな寸止めも交えたカウントダウンで追い込まれましょう!!
また、メタ的な良さとしては、乳首性感を高めるためのウォームアップにかなり工夫が見られます。くわえて、喘ぎ声の出し方へも意識を集中させることで、余裕を与えず快感に没頭させる作りとなっています。以上、触感だけではない、情感にも官能的に訴える素晴らしい作品でした。

自動送りのテキストという、ある意味で音声や動画以上の集中力と能動性を求める形態と、DLsiteのフォーマットの両方の強みをフルに活かした、文句なしの名作です。

なお、自動送りのスピードですが、快感をしっかりと高めていくためにはやはり3秒に設定しておくのが適当でしょうか。

かえでママーーーーーーーーッッッッ!!

ママボイスに定評のある秋野かえでさんの出演作品です。
ただし今回の声質は包容力はそのままながら、淫猥さがさらに倍。
まるでふかふかの布団のなかからたちこめるスンとした雌の匂いといったところでしょうか。
寂しがり屋な一面あり、おっぱいで献身的に甘やかさせてくる一面あり、年齢を気にする恥ずかしがり屋な一面あり、ときには男性的なまでの性欲の昂ぶりまで魅せるおねえさん。
常々ツネコさんの筆力も光ります。

個人的に響いたシーン。
トラック5「レロレロ耳舐め」。前半の静かなスキンシップから徐々に盛り上がっていく過程がエロい。穏やかに耳を舐めるなかに、ときたま混ざる鼻息やあむあむ声が絶妙。
トラック7「四つん這いおしり責め」。おねえさんにお尻の穴を舌でやさしく犯されちゃいます。甘えたマゾ赤ちゃんには最高でした。

独身の落ち着いた年上おねえさんが2面、3面のエロスを垣間見せながら、おさえられない欲望と豊潤な体臭が堪能できる音声です。
わざとらしくない年増らしさの演出が最高ですね。甘やかしまでの説得力のある会話があるのも良きです。
概要に書いてあるとおり射精は一回、直接的なセックスはありませんが、かえってその分蕩かすようなしっとりねっちりとしたエッチが楽しめます。
惜しむらくは、序盤のシーンの音質と台本が付属していないこと。とはいえ、本編の肝心の場面には臨場感があるので全く問題はないのですが。
同じコンセプトの続編があるといいなぁ……。