クロニカ的鑒賞一覽

ドットアニメは滑らかで、艶かしい&生々しい。
音楽はなく、肉体のこすれる水音と呼吸、環境音が背徳感を盛り上げてくれる。
背景設定はあってもストーリーはないので、確かにおてがるに遊べます。
必要最低限の要素を上手く組み合わせて、タイトに仕上げた好印象な作品。

私は半額のときに買いましたが、本当にコンパクトなので、通常価格の600円だと少し高めに感じるかも。
ゲームが進行すると反応が変わるほか、女の子の見た目にも変化がつきますし、
決してボリュームがないわけではないです。
でも、行為が実質一種類だけなので、食い足りなさもあるのです。
その点が気にならない方であれば、間違いなくオススメできます。

個人的には、着衣設定をも少し細かくいじれると嬉しいところ。

ストーリー、キャラクター、世界設定、ゲームシステムのすべてに、エロ要素が有機的に繋がりを持った傑作。

性的要素の強いダークファンタジーとして、シビアな物語や性描写が連続する一方で、
唐突にビーンボールのようにして飛んでくるギャグやパロディもあったりと、サービス精神旺盛。

イベントをこつこつと探す楽しさや、上手く戦闘をこなす面白さ。
神や精霊の織り成す悲劇的な物語と、魅力的な登場人物たちの生き様とその顛末など、見どころが盛りだくさんです。

ひとつの物語としてきちんと結末を描きつつ、その後を想像させる展開もあるのがニクイ。
作品世界と物語の広がりを描かれている以上に感じさせてくれるのは、良作傑作の証でしょう。

同人エロRPGとしては破格の完成度。同価格帯のソフトの中では飛び抜けて面白いです。

湿度を感じられる映像と音響が素晴らしいです。
質の高い映像もよいですが、映像作品に音は重要な要素なんだなと再認識しました。

女の子の感情表現も豊か。
行為中の恥じらいや積極的すぎるところ、バッドエンド時の冷ややかな調子まで、どれもとても魅力的でした。
冷ややかなくだりは男としてかなり切ない気持ちになりますが(笑)。

そして、主人公ことお兄ちゃんの喋り&モノローグが笑えて仕方がない。
お酒が入ってる+深夜のテンション+女の子と自室でアレ……という状況のせいか、思考回路が変なことに。
本人はふざけてるつもりはないのに、高ぶりすぎて頭の中がバグってるような感じ。
予想外のおもしろテキストを見られて実に楽しかったです。はい。

不満はないのですが、欲を言えば、自分で好きな動画を設定し、連続再生する機能が欲しかったです。

女の子がひたすら一人でエロいことをする!　というシンプルな作り。
柔らかく張りのある映像の質感も良好だし、物語もキャラクター描写もいらねえや、という人には最適でしょう。

バージョンアップを重ねると値段があがるようですので、安いうちに買っておくとお得です。

敵の攻撃パターンを知り、行動を読み、隙を見つけて叩く!
オーソドックスでシビアな、よく作りこまれたアクションゲームです。

自分に何ができて、敵はどう行動するのか。
その二つをきちんと理解し、的確に行動しないとボス攻略が難しいので、ザクザクと爽快に遊びたい人には不向きかと。
特に終盤はすこぶる難しいので、キーボード組は頑張ろう。とりあえず私はなんとかなりました。

でも、ゲームオーバー数を重ねると、復活可能回数などを増やして挑めるようになるので、
ある程度はラフプレイを許容してくれる部分もあります。

エロもがっつりありますが、アクションゲームとしての手応えが際立っているので、
攻略を楽しむことを優先する人に特にオススメです。

生っぽい肉体、液体表現や、キャラクターの可愛らしさ(声優さん頑張ってます)も優れていますが、
個人的によかったのは、カット割りの細かさ。

折角の3Dなのに視点がつまらない作品は多々ありますが、
ここまでフェティッシュに、色んな角度や画の切り取り方で攻める作品は意外と少ないです。

1シーン内でも、上から下から、特定部位にクローズアップ、あるいは引き気味の画で……など、なかなかに多彩。

操作はテンキーのみでほぼ完結しているし、それなりに快適。
できれば断面図は、リアルタイムにオンオフできればよかったけど、大きな欠点にはなりません。

オススメです。