りくさんのレビュー一覧

モノポリーのようなすごろくゲームです。
アーツと呼ばれるイカサマシステムがあり、使うタイミングや組み合わせを考えるのが楽しかったです。
ゲーム開始直後はアーツが少なく、繰り返しプレイすることでアーツを覚えていくシステムはちょっと辛かったです。

シナリオはキャラ同士の会話から断片的な情報しか示されず難解でした。
過去作品を購入していれば分かるのかもしれません。

触れるとレベルドレインしてくるサキュバスのシンボルを避けながら進みボスと戦うのを繰り返すゲームです。

苦痛だった理由は二つです。
一つはドレインされたレベルは戻らず以降のボス戦の難易度が上がるので途中で詰んでしまう不安を抱えることになったこと。
もう一つはサキュバスのシンボルの移動がおそらくランダムで狭い通路を塞ぐことがあり、上記の不安からすべて回避しようとすると難易度が高く、セーブ&ロードの回数が多かったこと。

エロ部分は女性主人公がサキュバスに責められるもので好みでした。

不法移民への差別がはびこるディストピアもののゲームです。

主人公はスラムに住む不法移民です。
市民の住むアップタウンに行ったりスラムに来た市民と遭遇したりすると陸でもない差別にあいます。
そんな中で逃げ出したり成り上がったり革命したりといったマルチエンディングです。

移民差別が現実的な問題なので深みのあるシナリオだと感じました。

ヒロインと合意の上でエッチな罰ゲーム付きのカードゲームをして、そのうちエッチをする口実にカードゲームをするようになるストーリーです。
カードゲーム中のヒロインのセリフが良い雰囲気を出していると思います。
合意の上でいちゃいちゃする作品内容の文言通りの脳みそ安心安全設計のゲームです。

カードゲームのルールはサークルのCi-en記事にある通り元になったものがあり、楽しく遊べる良くできたルールだと思います。

表紙右側のキャラが左側のキャラにじゃれついたりあしらわれたりといったコメディが中心の話で、表題作以外もコメディが多めです。
ただしコメディだけでなくシリアスもあります。
百合コメディとしては珍しく、異性愛を普通常識本能として同性愛をおかしいきもちわるいと言ってしまう周囲の言動やその影響が描かれています。
異性愛同性愛の認識が失恋につながるつらい話もありますが、疑問を示す話もあり、異性との恋愛を本能と保健体育か何かで言われた後で本能について話す掌編が特に印象に残りました。

クトゥルフ神話TRPGのリプレイ風小説をシャーロック・ホームズのパスティーシュとして描いた小説です。
このレビューを書いている時点ではアカウントが消えていますが以前作者さんがpixivで公開していた作品の加筆修正版のはずです。
全体の4分の1くらいある解説が追加されていますが、この解説が素晴らしかったです。
クトゥルフ神話とは何か、TRPG、クトゥルフ神話TRPG、ヴィクトリア朝の時代背景、リプレイ風小説についての解説があり、それらを読むことでリプレイ風小説の部分を一層楽しむことができました。

カードタイプが3すくみで体験版をやったときはじゃんけんゲームなのではと不安に感じましたが、買ってみると運任せだけのじゃんけんではありませんでした。
カードタイプの相性を無視できるデッキの組み方や、相手の出せるカードを制限することでじゃんけんを有利にするカードがあり、ただのじゃんけんにはなっていません。
有用なデッキの組み方も多様かつ、組み方による有利不利(例えば小さいダメージを多数重ねるデッキにはカウンターが有利など)があり、色々試してみようと考える楽しみのあるゲームです。

ストーリーは主人公とヒロインの距離が徐々に縮まっていく内容で、仲良くなる過程を見るのが好きという人におすすめです。

借金返済のためお店経営と、借金返済に必須ではないけれどダンジョン探索をするゲームです。

お店経営はそれほど難しくなく、経営シミュレーションとして利益追求をするよりも、お店の内装にこだわったりお客さんとのやりとりを楽しんだりするゲームだと思います。
経営部分を難しくしそうな要素は、ランダムに発生する価格の変動、お客さんの所持金によっては買ってもらえないものがある、〇〇なものが欲しいという注文に対してどのアイテムが当てはまるのか分かりにくいといったことくらいだと思います

ダンジョン探索は雇った冒険者のキャラクターを操作して行うアクションパートです。
ダンジョン探索を進めることで冒険者がお店に来てくれるようになったり関連するストーリーが進行したりします。
操作キャラクターごとに個性的なアクションがあり楽しいのですが、使いこなせるかは別です。

ここまで書いてほかの方のレビューと見比べましたが、私は経営シミュは得意でアクションは下手なようです。
その旨差し引いてお読みください。

このゲームの良いところとしてレビュータイトルに書いたグラフィックとBGMですが、同人ゲームとしてはとても高いレベルで、プレイステーションの商業ゲームと同等以上、一部のプレイステーション2の商業ゲームに並ぶかもしれません。
お店とダンジョンは3Dで描写されていて、お店の内装をいじったり、ダンジョンで冒険者やモンスターの動きを眺めたりするのは楽しいです。
やりこみをしようとした場合のボリュームがあるのも良い点で、アイテム図鑑のコンプリートをしようとしたらかなり長く楽しめるでしょう。

ジャンルに百合をつけた理由ですが、キャラクター同士の会話イベントが豊富で、その中には百合っぽく見えるものもあったからです。
サークルやほかの方のレビューで百合ジャンルが選ばれているのを見たときには、他の人にもそう見えるよねと思いました。

魔王を討ちに来た男女4人のパーティが淫魔に返り討ちに合う戦闘エロを楽しむゲームです。
戦闘エロの内容は、淫魔のエッチな攻撃で、恍惚としたり同士討ちやオナニーを始めたりといった、まともに行動できなくなる状態異常まみれにされて負けるというものです。
ゲームのタイトルに状態異常とあるように、状態異常の種類が豊富で、それを付与してくるエッチな攻撃の種類も豊富です。
このサークルの作品は皆テキストが良いゲームだと思います。Ci-enに作者さんのpixiv小説へのリンクがあるので作風が好みであればおすすめです。

WWAは単純な形式のゲームですが、Lvやスキルやスキルを使うためのMPといった要素が加えられ、通常のWWAのように敵を倒す順番だけでなく、どこでMPを使うかといったことも考える必要があるゲームになっています。
二人の主人公はスキルなどの特性が異なるため同じマップでも攻略法が変わり、操作キャラを変えての二週目のプレイもしっかり楽しめます。