ターレン的赏析一览

本作は前作『ママサンド』の続編です。
前作を読んで、こんな作品があったのかと驚き、そして大変お世話になった身としては、続編を待っていました。
本作では、タイトルにトリプルとあるように前作の最後に出て来た人も加えての4Pになる訳ですが、前作と本作を通して見た者としては、続きが読めたことそのものに大変な感謝と嬉しさを感じ、4人による甘い甘い世界を感じる世界観に今作もまた待っていて良かったと思う作品でした。
ただ、今作が前作とは違い漫画形式ではなく前作程の濃さがどうしても4人ということからページ数の関係もあるのでしょう、前作と比べてしまうとどうしても薄まった印象もあり、そこは残念と思う心といやそこまでいうのは高望みだと思う心が行ったり来たりしてしまいました。
もちろん、大前提としてこのサークルさんの作品はどの作品も素晴らしいし、前作も今作も同じく好きですし、買うことでしか応援出来ない者がアレコレいうのは思い上がりも甚だしいとは思いつつ、そこだけが唯一今作を読み終えてモヤっとしてしまったところでした。
とはいえ、母子ハーレム者が好きな者としては前作と併せて読んで良かったと思える作品でした。

ディビ先生の描くファンタジー世界の物語が今作だが、なぜそこで終わってしまうのかと、無駄なことだと解っていても左クリックを連打してしまう位に本作は(も)続きが読みたくなってしまう作品であります。
昼と夜とで見え方が変わる、気品と艶を兼ね備える姫君とその部下、言葉の端端から伝わってくるこれまでの幾夜の営みと経験、そしてこれから訪れるだろう、この物語の続きは・・・と読む者に更なる渇望を与えてくれる辺りが、まさに一貫しているなぁと贔屓の引き倒し的ではあるが、感じさせてくれる作品です。単行本収録の暁には、いやぜひ連作として等々と考えてしまうのはやむに已まれぬところです。

ディビ作品の醍醐味の一つに、季節感・自然・空間・佇まいといった作品世界の雰囲気がある。本作は1話限りではあるが、数々のディビ作品の中でも甲乙付け難い雰囲気を醸し出し、それがまた二人の生活感?やしぐさに彩を添えることで二人の仲、二人の表情、二人のいじらしさや大胆さや気持ちをこれでもかと訴え、読む者をディビ作品の世界に没入させてくれる。二人の春秋冬も見てみたい、いや寧ろ二人の出会いから見てみたいと思わせる一作であります。

サークル「いなりずし」さんの「濡れ雪」はともかく素敵だ。ともかく再読してしまう。何度読んでも堪らない作品です。三巻四巻五巻と季節の移ろいに併せて、どの様な物語が展開されていくのか?更なる登場人物は現れるのか?結末はどうなるのか?読み返す度に続きが待ち遠しい作品です。

サークル夕凪の戦力外部隊さんの作品は、まさに安心安全のショタ愛に貫かれた作品であります。
エルフシリーズもそうでしたが、今作の双子の少年たちもまた双子・兄弟ならではの雰囲気というのでしょうか、シチュエーションを出していて、正直こんな双子少年がいたらと思ってしまう作品でした。

サークルレモンケーキさんの新作ですが、とてもワクワクしながら読んだところ、やられてしまいました。
母性・ママ・少年・おっぱい・癒し、色々な表現や要素がありますが、この作品はまさに他の方も言っている様にタイトルと説明文通りの嘘偽りない素晴らしい作品です。
母子モノが好きな方はこれを読まなきゃ損というべき作品です。
個人的には、後日談か続編という形を熱烈希望するばかりです。

前編だけで、まだ続編(スピンオフ的な作品はあるが)が発売されていないのが残念でならないのが本作品である。
エロさは勿論として、その舞台となる場所や雰囲気についても調整されていてとても良い。
ぜひ、続編(それが中編→後編なのか後編なのかはともかく)を出して欲しいと思う作品です。

サークル銀兎さんが描く梨花子シリーズ第二話、読んでみると今作だけでも、読める内容ではあるが前作から読むのがやはり手堅いだろう。

作品紹介を読んでネトラレ風味か?と若干躊躇するも所謂寿司の山葵・スイカに塩と言うような感じで、これはネトラレ的なモノを避ける人でも問題無いように思える。

そして何といっても、主人公ケンジと叔母梨花子の内面での関係、雰囲気、エロさはタマラナイ!!

ぜひ第三話、第四話とシリーズ化して欲しい一作品。

内容は短編集であり、どの作品も今風な絵柄かと言えばそうではなく、劇画風の絵柄なので流行りモノや今風な絵柄を好む方は遠慮するかもしれないが、一話ごとの作りが短編集として丁度良く出来ている。
可能であれば、第1話の続編というか第1話の話で1シリーズ描いて欲しい。著者の絵柄と第1話の雰囲気はまさに相乗効果があって非常に続きが読みたい。

おねショタ好きにはぜひとも読んでほしいのが本作である。
そして、おねショタ好きと並んでハーレム好きにも読んでほしいのが本作である。
見どころは、人によって様々だろうし、第五話の本作にも色々どこを選ぶべきか悩むが、敢えて選ぶなら、終盤での主人公の攻めのシーンが見どころだろう。

第6話等、今後どの様に展開していくのか、新作販売が待ち遠しいシリーズである。