KITさんのレビュー一覧

出版社の営業として働く主人公は、契約が取れず、上司に日々怒られ、
取引先からも今後(契約)しないと告げられて文字通り散々でもうやめて
しまえと言われても仕方なしな状況に追い詰められていた中で野菜果物
嫌いの店主と会う。
タイトルにあるコンフィチュールというものが何かや何故うまくいかないのかといったことが散りばめられていて、後者の部分が営業職どうこうより全ての
仕事に繋がる重要な要素があって「そういうことか」と納得できる。
そこから立ち直り今後への道筋を目指していく姿は読み応えあり

前世は最悪な女と結婚(実は嘘)して人間不信になり、ゲームに
のめり込んでいった男が主人公。
そのゲーム世界の有力貴族の長男として、剣聖としてふさわしい
スキルを期待されていたが、出た結果は「改造コード」というばりばり
チート臭いスキルだった。
しかし異常はものを理解できない父や周囲から一気に罵声や蔑みを受け、
追放されることになるが、慣れ親しんだゲーム世界の経験と知識でスキル
活用を見出してお金やレベルアップによるさらなるスキル獲得、何より
魔族と人間の共存を目指す魔王の娘との出会いが固い心を徐々に溶かして
いくようになるが・・・
大っぴらに言えないけど、早く続きを読みたいのが正直なところ

でかすぎなおっぱいを隠そうとせずに堂々とオタクにちやほやされたい。
そんな不純な動機で大学のオタクサークルに足を踏み入れるもいたのは
めちゃくちゃ太っているオタク1名(独特の話し方する)だった。

2人だけということにがっかりしながらもそのオタクを篭絡しようと
するも、ことごとく失敗し(気づかれない)遂には強硬策に出るも2人とも
学校から謹慎を受ける始末に。
それでもなんだかんだと言って居心地もいいし、話すのも楽しいようだから
入って正解かもしれないし、時間を無駄にしていないと思うと羨ましく思える。

引きこもりがちで話すのが苦手なイラストレーターと町で働いている動物たちとの交流を楽しめる。
住んでいる町は動物たちも人間社会に交じって働いている。
喫茶店での猫を筆頭に(後に懐く)、保育士と一緒のパンダ(園児達と遊ぶ姿が愛くるしい)とか。
てっきり動物たちがしゃべるものと思っていたけど、それでなくても一緒にいるだけで
心が温まり、嫌なことも忘れて次へ行ける元気が出て自信になる。
きっと明るい未来が待っている

長身で強面で一見すると近寄りにくいけど、同じ名前(なつめ)の
カッコイイ幼馴染に近づきたい、守れるヒーローになりたいと日々を
全力で駆け抜ける。
ヒロインも全力で受け止め、時に叱り、時に褒める。
単なる付き合い以上の「絆」があり、それが決してあざといとか
めんどくさいとかではなく、ただ「純粋に全力に追い求めている」だけ。
だからなのか、煙たがられることなく、温かく見守ってくれるクラスメイトも
いたりして、彼らの全力をこれからも見守ろうかなと思ってしまう

母と妹に毎日虐げられ絶望に瀕したような日々を送っていた
主人公が鑑定士との出会いをきっかけに自身をそして周囲を
幸せにしていく展開。
自身の願ったものを種子として生み出すスキルによって生活が
一変。学校に行けて新たな知識を学び、多くの仲間たちとの
暖かい交流と幸せ一直線。
そのスキルに溺れず、さらに精進していくその姿勢に自国はおろか
他国の王族からも謁見の申し出がでるくらいに。
読んでて心が安らぐ作品

地元が愛知、名古屋はもちろん、住んだことがある人ならわかるであろう作品。
東京から名古屋の高校に転校することになった主人公が名古屋弁丸出しで何かと
敵視してくる後輩と遭遇し、そこに岐阜出身の後輩と三重出身のクラスメイトも絡んで
写真部に入部することに。
そこから愛知(主に名古屋)あるあるネタとか豊富な雑学にデリカシーなしの
合いの手やらツッコミとかでワイワイした雰囲気で楽しめる。
これからどんどん他県の人物とかも出てきそうで次にも期待

3人の姉たちの影響なのか、コスメが好きだが、それを表に出せずにいる主人公が
いつも隣にいる地味で目立たない幼馴染(男)にメイクを施すと、本当に驚きの美少女に変わり、
それがきっかけで以降の展開に変化が訪れる。
された側も反発するかと思いきや、気に入ってこのまま登校して
カミングアウトする大胆な行動に出る(周囲も弄らず認定)。
そんな優しい世界で女装というか性とか関係なく付き合いに変化を
投げかけるような新鮮さがあり、今後に期待が持てる。

隣の席になったクラスメイトに転校続きで友達というより
幼馴染がどういうものかを体験したいと持ちかけられて
乗っかることになった主人公。
よくある告白から始まるとかの王道とは違う視点からの、
幼馴染とはこういうものだという観点から色々試して一喜
一憂したりとこういう付き合い方もあるんだなと思い、そこから
どう展開していくのか期待が持てる作品。

文字通り、オタクに優しい世界。

イケイケな褐色ギャルとスラリとしたモデル顔負けな
クールなギャルとの交流を描く。
どちらも住む世界が違いすぎ、関わることはないと思っていたら、
グイグイ来るわ、持ってるグッズに興味津々とまさかのギャップに
驚きと多様性を認めて共感できる内容に嬉しさがこみあげてくる。
現実もこうした違うものを安心して楽しめる世の中になってくれればと
願わずにいられない