パウリスタさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | - | (役に立った数:183件) |
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投稿数ランキング | 989位 | (総レビュー数:235件) |
2011年02月10日
エロ的な「売り」はもう紹介済みの通りです。
行為そのものに重点を置いた、輪姦陵辱で、サンプルがかなり作品の魅力そのものを伝えています。
プロの漫画家で言えばむらさき朱先生を彷彿させられる、スレンダーな少女と巨漢の複数回の輪姦です。
アナログチックな絵柄、上手なコマ割、コンピュータ画面にぴったりな横長なファイルも魅力です。
特に悲壮感も暗さを増強させるようなニガさはない一方で、エロさはサンプルからも読み取れる
高品質なので二重にありがたいです。
ボロボロ涙とか不幸な叫びとかは皆無で、監禁されながら日常的に犯されていくパートが大部分です。
世界観というか設定背景のSF的な宗教観も、エロさ同様に型に忠実な内容です。
オチについても、主人公がいつか犬族の反乱を起こすことを願ったり、とそんな気持ちも起こす
好作品です。今後もチェック・購入したいサークル様です。
2011年01月31日
繊細で細めのタッチの絵に、監禁やレイプのキツい内容の組み合わせが魅力の作品です。
未成熟な娘たちのほんの1シーンを数行と精液差分で見せる、強制セックスの一場面のパレードです。
各場面も、こういう傾向の中でも、無理やり輪姦や、拘束でフェラなど、多様です。
少女たちの絶望や当惑の表情と、大人でも許されないシーンが、「程好い無機質さ」(精神的な
苦痛に飲み込まれない)でエロく表現されています
キーワードはロリ、着衣、無理やり、エッチですが、何れも例外があります(2枚全裸)。
重苦しさや、文書や絵から聞こえる少女たちの叫びが、淡い色彩と、あどけない表情と、
本当に短い説明文のために軽減されている、サイズも手ごろな作品です。
今後もチェック・購入するサークル様です。
2010年11月11日
前置きや作品の扱い方がいかにも同人的な姿勢がちりばめられています。
始まる前の(長くいらない)イントロでは、原作のキャラが色々と舞台裏的に盛り上がります。
物語本編は作品の約半分なんですが、「キャラクターはギャラのいらない俳優」という
後書きの言葉にぴったりの、二人だけが、ちょっとした都会の隅の大人のおとぎ話を演じる、
そんな作品です。親子ほどの年の差の、一夜限りの思い出と、別の一生の思い出…
性交は一回、原作を思わせるような台詞や特性はほぼ皆無で、文字通り、ドラマ仕立てです。
そのエッチが、キャラたちの表情も、少女の抜群の体型も、見せるアングルも、とても
「整って」いて、このエッチの描き方は、漫画的ながら現実味があって、すこぶる好印象を
持ちます。
思いっきり扇情的で悶々とする、という作品ではなく、たまに思い出して読んでみようか、
という風な良い雰囲気のポルノながら暖かい漫画です。
オチもギャグもない、かといって押し付けがましい感動でもない、綺麗な終わり方も良いです。
エッチやセックスという味気ないカタカナよりも、「お互いに補い合う男女のむつみごと」を
見てみたい方に、強くお奨めします。それを、ギャグ連載少年漫画のキャラたちでやるのですから、
良い味がでないはずがありません。
この作品をきっかけに白石先生の作品をフォローすることにしました。応援します。
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2010年11月11日
前世紀の終わりも近い一夏限りの販売ポスターに登場した、ペンギンの被り物の可愛い女の子が
たちまちネットでブームになり、ありもしない名前や設定を付けられ、当時は画期的な、環境に
やさしい業務用空調機を体現する扱いになりました。
数多のCG、同人作品(イラスト検索では専用ジャンルが出来たほど)やイベントのテーマとなった
彼女は、いつしか過去の人物(本人曰く「退役した」)として扱われるようになっていた…
と思いきや、あろうことにプロのみずき先生が平成22年にもなって当時の作品をつなぎ合わせて
「これってついこないだだったような」と思わせる元気&ドッテンバタリンなむちゃくちゃ
ギャグ作品としてリサイクルしてくれました。
特徴としては、他のサークルさんのほとんどの作品では、健気でお客様思いのがんばり屋さんの
少女として描写されているのに、ここではヤサグレ営業として、捻くれた考えや悪い顔(これが
可愛い)を出しまくっている点でしょうか。言うことなすこと、いちいち無茶苦茶です。
みずき先生の絵柄がとてつもなく爛漫で明るいために、コントラストがすごいです。
主人公は狡猾でうかつ者な何方そっくりな一方で、妹はのちにテンプレキャラとなる腹黒幼女の
典型です。彼女と中小企業の偉いヒトの会話。
・「この会社への送電をストップさせたミニ」
「エアコン買わないとこのまま操業できないミニよ」
・「きっきみはわが社を脅迫するのかっ?!」
・「別にそんなつもりはないミニ」
「ただ 電力会社を敵に回すとコワいミニよ」
こんな作品です。
元祖萌えイメージキャラのこまっしゃくれバージョンの無責任なギャグ作品、楽しませてもらいました!
2010年11月11日
女性の「開発」を生産工程に例えた作品や、カタログ仕立てにした二次元作品は結構あります。
見慣れた営業文句と、見慣れない性的調教(特にロリっ娘)や人間的な反応(しびれや喘ぎや涙)との
ギャップを興奮効果としている、というこの作品の大きな特徴は、画期的でもありません。
この作品が大きいのは、そういう魅力に徹底している点(背景すらない、真っ白なバックに、
機械と女性のみ)、完成品ではなく桃山次郎先生ばりに「過程」に置いていること、しっかり
した絵にくっきりした塗り、ほど良い拘束、そして無機質さに目が行き勝ちなタイプの作品でも、
「どんなに激しいプレイで叫んでても、うちの女の子はみんな快楽で叫んでいます!」と作者さんも
断言しているように、何よりも女性たちが感じているところを伝えられているという点がとても良いです。
この厭らしさにつられて、今後もチェックしたいサークルさんです。
元ネタに依存していないので原作未読でも安心の22ページのロリ陵辱デジタル漫画です。
立派なアニメ塗り、緊張や恐怖や絶望の感情のこもった表情一つ一つ、そして着実に
最終行為まで全てやり通すところが見事な脅迫中だし輪姦のストレートな作品です。
エロ漫画の王道ストーリーに、一糸まとわぬつるぺた少女に何度も何度も、という展開なのですが、
その現場を惜しみなく見せるような、上から、斜めから、横からと見事な構図が光ります。
今後もチェック・購入するサークル様です。
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2010年10月22日
さわやかで可愛い絵柄が素敵な同人誌です。
レズっ娘同士という設定ですが、最大のエッチ山場は、りっちゃんと顔のない彼氏の初体験です。
そして涙ぽろぽろしながらの二人同士のキッスシーンもあります(B止まりです)。
オナニー、そして男とのエッチの時も幼馴染のことを考えて切ないりっちゃんです。
繊細であどけなくもセンチメンタルな女の子の熱烈な感情と性交です。
ボーイッシュというのは、本当にときめくしなないくらい女の子らしい可愛い子にしか
つけられない和製形容詞だということが良く分かりました。
「澪が『分かれてほしい』って言うなら…」「…言わない」「澪の…ケチ」。そんな作品です。
ファイルは大きく、仕上げもとても綺麗です。
これからもチェック・応援するサークル様です。
蛇足ですが、これから数ヵ月後、原作の漫画で、りっちゃんの恋人疑惑でヤキモキする澪さん
というエピソードがありましたね。
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2010年07月13日
擬人化のパラダイム、OSたんズを題材に、プロ漫画家のみずきひとし先生が発表した同人作品
です。見開きファイルで本編17枚+α、紙媒体では平成16年になっているようです。
健気で泣き虫なドジっ娘Meを中心に、OSたんファンに全てのネタがばっちり伝わる、はちゃめちゃ
コメディになっています。
魅力はなんと言ってもみずき先生の明るく元気な漫画!
日曜日の昼下がりの出来事(外に干す抱きまくら、鼻水、抜刀)をスラップスティックに描いています。
通ぶった嫌味も裏も黒さも何にもない、ストレートな喜劇です。
それぞれのOSの個性も、多分読者にしっくり来てインスタントな楽しさになると思います。
ダウンロード販売で買わせて頂いたOSたん同人誌では、この気さくで飾らない軽〜い作品が
一番好きなものになりそうです。
クロッキーや走り書きの絵を水彩で塗ったような簡単なイラストだけの作品です。
内容も、(女の子たちの姿かたち以外は)特殊な要素はないような、現実的な性交です。
なのに、このドキドキ感はどこから? たぶんに右脳をじかに刺激しているとしか思えません。
一糸まとわぬ妙齢の少女と、明らかに大人の男の性交は、妙なときめきがあります。
荒い息と、か細い声がもれてきそうな、自分の性器が彼女の中に入る感じが伝わるような、
そんな気持ちになれるのがこの作品の「売り」だと思います。
線が太いとか仕上げバラバラとかを気にするより、この絵の世界に共感できるかどうかで
評価が決まります。あと、この年齢層がストライクか否かも重要でしょう。
個人的には、春画は1億色や50レイヤーでもない、この官能を伝える絵描きの才能なんだ、
という考えが強まりました。今後もチェック・購入します。
本編わずか10ページですが、ものすごい勢いのある陵辱同人誌です。
続編のようですが、わずか2〜3コマで説明を片付け、そのあとは特に元ネタに頼らず、
「ショートカットのぼくっ娘アイドルの卵を着衣緊縛で感じさせながら犯す」
というストレートな内容です。
プレイそのものは、着衣緊縛、口内射精、中出し絶頂の流れです。
要は、その優れた魅せ方だと思います。強姦魔は顔すら出さず、あくまで彼女だけの描写で、
年下のやよいが犯されないために身を挺して、処女喪失にあいながら思いっきり
感じさせられているシチュエーションです。
最初から最後まで目に涙をいっぱい溜めて、眉を力いっぱいひそめ、顔を真っ赤にして、
嫌がりながら感じる表現が秀逸で、最大の魅力になっていると思います。
これを機に他の作品の購入、ご本人の商業誌のご活躍をチェックするきっかけに
なりました。応援します。