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「マリアボーイ」 へのレビュー

可哀想な受けが最後にハッピーエンドを迎えるまで

2024年05月11日   熱心なベテラン さん

このレビューは参考になった x 0人

作者さん買いです。
こちらの作品はスピンオフからの表題作という時系列順に収録されているため、表紙の子(ヨシキ)は脇役→主役という順の出演の仕方となります。

ヨシキの過去が断片的な描かれ方なのでどこで屈折してしまったのかは謎ですが、好きな人は身体で繋ぎ止めて大事なものは盗聴し見張るというかなりの不器用さん。
好きな人は片想いしているらしく、セフレでイイヤツとして甘んじて居たけれど、なんと大事な弟に想いを寄せていたという事を「日課」で知る。
どちらも繋ぎ止めたいヨシキは、過去に過激なストーカー行為をしてきていた西原という男と会い取引を持ちかける…

なんていう不器用が不器用を着て生きてる様なヨシキが最後は心から笑っているのを見守る作品です。
できれば上下巻でヨシキの断片的な過去や日課を始めたキッカケなども見たかったな、とは思います。
表紙ほど暗くは無いので、可哀想な受けが最後にハッピーエンドを迎えるのが好きな方にオススメです。

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