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「雪女の宿【エレナ&アイリ編】~雪に閉ざされた宿で、懐かれて、遊ばれる~」 的鑒賞
2019年11月11日 月の下 先生/女士
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また向かおう。その宿への道はやはり険しかったが、それでも足を止めることはしなかった。 しばしの遭難を経て、辿り着いた先にて迎えてくれた双子の女中は―――やはり、“雪女”だった。 待ちに待った雪女の宿シリーズ、第三作目でございます。 今回の担当はネリーさん編の後日談で登場した双子、エクレアちゃんとアズキちゃん…ではなくエレナちゃんとアイリーンちゃんです。 二人は一作目の小雪ちゃんより、さらにあどけなさが目立っている感じ。小雪ちゃんが新米ならこの二人は見習い、といったとこか。 到着早々に捕まり、一緒にお風呂に始まり、お昼寝とお絵かき、オママゴト…とおもてなしは年相応でなんだか可愛らしい気がします。 それぞれのシーンでの高品質な音によるAMSR体験と臨場感は凄まじいの一言。 ―――が、やはり雪女。部分部分でその面が顕になってくるわけで… 今作のポイントは「対比」。お世話係が二人だからこそできるテーマですね。 そこは逢坂成美さんの演じ分けが凄まじいです。姉で子供っぽいエレナ、妹でおませさんなアイリ。 顕著になるのはトラック4…いやもうトラック2辺りからもうその片鱗出てるかも…トラック5からはヤバい。 そういうことで。遊ばれちゃってください。はい。 やはり、聞き手を作中に引き込むストーリーラインが絶巧。 前作後日談という前提はあるにしても、聞き手が二人にのめり込めるよう丁寧に描写されており、感情移入度合いが桁違いです。 聞く時は腰を据えましょうね。 さて、作中内とサークル様のようつべチャンネルにて公開されている朗読劇にて、聞き慣れないお名前が数名出てきています。 次はその子たちの出番でしょうか。そして、彼女たちを取り仕切る女将さんとは一体何者なのか。 またこの宿に向かうのが楽しみになりますね。 そして最後に一言。 まさか彼女を超えるモンスターとは思いませんでした。でした…
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