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※実は…
修正が厳しくなった時期に発表された作品が多いので、これまで無慈悲に隠されてた部分の描きこみもある程度見ることができます。
その点でも単行本の価値が(既に掲載誌を購入している方にもおすすめ)。
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もともとストーリーに定評ある作家さんの第二作品集の中心は、なんと総ページ数124の大作「惡イ子×コハル」。タイトルが示すように「セックスで男を支配する惡イ子」を意図的に振舞う來春は実は...という、純文学にもなりそうなお話を、美しくエッチな描線と丁寧な心理描写である意味軽やかに描きエンディングまで一気に読ませる力量に脱帽。ヒロインの大人びて見える外見・行動と時おり見せる年齢相応な幼さ・不安定さの対比は絶妙です。
単行本ではエンディング後の小エピソードを「その後の春と雪」として描き下ろし。
SNS等でかなりの難産だったことが語られていたかと思いますが、DLsite版は限定特典のキャラ表&プロット集でその辺りの流れが知れてうれしい。
その他の作品も手抜きがないほんとうに力作ぞろいで、とにかくおすすめ。
2024年04月30日
ストーリーの種別や流れは千差万別でまさにオムニバスですが、ヒロインたちが見せるエッチなふるまいの暴発には共通してヒリヒリするような違和感が。
「病む」とはちょっと違う、むしろひと昔・ふた昔前の青春小説のような「理由なき」歪み感がとても刺さります(絵柄もとてもマッチ)
通底にちょっとニヒルな作者の視点が感じられるのもgood
ひとによって「実用度」は大きく異なるかもしれませんが名作です
2024年04月22日
(ネタバレになるんで詳しくは書かないけど) とにかくダンジョン探索とキャラクターの人間関係を縦糸・横糸に練り上げられた設定やストーリーが抜群にいい。
CG集でもこうしたつくり込みがされていれば読み応え十分
もちろんこの作品でも すみやお先生が描かれるキャラクターはとてもエッチくて魅力的
同じ世界観で次作があれば絶対買います。
2023年08月28日
2023年08月24日