加頭順さんのレビュー一覧

純粋な女の子である月姫いちかちゃん、彼女がとある出会いから正義のヒロインとして戦うためには…という、某魔法少女モノを彷彿させる、やや不穏な気配を感じさせる導入から物語は始まります
最初に書いたように、今作のヒロインはとても純粋です。純粋すぎて悪い人に高価な壺を押し売りされそうなレベルの女の子です。
そんなピュアな女の子が戦うための力を得るため、Hなことをしていく様、特に寸止め状態が続いたころから「イカせて!」と自ら懇願するようになる様子は『普段の女の子』から『一人のオンナ』へと造り変えられていくようで心にグッときます。
そして、最後のトラックで主人公と結ばれて描かれる甘々な様子も非常に良く、彼女が報われたように感じられます。
また、今作に登場するマスコットキャラクター(?)しろのあーる、こいつの存在感がもの凄いです。大山チロルさんの演技が良すぎるのも相まって、実際に対面したらぶん殴りたくなるくらいの存在感を放っていました。
一応、この作品ではハッピーなお話で終わります。しかし、ヒロインのいちかちゃんが本格的にHeroinesとして戦闘に参加するようになったら…?その時に主人公は何ができるのか…?
という今後の展開が気になり、ついつい考えてしまう作品でした。
今作も安心のSweetNightmare、ぜひご視聴ください。

タイトルにもある「声が小さすぎる」という設定が、最初はピンと来なかったのですが、トラックを聞いて理解しました。普通に会話するのではなく、耳元にこしょこしょ囁くように話しかけられるのです。常にそのように話しかけられるのでお耳が心地よく、ついウトウトしてしまい…安眠効果抜群です。聞いている時に寝落ちてしまうことが何回かありました。
シナリオではティータイムの話がお気に入りです。みぅちゃんの可愛らしさがとても感じられ、こんなメイドさんが欲しい…と皆が思うことでしょう。
癒しだけでなく、えっちパートもあります。にゃーにゃー、と猫成分多めに可愛らしさと甘々とした雰囲気があるえっちパートでニヤニヤさせられます。
ちなみに普段音声作品を聞いてる音量だときちんと聞こえないので、グイッと音量を上げました。

序盤のトラックでメインヒロインのチカちゃんの可愛らしさがすごく感じられ、とても良いなぁ…と思いました。このまま純愛な作品を聞きたいと思うほどでした。が、この作品はヒロインズナイトメア。そんな甘々な展開ではありません。純愛どころか、悪堕ちです。
その後、DarkRoseが登場し大きく話が動きます。精神・肉体的な攻撃を受けチカちゃんが翻弄される様子がいじらしかったです。今作の大きなポイントは「アレが生える」という所だと思います。正直、私個人の性癖ポイントにはない要素でしたが、チカちゃんへの精神攻撃という面でかなり効いていたように感じられました。
どちらの面でも演じている杏花さんの演技が光っていて、とても良かったです。
個人的には、この作品のキーパーソンはミレイさんで、「親友のチカちゃんをDarkRoseに加入させたい」とシルビア相談した、ということから物語が生まれたように感じます。
つまり真の主役はミレイさん…?と、いう気もしなくはないですが、チカちゃん自身が主人公と結ばれ、親友のミレイさんと手を取り合うという展開になれたはずなので、きっと幸せな展開でしょう、たぶん!

「幸せ」は主観的なものであり客観的な尺度では測れない、と前にどこかで聞いたことがあります。
過去作で敵キャラとして登場したシルビアさん。彼女には悲しい過去があったのです…余談ですが、過去作では大きな役割のキャラではなかったので、今作からいきなり聞いても大丈夫です。
かなりストーリー性のある音声作品でした。まるでドラマCDを聞いているような感覚になるほどです。
彼女の物語の土台となるのは「好きな人ときちんと結ばれたい」、その思い一心です。途中のトラックではそれが叶えられずに苦悩し、思い悩む様子がひしひしと伝わってきます。
世間としては「正義」=ヒロインズ、「悪」=ダークローズ、という立場ですが、ヒロインズの立場ではその思いを叶えることは出来ず、ダークローズの立場では叶えられる可能性がある。その上で2人が下した決断は…
あえて内容は伏せますが、最終トラックで2人が楽しそうな様子で何よりでした。冒頭のやり取りがのん気過ぎてクスッとしましたが。幸せは主観、ですよ。
あと、このレビューを書いていて気づきましたが、安易に2人を洗脳することも出来るのに本人たちに決断させるリディア様のスタンスがドSだと思います。余裕が感じられますね…
今後はそんなリディア様の掘り下げ作品が出ることにも期待しつつ、オススメ!したいと思います。

昔話にあるじゃないですか。山の中で助けた動物が人間の姿になって自宅へやってきて、といったお話。それを音声作品でやったらどうなるか。…とっても面白かったです。
ストーリー性のある内容で、耳かき、耳舐め、エッチシーンなど音声作品として欲しいものがきちんと備わっていました。
特にヒロインの氷華さんの健気さに涙が出てくるほどで、心打たれます。泣けてくらぁ…
最終トラックはいわゆるエンディングと呼べる終わり方ではないため、後の展開は視聴者の心の中で描くものになります。しかし、この作品を最後まで聞いた人ならば主人公と氷華さんの幸せな未来が浮かんでいると思います。少なくとも、私はそうです。
甘々な作品が好きな方には決して損はさせない、オススメできる作品だと思います!

まず、聞き終わってすぐの感想を。
「妹が、とても、可愛い!」

献身的で可愛らしい妹、そんな子が両親不在の間に距離を詰めようとイロイロ頑張るお話です。
エッチなだけでなく、全体的に健気なところが魅力的です。
「兄さん」という近しいながらも少し距離がある呼び方が可愛らしく感じられますね。

そんな妹についつい意地悪したくなる主人公の気持ちもちょっとわかるけど、ある程度はお願いに応えてあげるべきやぞ!
(とくにトラック6)

よくこんな子に今まで手を出さなかったね、主人公くん…。
という気持ちにもなりつつ、とても可愛い妹でした。(結局、最初の感想そのまんま)
妹との甘々イチャイチャな作品を求める方におすすめしたいです。

しかも生配信中にエッチな事をしてくれる!
という夢のようなシチュエーションで、とても良かったです。

まどかちゃんの可愛さにニヤニヤさせられつつ、配信でこれをヤってしまうのはバレてしまうのでは!?というドキドキするシチュエーションも味わうことができます。

配信をしている様子が丁寧に描かれていて、いかにもありそう…と感じました。リスナーの質問に応えながら、彼氏の『キミだけに』囁きで色々教えてくれる、というのもドキドキさせられて良かったです。MOMOKA。さんの囁き声が魅力的です!

個人的には「眼鏡とコンタクト、どっち派ですか?」という質問に答えた後、彼氏(聞き手)にだけその理由を教える部分が思わずニヤニヤする内容で、とても良かったです。(気になった方は是非、購入を!)

サークルさんの処女作ということでしたが、そうとは感じないような丁寧な作りでした。次回作も楽しみです。

ヒロイン悪堕ちシリーズ3作品目、今回もとても良い作品でした。
いやー、これはハッピーエンドと言えるでしょう。(少なくとも、主人公にとっては)
優しすぎるが故に自分が思いを寄せるヒロインが別な男性と付き合っている事を見過ごしつつ、でも本当は自分こそがヒロインと特別な関係になりたいのに…、という思いを持った男性主人公に焦点の当たった作品であるように感じました。
音声作品はその性質上、受け身がちな展開になることが多いのですが、この作品では(ダークローズにそそのかされながらではあるものの)主人公が自分から行動する部分が一部で見られ、目新しいと思いました。
後半の落ちていく展開を経て、最後の「先輩とラブラブえっち」で両想いになった所がとても良かったです。前半とのギャップが凄く、破壊力がありました。
どんどん増えていくダークローズの勢力、ヒロインズ側の反撃はいつなのか、今後も楽しみです。

この作品の見どころはサブタイトルにもある「敗北」・「懇願」でしょう。この単語を聞いて気になった方!是非買いましょう。
前半のトラックでは凛々しく、やや尖った印象のあるヒロインが罠にかけられ陥落、後半トラックでは自ら敗北を認め、最後にはとろけ切った声で懇願してくる…という、ストーリー仕立ての内容になっています(初回は通しで聞くことを強く勧めます)。
また、音声作品にしては珍しく、Mの人よりも『ややSな人』が聞いた方が楽しめる内容になっていると思います。聞き手の想像力をかき立てる台詞が多く、ただただ受け身で聞くよりもアレコレ想像しながら聞くことで数段楽しめると感じたからです。
声優陣の演技も素晴らしく、特にヒロイン役の陽向葵ゅかさんの演技がハマり役としか言いようがありません。
また、前作で活躍していたキャラクターの活躍が見られるのもファンには嬉しい要素でしょう。
音声作品としてはやや珍しいタイプの作品となっていますが、ビビッと来た方にはとてもハマる作品とも言えます。オススメです!

この作品は、なんというか、衝撃作です。
2人のメイドが好き勝手動きまくり、展開が全く読めないフリーダムな作品でした。
「なんだこれ、めちゃめちゃじゃないか!」と、ツッコミを入れたくても次から次へ、怒涛の勢いで暴れ回るのでツッコミが追いつきません。天才&万能、おそろしい子…。
音声作品をいくつか聞いている方は「次はこういうシーンがくるだろうな」と先の展開がなんとなく読める時があると思いますが、この作品はその予想を斜め上の方向で裏切ってくれます。音声作品から新たな刺激を受けたり、マンネリ・テンプレートから抜け出したい方に聞いて欲しいと個人的には思っています。
また、特典トラックがDVD版・ダウンロード版で全く異なる内容かつ笑ってしまうモノでしたので、そろぞれ聞いてみるのをオススメしたいです。