Liste des critiques de 小狐丸

『処女はお姉さまに恋してる』シリーズを世に送り出した名シナリオライター、嵩夜あや氏がおくるSF剣戟伝記浪漫。
滅亡の危機に瀕した世界を救済するために学園都市に集められた少年、少女たちの日常と非日常が交差する物語。
クトゥルフ神話、日本神話、古流剣術、魔術、SFとあらゆる要素が盛り沢山であるだけでなく、並みのシナリオライターならば持て余してしまうであろう積載過多な設定の数々を破綻なく一つに纏め上げ、なおかつ上質な御伽噺に仕立て上げてみせた手腕は見事の一言に尽きます。
まさに隠れた名作。

俗にロリババァと呼ばれる属性のキャラクターには根強い需要がありますが、しかし、その属性を全面に押し出した作品は数少ないように思います。
ロリババァ或いはのじゃロリ好きならば、この全体的に甘く優しく責めてくれる座敷わらしに身を委ねてみるのも良いでしょう。
通常音声版よりも、雨音のSEを追加したバージョンの音声が、全体的にしっとりとした『和』の雰囲気を味あわせてくれるのでオススメです。

この手のアダルト向け同人RPGの中でも、かなりエロ方面が濃厚な作品です。
主人公が修道女という、この手の世界観のRPGにおいては、あまり主役という立ち居地に来ることがないであろう職業ですので、清純な少女が自らの意思で堕ちていく過程が好きな方は、買って損はしないでしょう。
ゲーム全体のバランスも丁度良く、ストレスなく遊ぶことが可能です。

天才的な少年軍師が敵に囚われ、妖艶な女軍師から誘惑される。
なかなかお目にかかれない特殊なシチュエーションですが、それこそがこの作品の最大の売りでもあります。
1時間以上もの濃密なストーリー仕立てで、誘惑されていく過程を存分に楽しむことが出来ます。
また女軍師を演じられている声優の月宮怜氏の演技も、優しさの中に隠れ潜む妖艶さを見事に表現されています。

この作品の一番の売りである明晰夢に上手く入るためには、まず自身の寝付きの良さがどれぐらいのものかを、聴者自身が良く知らなければなりません。
自分の意思である程度、睡眠をコントロールできるならば、この音声作品は最大限の効果を発揮するでしょう。
アプローチの方法としては実に意欲的であり、こういう実験的な作品は、個人的な観点から言わせて貰えれば大好きです。
催眠音声としても出来は良いので、購入をして損にはならないと思います。

ゲーム部分は、古き良きドットの良い意味での粗さが感じられるレトロ調。
RPGとしてのバランスもしっかりと取れており、シナリオのボリュームも申し分ない。
アダルト部分は、主人公の人妻という設定上、快楽に溺れる様が実に良く描けています。
大人向けのRPGとして実に秀逸な出来です。

ささやき庵に、また新しい小町が登場しました。
やさしい口調で甘やかしてくれる、お姉さん小町です。
イメージイラストからも判るとおり、豊満なバストの持ち主です。
もちろん、プレイはその最大の武器を前面に押し出したものとなっており、男性諸氏の期待を裏切るものではありません。

本作は、『萌えゲーアワード2012』の『ニューブランド賞金賞』と『エロス系作品賞BLACK銀賞』の二部門受賞作です。
タワーディフェンスものとして、それ単体でプレイヤーをのめり込ませるほどのパワーに満ちていながら、アダルト部分においても決して手抜きをしていない名作であると言えるでしょう。
自信をもってお勧めできる、遊べるアダルトゲームです。

妖艶な踊り子が、実演を交えながら、初心な少年に性の手解きをしてくれます。
美しい年上の女性に優しく誘惑されながらの童貞卒業は、多くの男性が一度は夢にみたシチュエーションでしょう。
プレイの内容は搾精というだけあって、なかなかにハードかつフェティッシュなものが揃っています。

成人向けRPGのお手本になるぐらいに完成度の高いRPG。
やりこみ要素が多く、かつ難易度もストレスなく先に進めるように調整されています。
また、冒険の過酷さを物語る、容赦ない陵辱イベントも豊富で、プレイヤーを飽きさせない造りになっています。
随所に製作陣のRPGに対するこだわりが感じられる、よい作品です。

『ささやき庵』シリーズで有名なVOICE LOVERの、これからの展開が楽しみな新シリーズ。
性に目覚めつつある王子様に、やさしく手ほどきをしてくれる教育係のお姉さま。
しっとりとした色香のなかに、どこか可愛らしさを含む、年上のお姉さまとの一時を楽しみたい方は是非。
個人的に重要なポイントは、女教師ではなく、あくまでも『教育係のお姉さま』であるという点です。