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2017年09月03日
羽丘さん自身の実演パートとリスナーへの挑戦という
オナサポパートで構成されています。
挑戦に失敗したリスナーを軽く罵るような台詞があるのですが、
怒っていてもどこか可愛らしくてほっこりします。
それ以外のパートはいつものほんわかした羽丘さんです。
前作同様に、実演中の細かな状況の説明やの語りかけなどで
聞き手との距離を近く感じさせてくれる雰囲気があり、
ヌキ目的じゃなくても何となく聞きたくなるような魅力があります。
羽丘さんファンな自分は大満足な作品でした。
聞いたことないよって方、とりま体験版を聞きましょう。
今作でファンになったよって方には、前作もオススメします。
ふんわり優しい雰囲気が全編に溢れていて、
見守られながら眠るような気分にさせてくれます。
愛枝今日子さんの囁きは自然で可愛らしく、
安心して気持ちを委ねることができます。
寝息の演技は口呼吸が中心なので
終始キャラクターを感じることができるのがポイント高いです。
それでいて不自然さを感じさせないのが素晴らしい。
「好きだよね?」からリラックスを促すトラックを経て
「おやすみ」に至るまでを寝息で挟む構成も良いです。
どの段階で眠りに落ちてもいいような配慮を感じさせます。
バイノーラル録音なのでイヤフォン等で聞くのが通常だと
思いますが、枕元から頭ふたつ分ぐらい離した位置に置いた
スマホのスピーカーから小さめの音量で流すのがオススメです。
夏の夜の寝苦しさが和らぐ、実用性の高い作品です。
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他の作品で催眠音声の味を覚え、次に手にしたのが本作です。
キャンドルマンさんの作品は初めての購入となります。
初めての催眠音声作品ではすんなり催眠に入ることができたのですが、
本作は入りづらいというのが第一印象で、実際に最初の2〜3回は途中で断念してしまいました。
ただ、その後はコツ?を掴んで結局ずっぽりハマることになるのですが。
そのコツというのは、私の場合は「最後までちゃんと聞くこと」でした。
私と同じように催眠初心者で本作に入れない方に向けて書くと、
暗示パート(初回コースで言うと最初の約70分)でイマイチ入った感覚にならなくても気にしないことです。
暗示パートではトリガーである効果音に対してイメージを言葉で結び付けるのですが、
このイメージと現在の自分の状態が一致していなくても問題ありません。
そのまま聞き続けるのが大事です。ただ、集中力が続かずに駄目そうなら、
その日はもう諦めて別の日にトライしてください。
また、無機質な効果音がトリガーというのも特殊で取っ付きづらい印象ですが、
その違和感こそが本作のポイントのひとつなので、そのまま受け入れてください。
効果音は道具であり、その違和感は道具の存在感そのものです。
私はそういうものに馴染みがないためあくまで想像に留まりますが、
馴染みのある方なら恐らく記憶と結び付くので感じ方は全然別物なんでしょうね。
暗示パートを抜ければ、情け容赦ない本番が待っています。
長時間かけて染み込ませた暗示の威力を、イヤというほど思い知らされることになるでしょう。
全然平気だったはずなのに・・・と思ったときには既に手遅れです。
初心者でドMという訳でもない私でも楽しめましたし、
組み合わせを含めると多数ある効果音の暗示を入りやすくするための配慮など、
マニア向けっぽいイメージとは裏腹に意外と間口の広い作品なのかも知れません。
初めて購入した催眠音声作品です。
このカテゴリーには他にも有名な作品が沢山あるようですが、
比較的新しい作品でかつバイノーラル録音というのが決め手となり本作を選びました。
正直、今まで催眠というものに疑念を抱いており
手を出したのも興味本位に過ぎなかったのですが、
実際に体験してみるとこんなにハッキリ催眠にかかるものなのかと驚きでした。
できるだけ素直に心身を整えて音声に身を委ねると徐々に暗示にかかり始めます。
それは、はじめは体の一部を走る微細な電流のような形で表れ、
段階を経て全身に広がる鈍い痺れとなります。
紗藤ましろさんはいくつもの声色と緩急を見事に使い分け、聞き手の心に侵入します。
彼女は聞き手の心理を穏やかに誘導し、時に揺さぶりをかけてきます。
その揺さぶりによって生じる僅かな動揺を見抜くという形で侵入がはじまり、
水が砂に染み込むようにやがて深いところに達します。
侵入されるたびに体を走る痺れの強度と範囲が増していき、
紗藤さんの声が聞き手の奥深いところに直結する頃には全身の細かな痙攣が止まらなくなります。
もはや体の自由は奪われ、導かれるままに反応する状態です。
そこからは、めくるめく快楽の渦に身を任せるのみです。
複数全身責めから連続寸止めを経ての長時間絶頂が待っています。
最後は歯を食いしばり仰け反ってしまうほどでした。
本作の売りのひとつであるバイノーラル録音は、要所で効果的に使われている印象です。
紗藤さんの甘すぎず強すぎず、しかしその両方に成ることができる声質と相俟って、
実に甘美な空間に浸ることができます。
催眠初体験なので比較対象がありませんが、きっとかかりやすい作品なのでしょう。
音質も良く、これといった不満も思い付かない完成度の高い作品です。
2014年07月31日
3人の声優さんをインタビューという形の言葉責めにする作品です。
当シリーズは初めてでしたが、野上菜月さん目当てで購入しました。
質問内容と大まかな流れのみが指示された状況で、
声優さんがアドリブで演技をしているような感じです。
そのアドリブ部分にいかに声優さん自身のパーソナリティを感じ取るかというのが
本作の面白いところです。
質問こそ全員共通ですが、声や演技はもちろん、
トーク内容やシチュエーションの解釈や展開のさせ方も三者三様なので
どのトラックも違った気分で楽しめます。
目当ての野上さんパートはファンとしても満足な内容です。
本作は若干古い作品のため近作で聞ける野上さんの演技と較べてしまうと
当然ながら発展途上な感はありますが、当シリーズ初見の人への気配りや
展開の組み立て方、中盤以降の盛り上げ方はさすがです。
収録時間も48分以上あり、3人中最長です。
何より野上さんの素顔を少し見られた気分になるのが嬉しいです。
レビュアーが選んだジャンル
2014年07月17日
野上菜月さんの、他の作品とは別の一面が聞けそうなので購入しました。
具体的な行為の描写がほぼ無しでひたすら言葉責めされるという、
本格的(?)なM向けのちょっとマニアックな作品です。
野上さんは、艶のある低音の声色で演じています。
圧を感じさせますが声を荒らげるような熱はなく、
穏やかに微笑むようでいて冷たく非情です。
聞き手は彼女の僅かな感情の機微のなかに許しや喜びを見出して
倒錯的な愛情を抱くことになります。
台詞の中にはメタ的な内容もあるので、
野上さんご本人の言葉だと妄想することも可能です。
自分にはこっちの属性はあまりなく
いつもの温かい野上さんの方がいいなと思うのですが、
それでも感じるところはあるので作品の説得力は高いと思います。
個人的には、ここから更に下克上展開がある方が好みなので
別の作品でそういうのを期待します。
他の作品で野上菜月さんのファンになり次に手にしたのが本作ですが、
いきなり極めつけの作品に出会ってしまった感があります。
野上菜月さんがご本人役を演じるというメタ的な企画がまず秀逸です。
声優さんによってはお断りされるんじゃないかと素人には思えてしまうそんな企画に、
恐らく期待された以上の演技で応えたであろう野上さんの懐の深さと実力。
その両者に脱帽です。
本人役 + 全編アドリブという2つの要素によって、
現実と虚構の垣根が曖昧になる仕掛けがされています。
お相手しているのは、野上さん?それとも菜月お姉さん?そういう感覚です。
音そのものはかなりの臨場感がありますが、
台詞の一部でリアルとは別ベクトルの独特な言葉使いがされているためリアル一辺倒ではありません。
このあたりは野上さんのバランス感覚でしょうか。
欲を言えばもう少し余韻を楽しむ時間が欲しかったですが、
野上さんファンなら必携、そうでない方はきっとファンになってしまう素晴らしい作品です。
2014年07月16日
多数のスキルが追加される拡張パックです。
プレイの幅がかなり広がるので、
お気に入りのメイドが出来たら次はこれを導入するといいと思います。
メイド品評会はスキルを使用することで得られる得点をNPCと競うミニゲームです。
勝利するとランクが上がり、報酬を獲得できます。
「恥ずかしいダンス」も報酬のひとつです。
品評会は高レベルのメイドには余裕の難易度なので、
低レベルの頃から挑戦した方がいいです。
そういう意味では、早めに導入しておきたいパックのひとつです。
2013専用のスキルを含め、複数プレイの拡充が個人的には嬉しかったです。