７７７'s Review List

結論から言うと、ネタや話の筋はファンタジーエロ小説として好きなものを打ち込んでいる感じがあるのだが、徹頭徹尾セリフが説明調になっているのがイマイチ。

姫騎士ならぬ王子騎士?と二人の女騎士一行が、魔王城でも精霊の力を借りて安全なテントで3Pセックスする。余裕で魔王も攻略するほどの力を持っているイキった三人組を分断しながら一人一人、触手の魔王が洗脳したりTSしたりして孕ませハーレムの逆転勝ちへと持ち込もうとするというのが本作。
筋肉に自信のある平民出の幼馴染騎士とプライドの高い上級騎士と、人生舐め切ってそうな王子を屈服させるという話はまあ王道的。
しかし、それを全部「私は筋肉に自信があるよ!」とか「こいつを洗脳してやろう」とか状況も行動も逐一説明し続けたらエロ小説なのにソードマスターを読まされてる気分になるぞ!
もちろんもともとちょっとコメディタッチに描いているところは感じられるのだが、本当に全部セリフで説明しているとは思わなんだからな…。

イラストはエッチで、エロトラップ的要素も盛り込んではいる。

寝取られや寝取らせを期待するとかなり困惑すると思われる。
本作は最初こそ寝取らせを満足させようと妻を抱かせる趣味を爆発させてしまうところから始まるが、寝取る側の少年がものすごく手際がよく、しかも次々とセックスで周りの女を堕としていき、最終的に自分の目的を果たすために寝取らせに乗ったことが明かされる。
主人公は寝取られるおっさんではなく、寝取る少年の方だったのだ。

寝取られと見せかけて話がひっくり返るのはなかなか面白いが、手法や堕ち方がめちゃくちゃ強引である。堕とした順番で妊娠時期がそれぞれ違うことなどは重要だが、女にあまり個性を感じなかった。

エロスーツを着て女の子しか闘えない世界で、オスばかりが増えてしまった超次元から繁殖のために怪人が押し寄せてくる!
という話だが、ヒロインは悪堕ちありきで堕とした感が否めない。これは悪堕ちと繁殖のどちらがゴールかはっきりしてないからで、たとえばヤクモが繁殖しないので、繁殖の機能を向上させる超次元技術を使ったら悪堕ちしたとかだと少し違っていただろう。
悪堕ちに異種姦、ふたなり化、ボテ腹出産と好きなものを詰め込んだ感じだろうか。

学校の女子全員に好かれまくりのショタが10人のグループに抜け駆けしてハーレム状態になる話。
ただハーレムといっても男が従わせる系ではなく、女子グループの理屈で目を光らせながら、自分だけ特別扱いしてほしいって感じがぷんぷん出ているやつである。それぞれアピールの仕方は違うが、抜け駆けした!相性がいい!中出しした!記念に撮影!などして、最後は10人が交代制彼女へ…
というかショタくんの方が精液出しまくりで10人を相手にできる豪の者というか、顔のかわいいちんぽって感じがする。

前後編に分かれた寝取りシリーズ。前作は美少女二人を競わせるようにして堕としていったが、今回は自分をいたぶる町の有力者の息子の若い嫁を脅して犯す。
本作は寝取りクズのおっさんがどうしてクズになったのか、その起源(オリジン)が分かりつつ、女を屈服させることでしか自分を証明できないかなしさみたいなダークヒーロー感が出ている。やってることはレイプ魔だが、自分が中出し受精させた子供には必死になったりと面白い。
ヒロインは寝ぼけている間に受精済み。一年後に再びおっさんに目をつけられるが、精神的にはなかなか屈服しない。
と言った前編とは一転、後編ではおっさんの息子らしき人物の育成編が始まってしまう。もちろん息子には復讐の念はそこまで強くないので、息子は別のヒロインとイチャイチャし始める。
もちろんおっさんのキャラを見つめる旅ではあるが、これは迷走の感が否定しきれなかった。落とし所が掴めなかった印象だ。

そのお菓子教室で習ったお菓子を作って告白すると必ず告白がうまくいく…という誘い文句に騙されてやってきた女の子たちが、薬でとろとろにされて犯されてしまう。

催眠薬という設定だが、オンオフスイッチで淫乱の切り替えや命令ができる催眠術と違い、薬で意識を混濁させられているところへエッチないたずらをされ、そのままレイプされてしまう。
最初は嫌がりながらも抵抗できずに、想い人だと思ってセックスしようと持ち掛けられ、そのまま一晩中調教される。基本は表紙の制服少女が中心で、ほかの子をつまみ食いする、といった内容。
最後には少女も堕ちきり、ばっちりボテ腹になってスローセックスを楽しむことになる。

薬を使ってのセックスなので、全体的にあまり激しい描写はない。

ステレオタイプだが、なよなよしたいじめられっ子と不良とそれを止める筋肉の幼馴染がいる中で、いじめられっ子が突如、ピカピカの女の子にTSしてしまうという漫画。
かわいくなったいじめられっ子は不良に言い寄られて学校のトイレで処女を奪われ、そのまま家に連れ込まれて中出しをキメられてしまう。

キャラがTS化しても、もともと女の子っぽいせいか、程よく貧乳(スレンダー)でかわいらしい。セックスシーンはいじめていた不良のみ。

ただ漫画を切り張りして見せているせいか、どうも絵的に見づらくなっている。いろいろ設定をつけているわりに孕ませについては断面図のシーンが少しある程度。半分ほどストーリーを見せて、寝取り&寝取られ気味にも見せているが、もっと焦点を絞った方がよかった。

漫画版で知ってはいるだろうが、ほぼそれを追った小説。
性格が悪い男が弱みを握られていじめに遭うも、催眠術が効いて三人に復讐するという話。小説版ではヒロインの一人の真田(巨乳で見た目優しそうだが、頭の中では見下しまくり)を特に注目して、催眠調教される様子を描いていく。
改めて見るが、やはりこの作品のプロット自体の強さに感服する。エロでの催眠術はなにかと男が思い通りにすることだけに焦点を当てるが、「好きでもない女子に犯されるのは男にとって屈辱」という催眠が、女子三人の性格の悪さから「嫌いな男子をレイプして妊娠すれば絶望するだろう」というとんでもない発想を導いてしまう。
小説版を読むと真田はもともとセックスで相手を虜にしたり、いずみがいじめた相手をフォローして支配してきた。つまりこの三人は思い思いの方法で他人を支配してきたのであり、相手を支配する催眠術がそれとぶつかり合ったのだとわかる。
真田と紗英が催眠術解けて絶望するシーンは漫画版の補完として必見。

本編のアナザーエンドを収めた番外編。
裏切りの女幹部が妹のようなヒロインとともに苗床出産地獄に落とされてしまう。さまざまな手段で絶頂させ、妊娠させ、出産させ、それを快楽と結びつけていく。
本編の奇跡要素を潰して凌辱していくのと、本編で苗床にするつってたのに逆転したから出来なかったところをうまく達成。絶叫しながらイキまくる。
個人的にはセックスに狂ってる時と正気に戻った瞬間のテンションの上がり下がりがジェットコースターなみにヤバいと感じる。絶頂はして欲しいが絶望もして欲しいというか、たまに正気に戻ってね!みたいな作者の無茶振りを感じる。もう少し落ち着いて妊娠してもよかったのではないか。

いわゆる悪の女幹部もの。
ライバルキャラ・敵キャラが味方になる展開は熱いが、すぐさま信じてもらえる訳ではない。それを逆手に取ったエロ小説で、悪の女幹部が妹の死から裏切りを決意するも、逆に味方の基地の情報を調教で抜かれたり、人間側に正義のお仕置きレイプといって公開凌辱されたり(前から思ってたけど正義じゃない。あとそれがちゃんとシナリオに生かされてる)とやられ放題。
妹のように思っていた味方のヒロインを、ちんぽ生やされて自らの手でレイプする羽目になるなど、散々な目にあってしまう。意外とその堕とす面が考えられている。

本作の問題はあえて言うなら解決策が雑なところだろう。「変身ヒロイン」がそのままそう呼ばれてるのはどうも妙だし、ラストの急な解決はびっくりした。
ちんぽでヒロイン結ばれそうだからいいなと思う。