一般人的赏析一览

正中線の講義は前回には無かったので、心待ちにしておりました。実際、武術を齧ったことのある人ならば、一度はその単語を聞いたことはあると思います。
しかしながら、実際の運用には長年の訓練やセンスが必須とされるような雰囲気もあり、掴めた様で掴めない、そんな泥沼に嵌まりがちです。
この作品はそういう部分に具体的な光を当ててくれていると感じました。興味がある方なら、損はしない内容です。

基本となるストーリーは一本ですが、様々なバージョンを楽しめるようになっています。ナレーションだけで進む場合と、それ以外の場合とでは、別の作品といってもよいくらいに違いが有ります。一つの作品を色んな角度から楽しめるような工夫を感じました。

実際の武道稽古でも、見えない腕を想像しながら動く、などという方便というか、教えられ方をしますが、やはり、ピンポイントで理解しているのか、といわれると答えに困ったりします。
実際に指導された経験の中で、判りにくかったこと、説明不足に思えたことが、音声の中で、一つの形で説明されたいたことに感動しました。

実際に合気道を習っていたことがありますが、こういったものは抽象度が高く、実際に出来る人から教わっても微妙だったりします。作品ではそういう、曖昧になりがちなところを具体的に、精彩に描いてくれているので、とても助かりました。意識体術シリーズの続編に期待します。

ドンドンと相乗的に快楽が積み重なっていく、そんな作品です。
数字と催眠はよく合わせて用いられますが、どうにも飽きてくることが多いことも多いのが事実。

しかし、この作品では飽きることがありませんでした。それはひとえに声優さんの力量と作りこまれたテキストあってのことでしょう。次回作にも期待しています。

音楽と催眠の融合、それを強く感じました。音楽をかけながら単体作品を聴く、というのは自分で用意しなければなりませんし、パート別にあった音楽という意味では、中々難しいものがあります。作品自体に最初から音楽が挿入されているというのは助かりますね^^

シナリオもいつの間にか世界に入っているくらいの出来です。お勧めです。

声がないのが残念ですが、それを差し引いても余りある魅力が感じられる作品です。
「パンスト」の描写がリアルで、力が篭っているのがわかります。テキストもしっかりしており、無理なく世界観になれていくことができる感じに仕上がっています。

それくらいの作品です

戦闘も工夫しないと苦戦する、或いは楽には行かない。しかし、コツを掴めばその困難さが逆に楽しく思えてくる。

そういうロールプレイングとしての基本的な楽しみが、絶妙な調整によって成立しているところが凄いと思いますね。

続編やスピンオフ作品などにも期待しています。

ドラマティックな展開があるとないとでは、作品への没入間が違いますね。そのことを再認識させられた作品です。

回を追うごとに、RPGとしても完成度が高くなっており、プレイしていてストレスに感じるような要素も解消されています。

次回作にも期待したいです。ありがとうございました。

絵柄もいつも通り、つぼをついたもので素晴らしいと思います。
ただのCGをぼーっとみるよりも、戦闘中にやられながら、というシチュエーションが付加されることで、また違った味わいをえることができます。

この価格帯では限界なのでしょうが、戦闘中のシーン進行度合いに応じた差分CGや、ちょっとした選択肢の分岐などもあれば厚みが出る気がします。