最新鑒賞

お嬢のトルセへの想いを言葉で聞かされ、お嬢とトルセが何やら約束をしていることに嫉妬したヨルムがトルセを呼び出し小屋で独り占めえっち。
怒っていたと思っていたヨルムの積極的な情事にハッスルするトルセ。イかされて涙を流すシーンが印象的でした。
ヨルムもお嬢もトルセが自分のことを好きだと自惚れていて性的にもアプローチしているところがたまりません。

あきらちゃんとはじめてを過ごした夜に美佐恵さんに電話するまー君。電話中にあきらちゃんがフェラというドロドロなシチュエーションかと思いきや、あきらちゃんのストレートな性格が出て一緒にいることを正直に報告。そのまましけ込んで朝帰り。
美佐恵さんは2人の情事を想像して悶々とします。翌日はムラムラしてしまった美佐恵さんからの誘惑…たまりませんね。

とある一人の恐ろしい少女によって、三人少女達が可哀想な目に遭う話です。救いはないため可哀想な話が好きな方は楽しめると思います。
何もしてないのに理不尽に可哀想な目に遭う子もいれば、自業自得と言えなくもない子もいますが、これらが一人の少女によって壊されていくのは読んでいて恐ろしいですね。特に自業自得の子は家庭崩壊する上に本人も崩壊するので救いがなさすぎますね。面白かったです。

タイトルの「堕として欲しいの」通り、快楽を忘れられず自分から堕ちにいっちゃうヒロイン、嫌がっているところから快楽に堕とされるヒロインなどのシチュエーションが集まった短編集です。
風紀を取り締まる生徒会長が男達に犯され快楽堕ちする「彼岸に散る。」、痴漢快楽にハマり自分からまた痴漢されに行っちゃう「痴漢を止めないで」が個人的に好きでした。

収録されている話には背徳的なエロスを感じるものが多く、ビターエンドだけでなく、中にはハッピーエンドに繋がりそうなものもあるため楽しめました。
個人的には『妹の友だちセキレイちゃん』が特に良かったです。この話は傍から見ていると終始イチャイチャしているだけなのですが、セキレイちゃんのキャラと妹にバレるかもしれないという状況での行為が良い味を出していました。

きょくちょ先生の同人作品・商業作品ともに気に入っているので手に入れました。
作品紹介にもある、絶頂トロ顔マスターと二つ名が付けられているように絶頂したあとの顔が最高に素晴らしいです。
それと悔しそうな顔を描いた時も、最高に素晴らしいのでオススメの作家さんです。
過去の商業作品でリリースした作品の続編が読める作品になっていますので、過去作と一緒に読んで欲しいです。

どの話も救いのない話ばかりなので、バッドエンドが好きな方は楽しめると思います。
どの話も良かったのですが、個人的にはこの単行本の表紙にもなっている『抗魔の聖女、何一つ守れず膨乳石化イキ狂い』が特に良かったです。タイトルに偽りなしの内容となっているため、膨乳や意識を保ったままの石化が好きな方には特に刺さります。