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憧れの三井美穂との初体験で、すっかり調子に乗った二宮銀治
そんな彼を、町の自習室?で待っていてくれた、何も知らない山本舞香
自習室が閉まる前に、彼の荷物を持ち出してくれたようですが、彼女の気持ちにつゆほども気づかない銀治は、心無い言葉を投げかけてしまいます

こいつ、本当に人の心がないっていうか、いちいち行動がイラっとする気が…
でも顔は可愛い系という判定のようで、登場する女性に可愛がられているのが、なんともたちが悪いですね(笑)

正真正銘の上流階級のお嬢様である三井美穂に誘われ、彼女の家に行った二宮銀治は、そこで三井美穂の兄、三井理人と出会います
なんだか不思議な雰囲気を纏った三井理人に圧倒される二宮銀治でしたが、その場では特に何もなく

その後、学生時代のようにだべっていた二宮銀治と三井美穂でしたが、会話の流れでなぜかセックスをする流れに…

二宮銀治が童貞を失ったその部屋の外で、兄である二宮金治の名前を何度もつぶやく三井理人が怖かったですね(笑)

自他ともに認める地味メンで、上流の人間に憧れる主人公二宮銀治
彼は兄の二宮金治に恩があるという、正真正銘の上流階級の上級生、三井美穂と出会い、人生が一変します

それまでは、幼馴染の金髪美少女山本舞香に憧れていたのに、本物の上流階級女子に出会ったとたんに魅力を感じなくなるなど、なんだかどこか足りない人といったイメージの彼は、その山本舞香に惚れられていることにも気づかない様子

三井美穂を追って無茶な受験をした結果、2浪してしまった二宮銀治は、ある日三井美穂に呼び出され…?

彼女の父親が強面で健全な付き合いをしてた主人公が年下の彼女に揶揄われる感じが微笑ましいです
お互いの指にクリームをつけて舐め合わせるのも彼女の舐め方がいやらし過ぎてエロく感じられました
主人公に指がそんなに清潔じゃないと言われたヒロインがポッと頬を赤らめて可愛らしい女の子っぽい表情なのにエロ方面のこと言ってるのが笑えました

憧れる相手に対し、率直な思いをすっと言葉にできない初心な部分、引っ込み思案な面を持つ性格がかわいらしいヒロイン。でもそこを弱みとしてつけこまれるように、好き放題されてしまうのは、読んでいてちょっとかわいそうでした。ただ、電車内というシチュエーション、更には想い人の眼前で汚されていく姿にはそそられるものがありました。

物語の出だしからして、ヒロインこそが変わりものと言うキャラクター付け、またそれを基軸とした展開方法をなされるものと思って読んでいたら、まさかの町全体が常識外れの様相を呈していて、この部分が露呈していく演出方法は読んでいてとても面白かったです。この1話目では物語の核心に触れる部分はまだ出てきませんが、でもそれがあってこそ、ここからどのようなものが見られるのか、非常に強い興味をそそられます。