最新鑒賞

『性交』の授業がはじまって1週間…1年次初期は基本となる『正常位』『後背位』『騎乗位』の『三大体位』から学ぶことになる話なのですが、導入部での”準備体操フェラ”と称する、全ヒロイン勢ぞろいのフェラの様子とその迫力に圧倒されちゃいましたね!!チロチロと舐めるフェラやジュポジュポと舐めるフェラ…それぞれに魅力アリですwww♪

ちなみに、
表紙絵を飾るヒロイン『小日向ちゃんの後背位』は見られますが、次回に詳細は持ちこしみたいです…☆

鬼束直先生の『ひめinディストーション』の後日談である『ひめinオーバードライブ』を読めただけで、個人的にはこの雑誌を買ったかいがありました。フェラしかしてないのにこの子はどうしてここまでエロいんだ。

ボーイッシュヒロイン好きとしては、さつよ先生の『俺が食べるから』もすばらしかったです。

チグチミリ、猫男爵両先生の作品も大変おもしろく、掲載作すべてが当たりというのはなかなかないことだと思いました。創刊号だけあって力の入れ具合が違いますね。

気になる漫画家が二人以上いる方は買って損はないでしょう!

サラが生まれつきサキュバス因子を持っている設定なので、さぞかし日夜搾精に勤しんでいるのかと思いきや、さにあらず。
どうもセックスは「必要に迫られてしているだけ」という何とも冷めたスタンスで、当然ながらそこに快楽やオーガズムなどあるハズもなし。
しかし、ほんの気まぐれでショタ君を引っかけたのを皮切りに、サラが自分でも気付かなかった性癖と、かつてない興奮に目覚めていく事になります。

ただでさえおねショタだと受け身に回る事が殆どのショタ君が、お相手が搾精のプロのサキュバスとなれば、どちらが優位なのかは言わずもがな。
発情のあまり本性を表したサラを前に万事休すかと思った矢先、それに負けじとショタ君が一転攻勢をかける、少年漫画的なアツい展開はグッと来ます。
気になったのは漫画特有の説明的な言い回しが少し多かったくらいで、同時購入した「満たして発情クエスト」共々、楽しませて頂きました。

田舎から都会に出てきたばかりで心細さを感じるティコ君に、親切な人を装って強引にパーティーを組むルーナの手口は、まさに初心者狩りの手口。
しかし彼女の目的は金品などではなくティコ君自身(正確には彼のちんちん)で、胸とお尻で序盤から巧みにティコ君を誘惑して「仕込み」に入る周到さ。
ギルドのおっさんの会話から常習犯である事が分かり、そのまんますぎる不名誉な通り名まで付けられているのが笑いを誘いました。

濡れ場は童貞相手にも手加減しないルーナが、一方的にティコ君を逆レするオーソドックスなおねショタなのですが、終盤ふとした事で流れが一転。
焚きつけた側が、ついさっきまで女を知らなかったショタ君にヨガらせられ、アヘらされるという珍しい展開が繰り広げられます。
どちらか一方が惨めな結末を辿るような暗い話ではないので、おねショタは好きだけどネガティブな話はイヤという方でも安心して読む事ができます。

最初の1ページ目で本作がどういった話なのかは大体掴めますが、要は敗戦国の王子が敵国に捕らえられ、種馬としてコキ使われてしまう話です。
竿役の殿下がかなり幼く(エルフなので実年齢は不明)、開幕からすっぽんぽんでブルブル震え、今にも泣き出しそうな顔は何とも哀れ。
それでも自分以上に悲惨な目に遭わされているであろう親兄弟の事を思い、覚悟を決めるまでは良かったのですが、すぐに尻込みしてしまうヘタレっぷり。

ここまで聞くと、殿下が肉体と言葉の暴力でボロボロにされる悲惨なHシーンを想像するでしょうが、そんな事はありません。
と言うのも、メインヒロインのクニトニスは冷酷なわけではなく、敬意を持って優しくセックスのイロハを、実技付きで教えてくれるからです。
二人は母と子くらいの体格差があり、しかもクニトニスがムッチリ豊満な肉付きなので、殿下を押し潰すような危うい性交となります。

終盤になると種馬生活に順応したのか、良くも悪くも少しだけ変わってしまった殿下が拝め、ラストはほんの少しだけ後味の悪さが残る幕引き。
殿下の家族の境遇や、何故館に人間の女性がいるのかなど色々と考察の余地がある、短編ながら密度の濃い作品でした。
惜しむらくは、殿下の専属侍従であるベルニルとアニナスがチョイ役ながら良い味を出しているのに、殆ど掘り下げられないことです。