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一昔前の世界が舞台になっているスピリチュアルホラー作品。
神をその身に宿したヒロインを巡って数多の人間達の陰謀や欲望が交錯していき、状況がどんどん激化していく様子に不気味な緊張感があって迫力満点である。
ヒロインの「麻里亜」が次々と悲惨な目に遭うのが今作の特徴であり、能力を失ったりジャングルで強姦されたりするなどの悲劇が絶えない。そんな辛い境遇の中で一度は廃人となってしまった麻里亜が道中出会った仲間達と共に再起するという展開には多少の救いが感じられたのが良かった。
登場人物の悉くが死亡してしまうが、一応ハッピーエンドである。