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「今日の授業は、地球人の繁殖活動の観察です。」 へのレビュー

    • SFモノに登場する異星人は得てして地球人を劣等種族と見做し、上から目線で一方的な物言いをする、というイメージは少なからずあると思います。
      本作に登場するウニヤ星人も例に漏れずですが、生まれて初めて見る人間の性交を「野蛮で動物的」と馬鹿にしつつも、興味津々なのは明白。
      散々コケにしておきながら、セックスに没頭する二人を見ている内に発情し、絶頂を羨ましく感じるようになった辺りから事態は急展開を迎えます。

      壮大なスケールの話になったかと思うと、見学者の一人が「自分も体験したい」と名乗り出たのを皮切りに始まる、人間とウニヤ星人によるまぐわい。
      正直そういう漫画なのは分かっていたので、こうなる事は予測済みでしたが、そこに至るまでのストーリーの見せ方がとても上手なのです。
      上辺ではけなしながらも、心の奥底には性欲が燻ぶっていて、それがジワジワと全員に燃え広がっていくのが分かる描写が実に秀逸でした。

      そもそも単独で繁殖可能なウニヤ星人には、快楽目的で性行為を行うという発想がなく、快楽を得る手段も限られているようでした。
      だからこそ、単なる繁殖行為ではない人間のセックスは、彼女(?)達にとってはまさに未知との遭遇。
      人間との性交を通じて「セックスとは何か」を、ウニヤ星人の視点を通じて改めて学べる教育漫画的側面もある…のかもしれません。

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