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TSもの好きなら必読と断言できる『ハルキくん』シリーズもとうとう4作目です。
これまでの表紙を並べてみると、ムスッとした男の子みたいな表情から笑顔へ、
そして女の子らしい柔らかさをたたえるようになっていることがわかります。
しかも肩出しワンピ(こういうのを持っていなかったのでお母さんから借りた)!

馴れ初めからして性的でしたので、既にえっちなことをする関係ではありましたが、
TSっ子ゆえにどこか同性意識があり、本当の男女にはなりきれていなかった二人。
しかし前回のラストでついにハルキくんは先生への好意を自覚しました。甘酸っぱい!

おうちデートに誘われたハルキくんは当初友達の家に行くような感覚でいましたが、
先生を喜ばせてあげたい、女らしく恋人らしくしなくっちゃと思い直して奮起します。
少女漫画やネットで見知ったあの手この手を必死にこなすハルキくんが健気でかわいい。
たどたどしいアプローチに翻弄される先生もかわいい。私の中の夢女が疼いちゃう!
そこからの急展開といい、次巻の予告といい、今年もハルキくんから目が離せません。

女の子として開花していく心と体、女ってこういうもんだよな!という幼く危うい知識。
男性からは遠ざかりつつ、生まれついての女性にもなりきれない複雑さが描かれます。
もしTSっ子がいたらどのように感じ、どう育っていくのかをつぶさに見るような名作です。