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「EUPHORIA~悦楽の車両~」 へのレビュー

    • 2017年12月09日
      レビュアーオススメ!
      KUKURIさんの作品では、同じ様なコンセプトの「痴漢レッスン」が過去に出ていますが、比較すると、内容としても音質としても、とてもボリュームアップしています。

      この作品は聴き手が主人公の女性自身になりますので、喘ぎ声や台詞の音声はなく、ナレーションで淡々と現在の状況、主人公の心情、痴漢の動きなどを小説の様に伝えられます。
      ただし、ナレーションは機械的でなく、非常に巧妙で、聴き手の羞恥心や欲望を煽る様に喋りかけて来るので、シチュエーションや女性自身の心情をイメージして興奮出来る方にはむしろとてもハマる作品でしょう。過去作に比べても声のトーンや話のタイミングが非常に好みでした。
      導入全体と、ストーリー中の随所に催眠音声の手法が入っており、語り自体も催眠音声のそれに近いものだと思いますが、催眠にかかれなくても十分に楽しめますので、催眠導入は躰と心をリラックスさせてイメージを柔軟にするくらいの向き合い方でもいいのかなと思います。

      ストーリーは、痴漢に対する嫌悪感や忌避感が主軸ではなく、知らない誰かにされる羞恥、誰かに見られるかもしれない状況にも関わらず快楽の為に流されていく、というシチュエーションで、主人公のセックスに対するネガティヴな心情というのは出てきませんので、内容としてもライトな感じです。

      このシリーズのテーマ通り、「女の子」になって痴漢される、というシチュエーションに興奮できるなら、是非にもオススメしたい作品です。
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