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「呪術師に転生したので皇女全員奴隷にしてみた」 へのレビュー

    • 2023年09月05日
      レビュアーオススメ!
      エロは、主人公を毛嫌いする皇女たち(一人だけ理解があるが、その娘も犠牲となる)を次々凌辱・奴隷落ちさせてゆく作品である。ほぼ全編が表題作であり、おまけで別シリーズ作品が一編、収録されている。
      いずれの作品も凌辱一辺倒であり、犯される悔しさ、穢される恐怖、失った尊厳に対しての悲しみがたっぷりと描き込まれている。また、リョナ趣味も盛り込まれており、処女喪失の際には破瓜の血が竿に纏わり付き、刺されて流血、挿入・ピストン時は快楽に甘い声が漏れると同時に、苦痛も伴っていることが分かるヒロインの反応など、「痛み」の描写も優れている。なお、いわゆる猟奇のような描き込みではなく、大量出血や臓器露出といったグロテスクさはないため、リョナ入門といった突っつきやすさである。

      さて、以下にお気に入りを寸評するが、表題作からは全滅好き故に第5話(最終話)、おまけの一編について取り上げる。
      第5話では、奴隷に堕とされた皇女たちが市井に売られた後をそれぞれ描いている。エロそのものだけでなく、奴隷娼婦、奴隷実験体、奴隷剣闘士など、奴隷シチュの定番が万遍なく配置されている手際の良さもよい。
      私見だが、作者様の作品群が特別に凌辱感が強いのは、ヒロインたちの報われなさにあるのではないだろうか。要所で垣間見える本シリーズの国民たちは、皇女たちをあれだけ尊敬していたのに、奴隷堕ちしてからは誰も助けず、率先して犯しているようなものだ。守ってきたものが勝ちのないものに思え、そのことがより悲劇を際立たせる。

      おまけに「ジュエルメイデン」が収録されている。ヒロピン・敗北のほか、クズ市民からの性的搾取(娼婦シチュ)まで盛り込んだ贅沢品だ。徐々に希望が縮んでゆく閉塞感は表題作にも共通した絶望状況であり、テンポよく追いつめられるヒロインを収めた逸品である。

      3人が役に立ったと答えています

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