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リアルな登場人物の表情をイキイキと描写
している”べろせ”先生、前・後編一本と短
篇六本、本巻・描き下ろし一本を収録した
単行本。
印象に残った収録作品は、主人公”鹿島”の
実家は、お肉屋さん。揚げたてメンチカツ
が特に人気。同じクラスの女子”龍ヶ崎”と
揚げたてメンチカツで秘密の取引・・・な、
短篇「よく食べる龍ヶ崎さん」。食いしん
坊キャラの”龍ヶ崎”さんを、別の意味で美
味しく戴く”鹿島”が羨ましい、お話でした。
読んでいて感じたのは、登場するキャラの
生き生きとした表情を丁寧に、繊細に描写
している”べろせ”先生の筆致。リアルな表
現に驚かされました。『青春』感じる一冊。