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短篇と短篇のあいだに挿入された後日譚が
その本編の味わいを更に濃くする印象を抱
いた”Hamao”先生、短篇12本を収録した、
自身、通算四冊目の単行本。
印象に残った収録作品は、今は卒業し、ヒ
ロイン”宮子”の家業を手伝っている”大樹”。
ぽっちゃりしている体形を気にした”大樹”
はダイエットに挑戦するも倒れて・・・な、
短篇「hag!!」。本当は、ぽっちゃり体形
な”大樹”の事が大好きな”宮子”が、彼に処
女を捧げる、お話でした。
読んでいて感じたのは、もはや、”Hamao”
ブランド、と言っても差し支えない程の個
性を発揮している、各短篇作品の出来栄え
と完成度の高さ。”Hamao”先生の事を知ら
ない読み手が、購入しても、がっかりする
事など無い、と言っても差し支えない品質
は確保されていると強く感じました。
高度に安定した画力と構成力が魅力な一冊。