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収録されている全作品に、女の子の”泣き顔”を標準装備し
た”ながのろ”先生、二話構成の一本と、短篇九本が収めら
れた作品集。
印象的な収録作品は、勇気を振り絞って”彼”を誘い、ゴム
製品も用意したヒロイン。ドキドキしていると・・・・な
「びぎなーずふぁっく!」。せっかく、告白して付き合え
たのに、手とかも、つないでくれないし、メールもあんま
りしてくれない彼氏に”不安”を覚えるヒロインが、記憶に
残る短篇でした。
読んでいて印象的だったのは、”ながのろ”先生の好みなの
か、必ず”泣き顔”をみせる女の子達。作品によってヒロイ
ンが純情だったり、ビッチだったり、近親者だったりして
いるので、”涙の訳(わけ)”は様々(さまざま)。でも、それ
が”アイキャッチ”として読者の”目を引く”役割をしている
のは確か(たしか)で、”ながのろ”先生の設計が有効に機能
しているのかな、と、感じました。各収録作品の設定やス
トーリーが、バラエティに富んでいる印象の、短篇作品集。